飲酒運転撲滅条例可決
本日開会した福岡県議会におきまして全国初の罰則付き飲酒運転撲滅条例案を全会一致で可決しました。9月下旬秋の交通安全県民運動までに完全施行します。
2006年8月に福岡市のアイランドシティーで起きた3児死亡飲酒運転追突事故や、2011年2月に福岡県粕屋町で高校生2人が犠牲になった飲酒運転事故など、県内で重大事故が続発しています。都道府県では、これまで宮城、山形、大分、沖縄の4県が飲酒運転撲滅に関する条例を定めていますが、いずれも努力義務だけの理念条例でありました。今回の我が県の条例では罰則が加算されます。飲酒運転で2回摘発された違反者に対し、指定医療機関でアルコール依存症に関する診断や治療を受けることを義務付けるとしています。また、違反者に酒を提供した飲食店には、指導書を店内に掲示させる。いずれも従わない場合には、5万円以下の過料を科します。
本日議会終了後、粕屋郡で高校生の息子さんを亡くされた山本美也子さん等から「思いやりで社会を変える~飲酒運転撲滅への願い~」と題して講演が行われました。遺族として一人の母として切実にその胸の内を我々に伝えて頂きました。