The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

10月9日 双極性Ⅱ型?,『なすび』,居酒屋

2007-10-19 02:56:45 | 抱茎亭日乗メモ
 母の双極性Ⅱ型の疑いについて相談メール。
恋人は「早めに医者に見せた方がいい」という。

母に電話してみた。歯茎が痛くて全く元気がない。
「一週間ぐらいで治ると思う。電話するわ」と母。
「いや、絶対しないから、私から電話するよ」

母は元気な時は日に5回ぐらい電話をかけてきたものだが、昨年の絶縁騒動以降、母から電話をかけてきたことは多分一度もない。
私が「電話を下さい」とメッセージを残しても無視される。

 『なすび』で千秋さんに双極性障害のことを聞いてみようと思った。

21時近くに店に着くと、常連の人たちがいて、宮崎学さんの『近代ヤクザ肯定論 山口組の90年』の話になる。
7月31日『なすび』に2冊目の『近代ヤクザ肯定論』を持って行き、私の目の前で千秋さんがYさんに「Yさん読む?」「読む読む」と言って貸すのを見た。
「おいおい、ホントに興味あんのかよ? ちゃんと読んでくれる人に貸して欲しいなあ」と思ったが、何も言わずに帰ったのを覚えている。

そのYさんが「図書館の蔵書放出でその本をもらって読んでいる」と言うのである!
「宮崎学の違う本じゃないの?」と千秋さんが言うが「いや、間違いなくその本だ」。
「私が『なすび』に持って来たのを借りていましたよ」と言っても「いや、間違いなく図書館でもらった10冊のうちの1冊だ」と言い張る。
7月31日のやり取りを、Yさんは全く覚えておらず、千秋さんも「ふんふん、そうだったかも、よく覚えてないけど」と言う。
酔っ払いの御爺さんたちは、もう!

「今年の6月に出た本を図書館が放出するわけがない、違う本だ」と千秋さんがもっともな事を言うが「いや、間違いない。今度その本持って来る」。
「いやだから、それは私が持って来た本ですって」
「いや、違う。図書館でもらったんだから」

「もう、これ以上言ってもしょうがないじゃん」とKさんが言い、終わる。
しかし、白黒はっきりしようじゃねえか! と言いたくなる。
それは私がせっかく『なすび』に寄贈したのに、なかったことにされた! という思いより、宮崎さんの本だから。
まあ、Yさんも興味を持って読んでいるならそれでいいのかもしれないが、なんだか無性にむかつく。
Yさんだからか?

 で、本題の母の双極性Ⅱ型について。
私が聞きたかったのは周りにそういう人がいるか、家族はどうしているか、私はどうするべきか。
「周りに? いないなあ。お母さんは病気じゃあないんじゃないの」と千秋さん。
「ほっといたらええやん」とKさん。
「ほっといて酷くなったりしないかなあと思って」と私。
「二日に一回新座に帰れば」と千秋さん。
「えー?! 二日に一回も!」
今年は正月に行っただけだ。とても無理。
「そやから、ほっといたらええやん。真理ちゃん意外と優しいね」とKさん。

24時を過ぎたので、帰ろうと思ったら「もう1軒行こう」とKさん。
「いや、行かない」
「ええやん、あんたは俺のこと嫌いかもしれんが、たまにはええやろ」
「いや、嫌いなんで、帰ります」
面白がる千秋さん。

 結局終電まで、ということで近くの飲み屋へ。
私は押しが強い人に弱いのである。
「お母さん、心配やね」と言ってくれるKさん。
ワインをご馳走になって、終電で帰る。
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10月8日 修羅場その2,前向きになる方法,双極性Ⅱ型?

2007-10-19 01:04:10 | 抱茎亭日乗メモ
 男と女の修羅場を迎えた友人から「修羅場その2」の報告電話。
友人は自分のやっていることを「ばかみたいじゃない?」と言う。
ここらで全てをリセットするべきではないかと。

「ふーむ。しかし、それはいけないことなのか? うまくやっている人はいっぱいいるのでは」
「そっか。それもそうだ」
「まあ、無辜の相手を傷つけることは、できればしないで欲しいけど、何が傷つけることになるのか、どうすることが傷が浅いのかわからんし、相手は傷ついてもいいと思うかもしれないし」
などと言ってるところに、恋人からキャッチホン。

ラブラブの私たちもいつか、修羅場を迎える日が来るのか?
その時は派手にやるわよ! オホホホ。

 メールのやり取りが続いている読者さんから

> 桜井さんは、色んな事で落ち込んだ時や行き詰まった時、
> またはやる気がない時など、
> 気持ちを前に向かすためにどんな工夫をされますか?

と質問を頂く。

「今日確か、朝日新聞ですが、誰かの詩だったか

『せっかくめったにない悲しいことがやってきたのだから、
思う存分悲しいことを楽しんでやる』

とかいう一文があり、いいなあと思いました。

憂鬱な気分の時は憂鬱を味わうというのはありかな。
時間が解決してくれるとわかっているので。

あとは人に話す、書くことですね。

それと好きな人の名前を呼ぶ。
ネガティブなことを考え始めたら『○○大好き!』って声に出して言うんです。
一人暮らしだからできる事ですが。変ですね。エヘヘ。」

と返信。

 そんな午後、NHK『きょうの健康「サインを見逃さない うつ病の対策(1)こんな症状で始まる」』を偶然見ていて、うつ病にはいくつか種類があることを知る。
その中で「双極性Ⅱ型」という言葉と症状を初めて聞いて、もしかして母はこれか? と思い当たる。

ネットで調べると、「双極性障害」はかつて「躁うつ病」と言われた病気であった。
「双極性Ⅱ型」は軽い躁と通常のうつが現れるタイプ。

http://home.p02.itscom.net/kibunnet/BP2.htmの軽躁病エピソードを見て「これは間違いない」と確信する。
以下引用。

1. 自尊心の肥大、または誇大。

2. 睡眠欲求の減少(例えば、3時間眠っただけでよく休めたと感じる)。

3. 普段よりも多弁であるか、しゃべり続けようとする心迫。

4. 観念奔逸、またはいくつもの考えが競い合っているという主観的な体験。

5. 注意散漫(すなわち、注意があまりにも容易に、重要でない関係の外的刺激に伝導される)。

6. 目標志向性の活動(社会的、職場または学校内、性的のいずれか)の増加、または精神運動性の焦燥。

7 まずい結果になる可能性が高い快楽的活動に熱中すること(例えば、制御のきかない買い漁り、性的無分別、ばかげた商売への投資などに専念すること)。

引用終り。

私や叔父との絶縁騒ぎや塗装工事件など、まさに!
「あんたは間違ってる!私は正しい!」とか、やたら怒るとかも躁症状だったのか。
相槌を打たせないマシンガントーク、あの多動、買い物ブギ。
祖母も叔母もその傾向はあったと聞くし、遺伝率が高いらしい。
つまりは私も傾向あり?

そんないろいろも、病気ならしょうがない。
今は鬱なので、おとなしくていいが、治療を要する事態なのか、よくわからない。
多分悪化しないうちに治療した方がいいと思われるが。
朝まであちこちネットで調べてみた。あとは人に相談してみよう。
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