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将門は首塚でナニを監視するのか?

2007-07-28 19:07:07 | 展示準備2007年10月


前日の予報に反して好天に恵まれたため、早起きして撮影に出かける。残念ながら、現地へ着いた段階では既にヘイズがかかっており、期待したほどヌケは好くなかったが、それでもシートフィルムを10枚消費した。



時おり薄い雲が太陽を隠すような天気だというのに、なぜだかやたらめったら暑かったので、近所の将門塚で少し涼むことにした。ご存知の方も多いかと思うが、将門塚には古くから様々な伝承があって、神田明神氏子をはじめとする多くの人々から厚い信仰を集めている。そのためか、この一角だけは真夏でもやけに涼しくて、一息入れるにはちょうどよい場所なのだが、今日は数人のおじさんが何事か祈ったり、周囲を掃除したりしていて、とてものんきに涼むどころではなかった。
自分は将門信仰に価値を見出していないのだが、信徒が線香をたいて掃除しているのを邪魔するほど野蛮でもないので、仕方なく退散しようとすると、縁起を記した看板のそばに、以下のような注意書きを見つけた。



監視カメラ作動中



将門公よ、そこまでせんでもえぇやん。



よく観ると、奉納されているがまにも、どうも見慣れないやつらがいる。増えたのか、あるいは入れ替わったのか、将門には蝦蟇がつき物なので、どなたかがまた奉納されたのだろうが、この調子では将門塚が蝦蟇の置物に占領されてしまうような気もする。いずれにせよ、どいつもこいつも愛嬌あふれるというか、ありていに言って可愛い置物なので、できればもっと増やしていただきたいところだ。



そういえば、将門塚は東京都指定文化財から外されるという話もあったのだが、いつの間にか立ち消えとなったらしく、今でも都指定文化財として登録されている。まぁ、そもそも実証主義に偏りすぎて、伝承の類に歴史的価値を認めようとしない姿勢については、かなりの批判を浴びていたようだし、もちろん将門信仰に帰依している方々が猛反対したのは想像に難くないところから、立ち消えになっても当然といえば当然ではある。
むしろ、将門塚の指定解除を答申した検討委員会のメンバーに、怪異な災いが降りかかったりしたとかしないとか、そういう都市伝説のひとつくらい出来ていないのが不思議だ。



さておき、いったん帰宅して展示用の資料をまとめ、表参道画廊へ向かう。
画廊のスタッフと資料の確認をし、告知についてもお話をうかがう。
さて、告知資料が各方面へ配布されてしまい、本当に引っ込みがつかなくなった。写真作品の場合、完成しないということはマズ無いのだが、作品の質が極めて低くなってしまうことはたまにある。下手に撮影が終わっていると、むしろ侮ってぎりぎりの日程を組みがちなので、その点は本当に気をつけないといけないな。



来月からはポストカードのデザインにも取り掛かるし、いよいよ本格的な準備作業が始まるよっと。

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