The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

10月25日 羽賀さん告別式,たま企画,冴島奈緒ヨガクラス

2007-10-30 04:23:26 | 抱茎亭日乗メモ
 10時から落合斎場近くの瀧田会館にて、22日に亡くなった『太古八』のご主人羽賀英夫さんの告別式。
出掛ける前に地図を確認して、駅から看板も立っていたのに道を間違える。

お棺に花を入れる時、女将さんの挨拶の時、泣く。本当にお別れなんだなあ。

羽賀さんは「女と別れたことはない」と言ってた。
「別れる必要なんてないじゃない。一時期すごく親しくてしょっちゅう会って、暫く会わない時期があったって、また会うようになるかもしれないんだから」
でも、死んだら会えないじゃん!! 悲しい。

粋で、優しくて厳しくて、可愛くて、面白くて、本当に素敵な人だった。
遺したものは非常に大きい。
「弟子たち、かけがえのない子供たち……」と女将さんは言ってたけれど、「太古八の文化」と言えるものもある。

もっと沢山触れて、デートもしたかったけど、てくてく一人で歩いて行っちゃった羽賀さん。
さようなら!

 『なすび』の千秋さんと常連客のKさんが「あそこで飲むか」と言っているので、ついていく。
昼間からやっているバーかと思ったら、お客さんの会社「たま企画」だった。
高田馬場駅近くの一軒家で、大通り沿いなのに何故か落ち着いた雰囲気。

近くのスーパーで買ったお酒やお寿司など頂きながらお喋り。

やはり昨日はお通夜に駆けつけるべきだった。私の元内縁夫も来ていたらしい。
『太古八』に最初に連れて行ってくれたのは元内縁夫だ。
私に家を追い出された時、内縁夫は暫く『太古八』の3階にお弟子さんたちと一緒に住み込んでいた。
「行くとこないの? じゃあ家に来ればいいじゃない」
そんな風に言われた元内縁夫はなんだか楽しそうで、追い出した私が悔しい、みたいな。
思い出話したかったなあ。先方は会いたくないかもしれないが。

 Kさんに「お腹出てるね、妊婦みたい」と言われる。
「子供の頃からです。幼児体型なんです」と言っておく。
体型がわからないような喪服を着ていたのだが、ばれたか。

「『お腹出てるね』とおじさんに言われたので、腹対策ご指導お願いします! 」

とヨガクラスの冴島奈緒先生にメール。

> 失礼なオジサマはお身内?無論、しっかりコア・マッスルつけましょ

「身内ではなく、よく行く飲み屋の常連オヤジです。今日はお葬式でスタイルを眺めて気付いたのでしょう。元から失礼な人ですがお腹が出ているのも事実なので現実を受け止めて精進します。アハハ。」

ということで、今日のヨガクラスは、お腹引き締めポーズを含め新しいこといろいろ。
勉強熱心な冴島先生。美しいボディはこの努力で保たれている。
私ももう少しカラダに資質があれば頑張るのだが、奈緒さんのスタイルを眺めているだけで、ああ楽しい。

大切なのは、恋人の意見。
「あはは、気にしないでいいよ」と言ってくれる。優しい人。チュ。
しかし、甘えてこれ以上お腹が出たらマズイので、お風呂で体操。

10月24日 天井修理,フォーラム神保町,『魚藤』

2007-10-30 04:20:41 | 抱茎亭日乗メモ
 朝9時、水漏れ被害の天井を修理に業者が来る。
男性一人で、1時間半程で元通りにしてくれる。可愛い男子だった。

 第25回フォーラム神保町。
テーマは「日本型意思決定システムとメディア」で、講演は本間正明氏(元税制調査会会長/関西社会経済研究所所長)で、対談は本間正明 VS 宮崎学。

本間氏の話の最後に「個人的脇の甘さはあったし、深く反省している」という言葉があって「あー! あの愛人を官舎に住まわせたとかのスキャンダルの人か」と気付く。

仕事量はものすごいものがあったとか、国の予算を作る段階の議論を見えるようにしようと思ったとか、その過程には激しいバトルがあったとか、建白書を書いたこととスキャンダルは関係があったのかもしれないとか、当時の報道では一切出てこなかった(私が知らないだけかもしれない)話いろいろ。

「成長無しに格差の解消はありえない」「就職氷河期も所得格差、地域格差も小泉構造改革のせいではない」と言われると、そうなのかなあ? と思う。

経済の事はよくわからないけど、メディアについて「政策論議の話を政変の話にダーッと持って行く。欠点だけを流し、潰すのが役割になっているのでは?」と言うのはよくわかる。
「家の前の電柱にカメラを仕掛けられたり激しいバッシングで、『勉強になった』とはとても言えない」とか「こういう目に遭う、となると民間人は協力しなくなるのでは」と言うのも、そうかもしれない、とは思うけど、やる気と能力のある人に頑張って頂きたい。

 20時過ぎに終了、家の近所の『魚藤』で飲む。客は私一人。
ご夫婦と、ご近所ネタ、お子さんの話、本間氏の話、映画の話など。

『太古八』の話も。今日は羽賀さんのお通夜だった。
急いでそちらに行くべきだったかな。

10月23日 『太古八』羽賀さん!,『なすび』

2007-10-30 02:55:13 | 抱茎亭日乗メモ
*10月24日にアップした記事に加筆しました。

 今日まで開催の西武ギャラリー展覧会の招待券があったのだが、閉館時間に間に合わず。

では大切な人への贈り物を買いに行って、帰りに『なすび』に飲みに行こうかな、と考えていたところへ、『なすび』の千秋さんから電話。

「大変だよ、和尚が亡くなった」

……!
10月10日千秋さんと一緒にお見舞いに行こうと言ってたのに、私が約束をすっぽかしたのだ。

女将さんは「大丈夫よ、親方元気だから」と言ってたのに、なんで……。

「お見舞い行けばよかった!!」と言って泣き出す私。
「『なすび』やってるからね」と千秋さんが言い、電話を切る。

池袋の地下街を泣きながら歩く。池袋西武で買い物をしながらも、時々泣く。

 目白『なすび』の扉を開けると、お線香の香りがして、「お通夜をやってんだよ」と千秋さん。
信じられない。
「なすびは友」など羽賀さんの書いた絵と文が壁に貼ってあり、いつものように、もうすぐ羽賀さんが来そうな雰囲気だ。

暫くして、扉を開けたのは羽賀さんの娘さんで、葬儀の案内を持って来た。
常連のお客さんが娘さんと握手をし「残念だったね」と羽賀さんの話をし始める。
また涙が出てきた。本当に亡くなっちゃったんだ。

羽賀さん。愛人28号の私に別れも告げず、逝ってしまった。
「女は50から。まだまだだな」と言ってた。待っててくれなくては!!!!

「いい男と付き合えよ」と言い
「カッコよくて面白くて強い男がいい!」と私が言ったら
「カッコよくて面白い男はいるけど、強い男なんていないよ」と言った羽賀さん。
もっといっぱい、いろんなことを教えて欲しかった。

太古八絵本企画、実現できずごめんなさい。
美味しいお料理と、素敵な空間、時間、出会いの数々、本当にありがとうございました。

『太古八』料理の美しい写真。

世界美女鑑定団団長の羽賀さんから頂いた「認定状」。