町田・多摩センターの司法書士ミヤの開業ブログ~生き生きと生きる~

『司法書士法人まちたま』の代表です。多摩センターと町田の2拠点で活動。備忘録として書きます。

求めれば求めるほど遠ざかる。 feat.地面師

2018年12月21日 18時48分25秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。






先日、士業の方と忘年会をしていたところ「報酬」の話で盛り上がりました。

今回は報酬に関する話ですが、あまり真に受けないでください。笑







独立開業して、自分で報酬を決めるようになってからずっと思っていたことがあり、そこで発言したところ意外にも全員の賛同が得られました。


それは、


報酬を値下げしたくなるのは値上げを要求された時



ということです。
まぁ値上げを要求されることはほぼありませんけど。

一見、論理的に矛盾しているようですが、人の心は論理を超越するようです。







独立して自分で報酬を決めるようになると、「安くやってよ」と言われることは少なからずあります。

知り合いの方が言ってくる場合は本気30%・冗談70%くらいでしょうか。笑

ケースバイケースで応じることもあります。
それが人との付き合い方の一つでもあると思いますし。




ただ、「こんな高いの!?」という感じで言われることが100件に1件くらいの割合であります。

正直いい気分はしないですよね、人間ですから。





弊所の報酬は、町田周辺の相場を片っ端から全て調べ上げて決めています。
業務内容によっては弊所より安いところもたぶんあると思います。

生意気かもしれませんが”値段で勝負したくない”という想いがあるので、横柄な値下げ要求的な話には応じないようにはしています。






一方で、「こんな安く済むんですね」「費用ちゃんと取ってくださいね」と仰ってくださる方もいます。

中には「安すぎないですか?しっかり正規の報酬でやってくださいね」と言う方もたまにいらっしゃいます。
正規の報酬でやっているのに。笑

その時は、「値下げしてあげよっかな。」という感情が自然と湧き出てきます。





今回の士業忘年会では、結論として「値上げ要求されたら値下げしたくなる」ということで全員一致で幕を閉じました。笑

まぁ正確には値上げ要求とは違いますけど。




人の心は面白いなぁと思いましたね。
もちろん業種にもよりますが、値下げをしてほしい場合、値上げを要求してみることが、結果自分の希望に沿うことになるかもしれない。


そして「ちゃんと費用取ってくださいね。」という言葉を掛けられると、「あ~自分の仕事を認めてくれてるんだなぁ」という嬉しい気持ちもあります。



この報酬の話に限らず、自分の希望と反対の言動をするのは勇気が必要ですが、そういうことも必要な場面があるような気がします。



ただ、本件の結論部分で注意しなくてはいけないのは「値下げしたくなる」という部分ですね。
必ずしも値下げするわけではないということです。

過度の安売りは司法書士界全体の損失になりますから、ケースバイケースです。

あと、値上げ要求したら、そのまましっかり値上げされても責任は負いかねますのでご了承ください。笑











読了。

悪徳弁護士がいれば、悪徳司法書士もいる。

なぜそうなってしまうのか。
一つの共通点としては「真っ当に勝負しても食っていけないから。」ということでしょうか。

もし成功すれば莫大なお金が手に入るという一種の強迫観念に駆られているような気もします。
そして、もし捕まっても数年で出所できるという感覚。

第三者の善意を悪用して詐欺取り消しを免れる巧妙なやり口が垣間見えます。

偽造書類も精巧なものなんでしょう。
おそらく司法書士も公証人も役所も見破れない。


そのエネルギーをまっとうに使えれば素晴らしい仕事ができるような気もしますが、そういうことでもないんでしょう。
たられば”の話は、実際にその”たられば”どおりやってみると案外うまくいかないことが多いと思いますから。



地面師事件では、お金は善意と「思われる」第三者に流してしまえばあとは取り返せない。
自分も騙された」「自分も知らなかった」と言われれば、証拠がない限り詐欺立証も難しいんでしょう。


司法書士としては書類の偽造を見破ることが難しい現状、であるならば地面師案件の傾向や独特の雰囲気を捉えることが必要なんだと思います。

通常の決済案件とは違うリズムがあるはず。

そのために、他の司法書士の体験談や諸先輩方のお話を聞いてインプットしていくことが大事になるような気がします。



また、地面師に狙われやすい不動産の一つに「登記を放置してる」ということが挙げられるかと思います。

特に地主の方は定期的に登記簿をチェックしてみた方が無難かもしれませんね。
いつの間にか所有権が移転されて名義が変わってるということもあるかもしれません。




・・・・ここで、新たな業務を思いつきました。

登記簿チェック業務



毎月、登記簿を定期的にチェックし、所有権が移転されていないかチェックします。

月額1000円でどうでしょう。

もしご希望の方がいれば弊所まで。笑












弊所HP↓
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~家族信託・民事信託、遺産相続・遺言、認知症対策、離婚・財産分与、会社設立・起業、登記業務全般、借金問題(債務整理)、成年後見、医療法人・社会福祉法人など~





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登記やってます?

2018年12月18日 20時07分46秒 | 仕事
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。





ゆずが何を発表するのか気になっている者の一人です。
どうか解散しませんように(/ω\)








先日、こんな質問をされました。


登記案件あるんですけど、宮下さん登記やってませんよね?





僕は焦りました。


ちょ待てよ!!


僕の中のキムタクが思わず出るところでしたが何とかキムタクは抑え込むことができました。




えーとですね、

登記めちゃくちゃやってます!!




不動産登記・商業法人登記やりまくってます。

家族信託や相続・遺言のイメージが強いみたいで、登記案件紹介していいのか他士業の方から質問がきました。笑





たしかに、ブログやセミナーでは家族信託や相続関係を取り上げることが多いのでしょうがないかもですが、他にも結構いろいろやってます。


司法書士ができる業務はほぼ全て扱ってますよ~。
訴訟も少ないですがやってます。ボソボソ


登記どんどん声かけてください~。

あと、行政書士業務(許認可・VISA)も大丈夫ですよ~。






というか、家族信託も相続も登記(信託登記、相続登記)絡むんですけどね。笑










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”確認しすぎ”ということはない。

2018年12月14日 15時15分57秒 | 仕事
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。




仕事をする中で”確認をすること”は最高レベルで意識しています。




まぁ間違えないだろう。

相手はわかっているだろう。

記載されてないから必要ないんだろう。





上記のような考えは非常に危ないと思ってます。

いや、そりゃこれは確認しなくてもいいかな。って思うこともありますよ。

でも、確認しないで後で面倒なことになるより断然いい、と思って確認します。




確認はいくらしても”確認しすぎ”ということはない。



僕が最初の事務所でボスに教えられたことの一つです。

この言葉はそれ以来ずっと頭に刻み込んでます。



些細なミスが大きなミスにつながる。
ただでさえ人の権利関係を扱うわけですから、人一倍慎重にならないといけないと思ってます。



確認をすることで、「そんなこといちいち確認してくんなよ。」的な感じを醸し出されることもたまにありますが関係ありません。笑

ミスをするくらいなら確認します。





いかに「100%大丈夫」という状態に持っていけるか。

これは仕事を進める上での肝です。
相手がいる仕事の場合、100%は結構難しい。



まぁ確認してないけどたぶん大丈夫だろう”という状態は100%では絶対にない。

でも、”確認”というスパイスを加えることで100%にかなり近づく。

確認を怠る”ということは致命的です。




確認を怠ってミスした場合、上司の説教ワードは次の一つに限定されています。


なんで確認しなかったんだよ。


確認を怠った場合の説教ワードはこれ以外にこの世に存在しません。


大丈夫だと思ったからに決まってんだろ。そんなこともわかんねーのかよ。」と意味不明なことを言い返したいところですが、確認を怠ってミスしている以上それは無理な話です。


説教されるくらいで済むならいいですが、職業柄それだけじゃ済まない可能性が高い。




思い込み面倒だと思う気持ちが確認行為を妨げようとしますが、それに打ち勝ってこそです。

それを一生続けるんです。

何事も自分との戦いです。

そういう自分でありたい、そう思ってます。










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失踪宣告の申立て

2018年12月13日 11時25分49秒 | 相続・遺言
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。





東京大空襲で亡くなったであろう方が、戸籍上では生存していることになっていた案件。


家庭裁判所に失踪宣告の申立てを行い、無事に失踪宣告の審判がなされました。



失踪宣告の種類としては、普通失踪ではなく、特別失踪で申し立てをしたのですが、裁判所で普通失踪に切り替えられてしまいました。


う~ん、まぁ結果は同じだし争うところではないのでおとなしく従いましたが、そこ重要なのかな?と多少の疑問は残りました。
(理由ちゃんと聞けばよかった。)




失踪宣告の申立てから審判が下りるまで約8か月かかりました。

書類の調査や関係者への照会、官報公告など多くの手続きが必要になります。

人の死亡を擬制するものですからかなり慎重なものです。




審判が下りたら、あとは審判書を役所に持っていき、戸籍の書き換え(”失踪宣告による死亡”の記載を追記)をしてもらえば完了です。

その戸籍謄本を使って相続手続きを進めていくことになります。






本件は失踪宣告で進めましたが、不在者財産管理人制度で進めるのか、認定死亡で進めるのか、状況や費用負担等を総合的に考慮した上で方針を決める必要があります。


相続は奥が深いです。










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ゲシュタルト崩壊

2018年12月09日 16時10分44秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。





多くの司法書士が「年末年始 法務局」でググる季節がやってきました。

法務局は12/29~1/3まではお休みです。(間違ってたら教えてください。笑)
ちなみに、この間は登記申請はできないので、会社設立の希望日をこの期間に設定することはできません。










ゲシュタルト崩壊





これは心理学用語の一つです。


ずっと文字を見ていると「なにこの文字?」と突然感じたり、人の顔を見ていると今まで見ていた顔なのに「誰だよこいつ。草生える。大草原www」と感じたりすることはありませんか?

それゲシュタルト崩壊が起きてます。笑




ゲシュタルト崩壊とは、全体として捉えていたものが、その全体性が失われ部分部分で認識するようになってしまうことです。

と僕自身は覚えているのですが、合ってるかわかりません。笑







ここ直近でゲシュタルト崩壊が起きたのは元スマップの「中居正広さん」を見ていた時です。

僕は、テレビに映る中居正広さんを凝視しました。

これでもかというくらい凝視しました。

すると中居正広さんは中居正広さんではなくなります。


誰このオッさん('_')


そう、ただのオッさんになります。笑

これがゲシュタルト崩壊の怖いところです。
スターをただのオッサンにしてしまいます。

今までは「中居正広」という人物を「元スマップの司会ができるオモロイ人」という全体的な感覚で見ていたのですが、あらためて注視してみると中居正広さんではなくなりました。




ゲシュタルト崩壊は仲が良い人や、よく見ている人に対して起こる傾向がありますよね。(適当。)





ゲシュタルト崩壊を知ったのは大学生の時でした。

あの頃は行政書士試験を勉強していた頃でしょうか。

文字を見ているとなにか不思議な感覚に陥ることが多くなったので、兄に「文字見てると”なにこの文字?”ってなることね?」と何気なく聞いてみたところ「それ”ゲシュタルト崩壊”っつーんだぞ。」とサラッと返してきたので「何者だコイツ?」と思ったのを鮮明に覚えています。笑












「老人ホームの選び方」についてのセミナーを受けてきました。

家族信託や相続・後見を行う身として非常に勉強になりました。










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