MA by So Shi Te 

南青山のインテリアショップ MA by So Shi Te のブログです!
毎日の出来事を綴らせていただきます。

涙のわけ

2011-12-13 18:43:41 | Personal
この時期になると、
 年賀状を書くので大忙し♪
 
字を書くのは大変苦手なのですが、
 一枚一枚宛名と住所を書き、
  そして一枚一枚数行のコメントを書きいれていく。

毎年徐々に数が増え、 
 今年は250枚。
 買ってくださった物や時期も控えているので、
  殆ど全ての方を覚えていますし、
  コメントを書きながらその方の事を思い出しながら書いています。

でも住所をいただいていない方には送れないのが心残り。
 最近では個人情報管理関連で、
  ご住所を伺いにくいのですが、
  いただいた方には毎年お送りしています。

くじ引きが付いているし、
 ちょっとしたお店からのプレゼント♪

まあ年賀はがきのくじは殆ど当たらないから、
 当たったら奇跡みたいな感じですがね^^;。

年賀状を書きながらふとあの方の涙の理由が気になりました。
 アメリカ人の4児の母。
 元々フランス人の方が一緒に連れてきてくださった方で、
  それ以来数ヶ月に一回お店にお友達や家族と一緒に寄ってくださいます。
  勿論そのフランス人の方も良くお店に来てくださり、
   クリスマスプレゼントを買いに
   先日もお店に寄ってくださいましたが。

話は戻ってそのアメリカ人の女性、
 あの震災の後にお友達と一緒にお店に寄ってくださいました。
 笑顔で、そして大声でいつも「Shiro-san!!」、
  って来てくれるんです。
  その日もやっぱり同じように笑顔で大声でShiro-san!って。

地震も恐かったし、
 その時は放射能の事が色々とあったし、
 そんな事を色々と話しました。

その頃は外国人が一斉に国外に避難していた時期。
 フランス人はチャーター便で帰国する人が続出。
 日本人でも旦那さんや奥さんが外国の方だと、
  ここぞとばかりに国外へ脱出していました。

彼女だって家族全員でアメリカに帰国するのは容易にできたのに、
 日本に留まっていた。
 自分の国を見捨てて日本人でも逃げだすのに、
  日本にいてくれていてありがとう という言うと、
  彼女の目にうっすら涙が。。。
   そして涙を見せまいと必死に笑顔を作りお店を後にされました。

その後何度もお店に来てくださっているけれど、
 その話もせず元気に振舞われる彼女。

まだ小さいお子さんもいるし、
 子供の前では毅然とした姿を見せる母。
 しかし勿論地震は恐かったし、
  余震や放射能もあって不安な時期、 
  彼女だって不安だったに違いない。

その涙の理由を色々と考えながら、
 何故か自分もちょっぴり涙した
  そんな年賀状の季節でした。

  



 
 
コメント (2)
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