会派視察2日目
・マリナベイサンズ
マリナベイサンズはシンガポールの中心部に位置し、高密度・商業的でシンガポールを象徴する空間となっています。
この施設はラスベガスのカジノリゾート運営会社であるラスベガスサンズによて開発され2010年に開業しました。単独としては世界最大のカジノを中心(施設全体の面積の1割以下である延べ床面積1万5000平方メートル)にホテルコンベンションセンター、ショッピングモール、美術館、シアター等を含んだ総合リゾートIR(エンターテイメント、ビジネス、レジャーの拠点おなる滞在総合健康施設)となっています。その面積は12万平方メートル、展示ブースの数は20、250会議室を持ち、最大4万5000人が収容できるといいます。
シンガポールのIRを直接みてその規模と計画性には目を見張るものがあります。日本にIR的な総合施設が必要なのか等今後の本県のMICEを含めてその進め方を検討する上でとても参考になりました。
・リゾート・ワールドセントーサ島
シンガポールの中心地からバスで約30分、橋を渡り「リゾートワールドセントーサ島」のIR施設を視察しました。リゾート・ワールド・セントーサ社の岡澤隆史・ディレクター(日本セールス&マーケティング)から施設の概要を説明頂いた上で、IR施設を見せていただきました。ここの敷地面積は東京ドームの約10個分で海洋水族館や東南アジア初のUSJ(ユニバーサルスタジオ)、約7000人が収容可能なボールルームのあるコンベンションセンター、個性的な複数のホテルなどが集約された大型リゾート施設です。。
この施設はマレーシア系の企業ですが、前出のサンズグループはライバル会社となり、それぞれが切磋琢磨して市場の開拓とビジネスの成功に向けて進んでいます。共に全体の利益の約7割がカジノ収入となり、不採算部門の穴埋めする資産となっています。