町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。
おそらく、後見人として後見業務を行っている多くの司法書士、弁護士や社会福祉士がちょいちょいちょい!と思っているでしょう。
”そして最大の問題は、「親族以外の後見人」が増えている点だ。”とのことですが、そこが問題なのではなく、そうなった背景が問題なのだと思います。
親族以外の後見人とは、司法書士等の「専門職後見人」のことですが、そうなった背景に親族後見人の横領や、法的業務への対応ができない等の問題があるからだということを忘れてはいけないと思う。
(もちろん、一部の専門職後見人が横領をして定期的にニュースになることも忘れてはいけない。)
その他にもそれはちょっと違うんじゃない?と感じる部分がいくつかあったので、後見業務を知らない方が執筆しているのだろうと推測せざるを得ない内容です。
記事の中で「ある意味で”効率のいい”ビジネス」という記載がありましたが、
個人的には後見業務は司法書士が扱う業務の中でもかなり難しい業務だと感じているので、少なくとも”効率のいいビジネス”と思ったことはないです。
個人的に難しいと思う主な点は次のとおり。
① 取り扱いが定めっていない部分が多い
② 司法書士によって対応の仕方や考え方も違う
③ 答えがないことを答えがないまま進めなければいけないことが多い
④ 本人と馬が合わないことがある
⑤ 親族と馬が合わないことがある
⑥ 施設や病院の担当者と馬が合わないことがある
後見は、多くは受任してからどのような案件なのかを調べることになることが多いので、受任したのはいいものの、いざ進めてみると上記④⑤⑥のような問題も生じやすいです。
しかし、それでも簡単に辞めることができないのが後見業務。
馬が合わなくてもやり続けないといけません。
(交代要員を見つけ出して交代すること等も1つの手ですが。)
また、「ビジネス化しつつある実態」とありますが、後見業務はビジネスです。
なお、現状、後見業務には報酬の発生しない(後見人司法書士が善意で動く)ボランティア的要素は多くあるのですが、それは後見制度の”隙”であって、専門職後見人が後見業務を行う以上、それはビジネス以外の何物でもないです。
もちろん上記は個人的見解です。
後見業務は慈善的、社会貢献的な精神がないとできないのは間違いないですが、それでもやはりビジネスに他なりません。
現在も、後見業務でいくつか悩まされていることがあり、地区リーダーにも相談をしているような状況です。
後見は効率よく儲かる、なんてのは幻想ですし、後見を使うと本人の家族や親族が多くの不利益を被るようなことは通常ありません。
後見制度は、良くも悪くももっと変わっていかなければいけない制度ではあると思います。
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