(写真:特別講演者として加治木島津家第13代当主が行いました)
出水兵児修養掟
講演の中で加治木島津当主が出水兵児修養掟について話されました。教育は百年の計といわれますが,学校教育が制度としてなかったころ,薩摩藩では子弟たちを郷中教育(ごじゅうきょういく)で心身を鍛えていました。
鹿児島県出水市でも,郷土の先輩たちの手により独特の学風や士風が醸成され,伝統として受け継がれ,県下に名だたる〝出水兵児(いずみへこ)〟たちを育んできました。薩摩の代々の藩主たちは「薩摩を守るのは城でなく人である」と考え,国防の重点を士民の訓育においてきました。
内容は・・
人は正しいことをしないといけない。正しいこととは,うそを言わないこと,自分よがりの考えを持たないこと,素直で礼儀正しく,目上の人にぺこぺこしたり目下の人を馬鹿にしたりしないこと,困っている人は助け,約束は必ず守り,何事にも一生懸命やること,人を困らせるような話や悪口などを言ってはいけないし,自分が悪ければ首がはねられるようなことがあっても弁解したりおそれたりしてはいけない,そのような強い心を持つことと,小さなことでこせこせしない広い心で,相手の心の痛みがわかるやさしい心を持っているのが,立派な人と言えるのです。
出水兵児修養掟
講演の中で加治木島津当主が出水兵児修養掟について話されました。教育は百年の計といわれますが,学校教育が制度としてなかったころ,薩摩藩では子弟たちを郷中教育(ごじゅうきょういく)で心身を鍛えていました。
鹿児島県出水市でも,郷土の先輩たちの手により独特の学風や士風が醸成され,伝統として受け継がれ,県下に名だたる〝出水兵児(いずみへこ)〟たちを育んできました。薩摩の代々の藩主たちは「薩摩を守るのは城でなく人である」と考え,国防の重点を士民の訓育においてきました。
内容は・・
人は正しいことをしないといけない。正しいこととは,うそを言わないこと,自分よがりの考えを持たないこと,素直で礼儀正しく,目上の人にぺこぺこしたり目下の人を馬鹿にしたりしないこと,困っている人は助け,約束は必ず守り,何事にも一生懸命やること,人を困らせるような話や悪口などを言ってはいけないし,自分が悪ければ首がはねられるようなことがあっても弁解したりおそれたりしてはいけない,そのような強い心を持つことと,小さなことでこせこせしない広い心で,相手の心の痛みがわかるやさしい心を持っているのが,立派な人と言えるのです。