お店の維持を考えるとどうしても
売りたい物より売れる物を優先してしまう傾向にあり、
道楽でお店をしているならば自分が好きな物だけを置けば良いけれど、
生活を考えるとなかなかそうもいきません。
自分の理想の押しつけは良くない。
もっと自分らしさを前面に出すお店作りをしたい一方、
家賃を払い続けるためには品揃えをそれなりに工夫しなければならないのが現実です。
まぁ 自分の好みも幅広く、
ホテルのような無機質なスタイリッシュさも好きな一方、
その無機質過ぎる空間には居心地の悪さも感じ、可愛らしさや温もりを共存させることが好き。
メルヘンチックな世界観やヨーロッパの古城を思わせるインテリアはきっといつになっても好きにはなれない。
古い物を見て楽しみ、その古い空間から学ぶことが沢山あるので好きではあるけれど、
骨董品を買い集めて並べたいという欲求はサラサラない。
一方アールデコのようなポストモダンな洋式は好きで、
普遍的な美しさがあると思うし、きっと生涯それに対する嗜好は変わらないと思う。
日本の神社仏閣の研ぎ澄まされたミニマルな空間は素晴らしいと思うし、
自分は宗教的な啓蒙は無いにしても宗教から生まれる芸術や建築様式には興味があり、
神道仏教に関わらずあらゆる宗教に纏わる文化や建築は興味深いと思う。
一見関係の無い物の寄せ集めの様で、
その中には傾向があり、その傾向が分かると尚面白い。
さて 本日ご紹介をさせていただくのは、
谷口陶磁器製作所の谷口晋也さんの彩色象嵌銅鑼鉢。
象嵌は余り馴染みの無い言葉ですが、
象嵌は一般的に他の材質もしくは色合いのものをはめ込んで模様を描くこと。
直径約21cmの大き目の鉢。
象嵌の良さははっきりとした滲みの無い柄でしょうか。
描かれた物であれば使われてるうちに色が褪せたり、
擦れて消えてしまったりしますが象嵌はそのようなことがありません。
七宝つなぎは繁栄など良い意味がありますね。
側面は矢絣模様ですね。
裏面には勿論サインが入っています。
こちらや矢絣が円状に描かれています。
柄が描かれていない部分にちょこっと盛り付けるだけで栄えますね。
どっしりとした存在感のある彩色象嵌銅鑼鉢。
使い勝手も良く、また飾っても美しい。
谷口さんの作品は個人的に好みの作品。
普遍的な良さがあると思います。
価格 20,000円+税
ちなみにお値段が高い理由は製作工程の手間にありまして、
それをちょっと説明させていただきますね。
色彩象嵌ができるまで
①ロクロで形を作る
②半乾燥後下書きをし、それにそって線彫り
③その後白い土を全面に塗る
④半乾燥後、白い線を残し余分な白い土を削り落とします。 (この作業を象嵌と言います。)
⑤白線の枠内を模様になるように異なる色の土で塗る。 土で塗るため、絵の具で書くような平坦な模様ではなく凹凸のある立体的な模様となります。この作業が特徴です
⑥その後、乾燥させ素焼き
⑧サインなどを書きます
⑦釉薬をかけて高温で本焼きし完成
ととても手間のかかる焼き物なのです。
納得です。
売りたい物より売れる物を優先してしまう傾向にあり、
道楽でお店をしているならば自分が好きな物だけを置けば良いけれど、
生活を考えるとなかなかそうもいきません。
自分の理想の押しつけは良くない。
もっと自分らしさを前面に出すお店作りをしたい一方、
家賃を払い続けるためには品揃えをそれなりに工夫しなければならないのが現実です。
まぁ 自分の好みも幅広く、
ホテルのような無機質なスタイリッシュさも好きな一方、
その無機質過ぎる空間には居心地の悪さも感じ、可愛らしさや温もりを共存させることが好き。
メルヘンチックな世界観やヨーロッパの古城を思わせるインテリアはきっといつになっても好きにはなれない。
古い物を見て楽しみ、その古い空間から学ぶことが沢山あるので好きではあるけれど、
骨董品を買い集めて並べたいという欲求はサラサラない。
一方アールデコのようなポストモダンな洋式は好きで、
普遍的な美しさがあると思うし、きっと生涯それに対する嗜好は変わらないと思う。
日本の神社仏閣の研ぎ澄まされたミニマルな空間は素晴らしいと思うし、
自分は宗教的な啓蒙は無いにしても宗教から生まれる芸術や建築様式には興味があり、
神道仏教に関わらずあらゆる宗教に纏わる文化や建築は興味深いと思う。
一見関係の無い物の寄せ集めの様で、
その中には傾向があり、その傾向が分かると尚面白い。
さて 本日ご紹介をさせていただくのは、
谷口陶磁器製作所の谷口晋也さんの彩色象嵌銅鑼鉢。
象嵌は余り馴染みの無い言葉ですが、
象嵌は一般的に他の材質もしくは色合いのものをはめ込んで模様を描くこと。
直径約21cmの大き目の鉢。
象嵌の良さははっきりとした滲みの無い柄でしょうか。
描かれた物であれば使われてるうちに色が褪せたり、
擦れて消えてしまったりしますが象嵌はそのようなことがありません。
七宝つなぎは繁栄など良い意味がありますね。
側面は矢絣模様ですね。
裏面には勿論サインが入っています。
こちらや矢絣が円状に描かれています。
柄が描かれていない部分にちょこっと盛り付けるだけで栄えますね。
どっしりとした存在感のある彩色象嵌銅鑼鉢。
使い勝手も良く、また飾っても美しい。
谷口さんの作品は個人的に好みの作品。
普遍的な良さがあると思います。
価格 20,000円+税
ちなみにお値段が高い理由は製作工程の手間にありまして、
それをちょっと説明させていただきますね。
色彩象嵌ができるまで
①ロクロで形を作る
②半乾燥後下書きをし、それにそって線彫り
③その後白い土を全面に塗る
④半乾燥後、白い線を残し余分な白い土を削り落とします。 (この作業を象嵌と言います。)
⑤白線の枠内を模様になるように異なる色の土で塗る。 土で塗るため、絵の具で書くような平坦な模様ではなく凹凸のある立体的な模様となります。この作業が特徴です
⑥その後、乾燥させ素焼き
⑧サインなどを書きます
⑦釉薬をかけて高温で本焼きし完成
ととても手間のかかる焼き物なのです。
納得です。