かのあゆブログ

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日本版Zenfone5 LTE A500KLのレビューのようなもの

2015-04-14 06:45:41 | Android
ZIGSOWの方でレビューを書くよ!といいつつなかなかレビューがかけない状況なのでひとまずここで簡易レビューでも。
昨年開催されたMobile World Congeess 2014でASUSから発表されたミッドレンジ端末Zenfoneシリーズの5インチモデルになります。ちなみに海外ではこれよりコンパクトなZenfone4、ファブレット機であるZenfone6が存在します。
海外版は3GモデルにIntel "Clover Trail”Atomを搭載していますが、日本で登場したものは香港などで2014年7月に投入された、Qualcomm SnapDragon 400 1.2Ghzを搭載したLTEモデルの方となります。



性能面としてはあくまでミッドサイズクラスで各種ベンチスコアもSnapDragon 80x搭載機はおろか前メイン機302HW=Ascend P6sに搭載されていたミッドハイ向けCPU、Kirin910にも届かないスコアとなっていますが実際のところパフォーマンス的には十分で通常利用においては十分サクサク動いてくれるような印象。まぁミッドレンジ機の画面解像度がだいたいHDなのもあるのでしょうが、Zenfone5の場合RAMが2GBと余裕があるのでメイン機としても十分活躍できると思います。

ただしSnapDragon 4xxシリーズに搭載されているGPUであるAdreno 305がSnapDragon 800に搭載されているAdreno 320の機能削減版なのもあってあまり重い3Dゲームは苦手な感じになっていますが、よっぽどエフェクトがクソ重い据え置きゲームレベルのグラフィックを実現してるゲームでもなければ十分動くかと。

OSはAndroid 4.4.2"KitKat"にASUS独自のZenUIを搭載。Kitkatなのですが302HWやカンタンパッドなどと同様にアプリをSDカードに移動するApp2SDが利用可能で、なんとZenfone5の場合はプリインアプリ以外はほぼすべて、App2SDによるストレージ移動をサポートしていないアプリすら移動可能だったりします。楽天モバイル向け、およびラブライブ!カバーセットのモデルは一般量販店で販売されていない最廉価の8GBモデルがベースになっているのでこのモデルを使っているユーザーには非常にありがたいかもしれません。ちなみに設定でアプリのインストール先を本体優先にするか、SD優先にするか、あるいは自動で判別させるかの選択が可能となっています。App2SD自体がAndroid 2.2でサポートされた、ストレージ容量がきわめて少なかった端末への救済対策として生み出されたものでアプリによっては不具合が発生するものも多いのでできれば端末側にインストールすることをおすすめします。
ZenUIは基本純正AndroidベースのUIですがホーム画面に予定を表示できるWhat's Nextが地味に便利だったりします。
今月20日に発表される後継機Zenfone2にはすでにAndroid 5.0.2 "Lolipop"が搭載されていますが本機も予定では今月中にLolipopにアップデートされる予定となっています。

バッテリーの持ちは使用時はそれなりに減っていくのですが本体スリープ時の電源の持ちが異様によく、1日1回充電すればだいたいはそれで何とかなってしまいます。ASUSの電源管理ソフトがかなり優秀な感じになっている印象で基本デフォルトの設定でも長く持ちます。
日本版では本来1000円以上するジャストシステムのIME"ATOK"がプリインストールされているほか、だいたいのMVNOのAPNがプリセットされているなど日本向けのチューニングもしっかりなされており好印象です。ただし発表時期的に間に合わなかったDMM Mobileに関してはAPNがプリセットされていないので手動入力する必要があります。




カメラは800万画素でソニー製CMOSセンサーEXMOR RSを搭載。ここらへん前メイン機302HWとまったく変わっておらず、普段使い用であれば十分きれいな写真が撮れるのですが、ASUS独自の機能として暗所でも明るい写真が撮れる「ローライトモード」が搭載されていたり写真にエフェクトをかけられたり単焦点モードが使えたりとこのクラスのスマホとしては非常にカメラ機能が充実している印象です。ちなみに一番下の写真がローライトモードを有効にして撮影した写真になります。
本体デザインも5インチ故若干大きすぎるのが人によっては難点かもしれませんが安っぽさはなく魅力的なデザインになっていると思います。

MVNOが普及しはじめたことに伴い、ASUSのみならずZTEやHuaweiなど様々なメーカーからミッドレンジクラスのSIMフリー端末が発売している現状ですが、その中で本機は確かに「もっとも無難でだれでもおすすめできる」端末になっているなぁと感じました。
タイミング的には後継機Zenfone2日本投入直前という微妙なタイミングでの乗り換えとなりましたが実際にメイン機としてすごく気に入っていた302HWから「乗り換えてよかった」と思える完成度になっているので特に不満点はないです。
というわけでSIMフリー端末で迷ってるならとりあえずZenfone5の実機を店頭でふれてみることをおすすめします。