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Windows 10の無償アップグレードは予定通り7/29で完全終了です

2016-05-07 08:15:20 | デジタル・インターネット

とりあえずアップグレードしておいてライセンスだけもらっておいても損はないのでは

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去年の7月29日の正式リリース時から1年限定という形で展開されてきたWindows 7/8.1ユーザー向けWindows 10無償アップグレードキャンペーンですが、キャンペーン開始日でありWindows 10最初のビルドであるTH1 Build 10240が一般リリース開始となった2016年7月29日をもって”予定通り”無償アップグレードキャンペーンは終了し、これ以降既存のWindowsからアップグレードする場合はリテールパッケージ版Windows 10を購入する必要があります。Windows 95から存在した、既存のWindowsから(フルパッケージよりは)安価にアップグレードできるアップグレード版パッケージはWindows 8の時点で廃止となっており、既存のWindowsからアップグレードする場合であってもフルパッケージ版を購入する形になります。価格は一般家庭向けのHomeが19008円、上位エディションのProが27864円となります。パーツとセットで販売されているDSP版はこれよりも安くなりますが、こちらはライセンスの関係上新規インストールのみで既存のWindowsからのアップグレードは無効化されています。

無償期間終了後は当然Windows 7/8.1のプロダクトキーを利用したクリーンインストールも不可となります。

Windows Me以降から既存のWinodwsユーザーに安価なアップグレードパスを用意すること自体はあったものの、OSそのものを期間限定とはいえ無償提供するのはMicrosoftとしても初めての試みで異例な事態だったといえます。Windows 10自体が最後のメジャーアップデートでこれ以降はWindows 10ベースで機能改良する方針になったこともあり、それだけWindows 10の普及に力を入れていたということでもあります。

現在Windows 7/8.1を使っており、使い慣れた環境を手放したくない方や、ソフトの互換性の問題でどうしてもアップグレードできないという方も多いかもしれません。ただその場合も一度アップグレードしておけばMicrosoftアカウントにライセンス情報が紐づけされ、ハードウェア構成を大幅に変更しない限り永続的なWindows 10 製品版のライセンスが手に入るため、「とりあえず”アップグレードしてライセンスだけもらっておいて7/8.1に戻す」というのも手だと思います。

特にWindows 7はMicrosoftによるOSの機能拡張が行われるメインストリームサポート期間が終わっており、現在はセキュリティパッチのみの提供となる延長サポート期間となっており、その延長サポートも4年後の2020年1月14日には完全に終了となり、サポートされなくなるハードウェアやソフトウェアも増えてくるはずです。

幸いWindows 10に一度アップグレードしてから30日以内であれば既存のWindows 7/8.1のバックアップファイルも保持され、アンインストールが可能なのでライセンスだけもらってとりあえずWindows 7/8.1に戻すということも可能ですし、それでも不安であれば外付けハードディスクにWindows標準機能のイメージバックアップ機能を利用してシステム環境をバックアップしてからアップグレードに臨むことも可能です。Windows 10にアップグレードすればこれ以降の更新は無料になることもあり(実際無料アップグレード終了直前あたりに2回目の大型アップグレードであるWindows 10 Aniversary Update(Redstone 1)が控えています。)、ライセンスだけ持っていても損はないと思います。繰り返しになりますが7月29日以降はアップグレードであってもHomeは19008円、Proは27864円で販売しているフルパッケージ版を購入する必要があります。

なお無償アップグレード終了が迫っていることもあり、Microsoftの日本法人である日本マイクロソフトでも各種キャンペーンを開始しています。

気になる10 Mobileの扱い

Windows 10無償アップグレードキャンペーンの完全終了で気になるのがモバイル版SKUであるWindows 10 Mobile。こちらも建前上は2016年7月29日までの期間限定で既存のWindows Phone 8.1から無償アップグレード可能となっています。

日本で正式に販売されていたWindows Phone 8.1搭載端末がマウスが販売しているMADOSMAのみで、これ以外の端末はすでにWindows 10 Mobileがプリインストールされているため、日本国内で正式に販売されている端末に関してはあまり実害はないと思いますが、おそらくWindows Phone 8.1からWindows 10 Mobileにアップグレードするには「Windows 10 Upgrade Advisor」が必要になっていることから、このアプリ経由でWindows 10 Mobileへのアップグレードライセンスを購入してアップグレードという形をとる可能性があります。ただ近年ではスマートフォン/タブレット向けOSのメジャーアップデートが有料というケースはなくなってきた(かつてのPDAや一部のiOSデバイスはOSのメジャーアップグレードが”有料”だった時期があります)こともあり、10 Mobileに関しては7月29日以降も無償アップグレード可能な可能性もありますが、こちらに関してはMicorosoftが特に何かをアナウンスしているわけではないのでどうなるのかいまいち不明だったりします。いずれにしてもWndows Phone 8.1版MADOSMAを持っている方も早めにアップグレードしたほうがいいことには変わりはなさそうです。


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