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福岡県議会議員 守谷正人(もりや まさと)

五ヶ山ダム視察

2009-10-15 | Weblog
(写真:那珂川町の五カ山ダム建設現場を視察)

福岡県の五ヶ山ダム建設現場視察
 政権交代が起こった後、様々な政策の転換が行われようとしていますが、最近よく耳にする「ダム問題」について、我が県でも幾つかのダムで議論がいま生まれています。今回は我々は那珂川町に位置する五ヶ山ダム建設予定地を民主党県会議員の4名(諏訪下県議、泉県議、岸本県議)で視察しました。ダムはまだ建設されていませんが、周辺の用地の買収移転や付け替え道路などは整備されている状態です。ダムの建設予定地ではそのダムの規模の大きさに驚かされました。
 
この五ヶ山ダムは那珂川の上流、筑紫郡那珂川町大字五ケ山の南畑ダムと脊振ダムの間に建設する重力式コンクリートダムで、総貯水容量4,020万立方メートルを有する完成すると県内最大の多目的ダムとなります。五ヶ山ダムは通常の利水容量と渇水対策容量を併せ持つダムであり、異常渇水時には渇水調節を行いつつ渇水対策容量分から補給する目的もあります。
 また中国北部九州豪雨の時は那珂川の広い流域で洪水が発生しました。その為那珂川総合開発の一環としてこのダムが洪水対策の一翼を担うことになると説明を受けました。
 総工費1050億円は当初の予算よりも2割程度予算増の結果となっています。説明でも、出来る限り最小限の予算で工事を実施する事などの説明を受けました。しかしこの事業費の25%は国の補助金事業となり今後の政府の対応の影響を受けます。


 ダム建設現場の所長も「今回国からの説明が全く無く、地元の方から聞いた。非常に驚いている」と語られました。無駄をなくすことは必要です。しかし、その基準や事由を説明する事も必要です。今日の事案を会派に持ち帰りその必要性などについて議論したいと思います。

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