敗北の日

水曜日はとっても爽やかで良い日でしたね。　
　こんなに天気が良く、
　　清々しい日にも関わらず、
　　このところ嫌な事が続いていました。

まあ、そんな日もあるわけで、
　お線香を焚いて邪気を祓おうとしてみたり、
　　お手洗いを綺麗に掃除してみたり。

それでも勿論嫌なことは続くもので、
　精神的にもちょっぴりきつかったりするわけで、
　心の平静を保とうと努力してみたりするわけです。

辛い時こそ笑顔を絶やさないように・・・
　まあ人生もっと辛いことも既に経験しているので、
　　なるべく前を見ながら日々精進しようかと。

心が弱っているときに、
　心を傷つけられるようなことが続き、
　それでもまあ頑張るかと 心を一つにしようとしている矢先、
　　ドカーンと強打の一撃。

晴れたとても爽やかな今日、
　その女性はお店に入っていらっしゃいました。

ベージュでシックにまとめた服装はとても清楚で、
　お上品。
　しかしそのお方から発せられる声は、
　　頭の上から発せられるような奇声音。
　　
お店の中で目に入るもの全てに文句を付け、
　これは小さすぎるだの、
　　デザインが北欧っぽすぎるだの、
　　こんなのが日本のものだなんていわれて恥ずかしいって、
　　　全ての商品、作品を全否定。。。。

お店に置かせていただいている商品、
　作品全てに物語があるのですね。
　商品が出来上がるまでには、
　　色々な試行錯誤があり、メーカーさんも努力をして完成させた商品。

　　特に作家さんの作品は、
　　　その世界で著名な方もいらっしゃるわけで、
　　　その方の作品をも否定されて、
　　　　申し訳ないやら情けないやら。。。

ついついそのお客様に対して声を上げて反論をしてしまいました。
　手は怒りで震え、
　　「出て行け！！」っと大きな声で言ってしまう一歩手前でぐっとこらえ、
　　その方が苦言を発するのを聞き、早く時間が過ぎるのを待つ。

　　その方が立ち去ろうとドアに近づくと、
　　　更に作家さんの物を手に取って高すぎるだの文句を言っている。

敗北の日。
　それはどんなお客様に対しても、
　　声を荒げてはいけない。
　　声を荒げてしまった自分の負け。

確かにお店で扱わせていただいている全てのものが、
　完璧な物ではありません。
　　しかし完璧とは何なのか？！
　　使い勝手や好みは人それぞれ異なるわけで、
　　　お店を運営する立場としては出来る限り多くの人に認めていただき、
　　　　ご購入いただける物をセレクト、もしくは作家さんにオリジナルで作っていただくわけです。

価格とのバランスもありますし、
　現代の方々にすんなりと受け入れていただけるようなデザインである必要もあるのですね。
　それなりに商品構成には理由があるのですね。

　しかし　それを全否定。


ふ～、
　きっと天が差し向けた試練であったのでしょうか。
　あのような状況でどのように対応をするか。
　　まだまだ未熟です。
　　　今日の自分は完敗です。