12月定例県議会開会

12月定例県議会開会

　福岡県議会の12定例会議会が1日開会しました。新型コロナウイルスや鳥インフルエンザの対策費等を盛り込んだ補正予算案など25議案が提案されました。
本県では新型コロナウイルスの影響で税収が大幅に減少することに伴い、一般会計でおよそ15億3000万円の減額補正予算案を提案。
　補正予算案では、事業の見直しや職員のボーナス引き下げなどで、172億円を超す減額をする一方、事業費としておよそ157億5400万円を計上しました。
福岡県内でも新型コロナの感染者が増えていることを受け、重症となるリスクが高い高齢者や障害者が入所する施設の職員を対象に無料でＰＣＲ検査を実施する費用として20億円を計上。
　また、観光需要対策として県独自の宿泊クーポンを増額したり、プレミアム付きタクシー券を発行したりするなどおよそ10億8400万円を計上しました。
　宗像市の養鶏場で県内で初めて鳥インフルエンザが発生したことを受け、防鳥用ネットの整備など防疫措置の緊急対策費として7億2600万円等を提案しました。尚、28日までに約9万2000羽のニワトリの殺処分や消毒作業などが全て終了しています。
　12月議会は12月1日から18日迄の日程です。新型コロナと鳥インフルエンザの関連予算案は緊急を要するため、12月7日に早期議決される予定です。