The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

10月11日 冴島奈緒ヨガクラス,『おまた』

2007-10-21 03:54:56 | 抱茎亭日乗メモ
 冴島奈緒さんのヨガクラス。5分遅刻。
いかんね、時間には着替え終わって、ちょっとした柔軟体操などして先生を待ってるぐらいじゃないと。

久しぶりにサエジマニアのoちゃんと一緒になる。
今日は生徒5人で順にポーズを見てもらっていると、あっという間に時間が過ぎる。

 今日は二日酔いではないが、寝不足で疲れ気味。
激しく空腹だったので、ヨガ後のビールは池袋『おまた』で。
ラストオーダーギリギリのところ滑り込む。

おまた兄と『酒たまねぎや』の話。
HP上でのバトルを「よせばいいのに」と言われる。
「うちのことは書かないでね。ボク、傷つきやすいから」とも。笑う。

しかしこの後、書かずにいられない展開になる。
私より後に若者が一人で来店し、おまた兄に「聞きたいことがあるんです」と言う。

大学のゼミで、「日本酒が若者に飲まれなくなったのは何故か、どうしたら若者が日本酒を飲むようになるか」というテーマでプレゼンをするため、取材に来たのだとか。

「そりゃー朝まで語っちゃうよ」とおまた兄。
丁寧に解説してあげていて、私も横から「マーケティングのゼミなの?」と口を挟み、私の分析まで披露。
サエジマニアのoちゃんが仕事で開発した、コンビニでの日本酒ミニボトル販売の話など。

「帰りの電車もあるだろうから、今日はこのくらいにしとこうか」とおまた兄がいい、若者を見送る。
いやー、可愛かった。素直な好青年。
大学対抗プレゼンも頑張って欲しいが、これをきっかけに日本酒を好きになって欲しいねえ!

おまた兄は私が行くといつも「働いてる?」「お母さんは?」と聞き、心配してくれる。
母は双極性Ⅱ型じゃないか、という話をしたら「俺は病気じゃあないと思うけど」と言い、「経済的にも、一緒に暮らした方がいいんじゃない?」と諭される。
「いやー、一緒には住めないと思う」
「生んで育ててくれた恩があるでしょう」
と店の前で暫く話す。
「ありがとうございます。よく考えてみます」と言って帰る。

10月10日 LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー,MILLIBAR

2007-10-21 03:47:45 | 抱茎亭日乗メモ
 『Candy』と同じ映画館のレイトショーで『LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー』を見る。

ザ・クラッシュは好きだけど、ジョー・ストラマーの人となりは殆ど知らなかったので面白かった。

お父さんがインド系で、トルコに生まれて、お坊ちゃんで、「ウディ」なんて可愛らしい名前を使っていた時期もあり、ある日「ジョー」になり、「ウディ」って呼ばれても返事しないもん、とかお茶目な人だったのね。

そして人としても音楽も、パンクそのものだけどパンクだけじゃない、とても幅広い大きな存在だったことを知った。
かっこいい!

 『MILLIBAR』に行って「『LONDON CALLING』見てきた」と清野さんに言ったら、アルバム『LONDON CALLING』をかけてくれた。
映画『PUNK'S NOT DEAD』はパンクでお腹パンパン、という感じだったけど、クラッシュは他のバンドと違う。やっぱり凄くいい。

久し振りに会った隣の席のお客さんは「フジロックのバックステージでジョー・ストラマーと飲んだよ」と言っていた。
なんと羨ましい!
映画の中のキャンプファイヤーのような雰囲気だったのだろうか。いいなあ。

10月10日 失敗!,映画『Candy』

2007-10-21 03:41:12 | 抱茎亭日乗メモ
 二日酔い。
気持ち悪くて苦しんでいるところへ、水漏れ修理の業者がやって来て、上の階で工事が始まる。

私の部屋は天井のクロスを張り替えるので、サンプルとして更にクロスを剥がして持ち帰る。
同じものがあればリビングの3分の1程度の面積で済むが、生地を揃えるとなると割と大掛かりな内装工事になるのでは。
いっそのこと派手なプリントの天井にしたりして。宮殿みたいなのとか。

それはいいけど、二日酔いで気持ち悪いのに工事の騒音で寝ていられない。参った。

 夕方、工事も終り体調も復活し、映画を見に行くことにする。
池袋駅から渋谷に向う電車の中で、手帳を見たら本日の欄に「17:00 なすび」と書いてある。

あら、『なすび』は昨日行ったんじゃん、書き間違え。ん? 17:00?
あーーーー! そうだった、そうだった。
17時に『なすび』で千秋さんと待ち合わせて、知人のお見舞いに行こうと言ってたんだ!
すっかり忘れていた。今は? キャー、もう18時半! やってしまった、大失敗。

母は双極性障害とか、『なすび』の客Yさんは人が貸した本のことも覚えてないとか、人の事言えないじゃん!! やっばーい。

渋谷駅に着いて、慌てて千秋さんに電話。
「なんだよ、おい!」と怒鳴られる。
ギョエー、すみませんすみませんすみません。
「ずっと待ってたんだよ! 某さんには電話したのかい?」
「ひえー、してません、ごめんなさい」

入院してる知人のご家族に電話。千秋さんに報告。ちょっと怒りは収まった様子。
「二日酔いってぇ? Kさんはちゃんと終電で帰したって言ってたよ」
「はい、そうなんですけど、さっき手帳見て。申し訳ありませんでした」
「はいはい、またね」
ああびっくりした。

 酔っ払いの大失敗の後で、ジャンキーの映画を見て反省を深めよう、というわけで『Candy』を見た。

男も女もどうしようもないけれど、若く美しいカップルが陥るジャンキーの悲惨さは、悲しいけれど醜くはない。
私の見方は正しくないのかもしれないが、2人は別れられない、と思った。
物語は終わらない、と確信させる、余韻の残るラストだった。
厳しい現実を二人がどう生きていくのか、ずっと見守りたくなる。

ところで、男は、うなじに平仮名で「ず」と刺青している。どうして「ず」?