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16GB Windows 8.1タブレットを運用するうえで注意すべき点について

2015-03-18 13:30:38 | デジタル・インターネット

MOMO7Wで初めて「ストレージ容量16GB(WIMBoot仕様)」のWindowsタブレットを使っているのですが、中華椨ゆえにタッチパネルの反応が”相変わらず”微妙な部分がある点を除けばBayTrail-T Atomの性能が最廉価のZ3735GですらCore2Duo SU9400程度と性能向上しているのもあって「割と普通に使える」Windows機になっています。これでちゃんとした正規のWindows 8.1/w BingとOffice 365 Personalの1年ライセンスがついたうえで1万ぎり(現地では5800円)で売られているのですから恐ろしい時代になったものです。
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ただし、ストレージ容量が16GBと少ないがゆえにWindows機ではあるものの出来ること自体はx86アプリが動かず、MSから公式に失敗作扱いされてしまったWindows RT機やAndroidタブレットと大した差がなかったりします。

日本ではメーカー機は最低32GB以上のストレージを搭載しており、16GBストレージ搭載機は日本でちゃんと各種認証を通しているWindows椨としては最廉価のGeanee WDP-71とドスパラのDiginos DG-D81WB位しかありませんが、これらの機種も含め「ストレージ容量16GBのWindowsタブレットを運用するうえで注意すべき点」でもまとめておこうと思います。

  1. microSDHCカードは必須。ドキュメントはOneDrive保存で最小限のデータのみオフライン同期すべき


    16GBのタブレットですが隠しパーティションに入っているWIMBootという仕組みでも利用している回復ドライブのイメージで4GB程度ほど消費しており、WIMBootの場合このイメージを使用して起動する関係上USBメモリで回復ドライブを削除するといったこともできない(無理やり削除しようとするとWindowsが起動不可になる)ため、Cドライブの割り当ては10GB程度となっており、実質使える容量は4GBほどとなっています。そのため大容量のアプリをインストールしたいのであれば空き容量16GB以上のmicroSDHCカードの増設は必須となります。そして基本常駐しないアプリであればストレージをインストール先に指定すべきです。
    エロゲなんかの場合はインストール先がストレージでも問題はないのですが、アプリによっては固定ハードディスクじゃないとインストール先に指定できないようなアプリもあるのでストレージカード内に仮想VHDハードディスクイメージを作成してマウントするといいかもしれません。ただしこの場合も起動時に自動マウントうさせることはできず、バッチファイルで自動マウントさせるように設定してもうまくマウントできないこともあるためシステムに常駐するようなアプリのインストールは控えるべきです。
    Windows XP時代であればEeePCなどのネットブックでよく使われた「SDカードのドライバを日立のマイクロドライブ用フィルタードライバに差し替えてHDDとして認識させる」という手順も仕えたのですが、Windows 8.1では多分使えないと思うので…
    ドキュメントや画像ファイルなどはMicrosoftのクラウドストレージであるOneDriveに保存し、基本オフライン同期は無効にするか、最小限のドキュメントのみ同期して保存するといいかもしれません。
  2. Microsoft Office 365 Personalは基本16GBタブレットにはインストールできない


    日本で売られているストレージ容量16GBのモデルにはOffice 365 PremiumやOffice 2013 Personalがプリインストールされていることはないのでここら辺気にしなくてもいいのですが、中華椨の場合日本では提供されていない一般家庭向けのOffice 365 Personalがバンドルされていることがあります。(MOMO7Wの場合もバンドルされていました)
    日本からでもアクティベートして1年間最新のOfficeを使うことはできるのですが、Office 365で利用できるOffice 2013 Pro Plusは
    インストール先はCドライブ固定
    なおかつインストールするコンポーネントが選択不可で強制フルインストール
    という仕様になっているため、インストール自体はぎりぎりできるのですがこの状態でWindows Updateをかけると容量不足でまともに運用することができなくなります。
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    なので、いちおうタブレット側でOffice 365 Personalのライセンスを有効にしてメインとなるPCにのみOffice 2013 Pro Plusをインストールし、タブレット側にはフルインストールしても消費容量代わりと少ないLibreOfficeか、WEB版Microsoft Office Onlineを利用するのが正解だと思います。(Office 365 Personalの場合タブレットとPCの合計2台までライセンスされています)IMG_20150317_013552

    CドライブにあるProgram Filesを仮想VHDイメージ内のProgram FIilesにリンクさせるジャンクション機能を使えばインストールはできるかもしれませんがシステムフォルダやユーザーフォルダ内にも結構インストールされるファイルが多いうえに前述のとおり.vhdファイルを自動マウントできない制限がある関係上不具合が起きる可能性が大きくあまりお勧めはしません。
    なおOffice 365 Personalは日本で提供されているOffice 365 Soloとはまた別モノのため、日本からサブスクリプション更新できるかどうかは微妙なので一応うちは自動更新はOFFにしてあります。

  3. 利用方法は割り切るべき。最小限のデスクトップアプリ・ストアアプリのみインストールしてWEBブラウズ・ゲーム用端末に

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    2の理由と似ているのですが、Windows StoreのアプリはCドライブインストール固定となるため、大容量のゲームをインストールすることは諦めたほうがいいと思います。Asphalt 8 Airbornなんかは余裕で2GBほど持っていくため、これらのアプリをインストールするとすぐ容量不足に陥ると思います。
    もういっそ割り切ってデスクトップアプリは最低限のユーティリティとコーデックパックのみインストール、ストアアプリもTwitterクライアントやAdobe Reader Touchなどの最低限のアプリのみにとどめてWEB端末として割り切って使うのがベストだと思います。
    Androidと違って最新版のFlashが使えるので艦これ専用機として使うにはもってこいですし、エロゲをストレージ側にインストールしてエロゲ専用椨としてつかうのもいいと思います。BayTrail-Tの基本性能が高いので2Dメインのエロゲなら最新タイトルでも軽快に動作すると思います。


というかぶっちゃけてしまうのであればメインとして本気で使うのであれば2万以上出せばストレージ容量32GB以上のWindows 8.1搭載タブレットの購入が可能で、FHD+Atom Z3770搭載のThinkPad 8も発売から1年たって現在は税抜き39800円程度と安くなってきているのでまともなWndowsタブレットを買ったほうが幸せになれると思います。

16GBのWindowsタブレットではWindowsならではの使い方は本当に制限されるので、艦これ専用機とかエロゲ用サブ端末として割り切ってしまわないとおそらく後悔することになるので…


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