かのあゆブログ

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CM11ベースでGalaxy S5っぽいUIを初代Galaxy S SC-02B(GT-i9000)で実現するカスタムROMを試す

2015-02-07 21:34:39 | Android

2年前に「512MB端末でも動くKitKat」を試すためだけに購入し、CyanogenMod 11を焼いていた初代Galaxy S SC-02Bですが、最近はメイン機(302HW)が普通にKitKat機になっていたこともあって放置していました。

今日Galaxy S2 LTEにJCROMを焼き直す際に「ついでだから放置してるGalaxy Sのほうも何か別のカスタムROMでも突っ込んでみるか」

ということでXDA DevelopersのGalaxy S GT-i9000(SC-02Bのグローバル版)のフォーラムを眺めていたところ、「Cyanogenmod 11(4.4.4)をベースにGalaxy S5のTouchWizを移植して見た目S5っぽくなるROM」があったのでこちらをインストールすることに。正式名称は「TouchWiz Fusion ROM」となります。

インストール方法はいつも通り

TWRP or CWMで各種データ・キャッシュをワイプ

ダウンロードしたZIPファイルをフラッシュ

するだけで完了します。あくまでベースは公式CyanogenMod 11のNightry BuildなのでdidhiyさんのSC-02B向けCM11用bigmemパッチ、カーネルも適用しておきます。

ROM焼き完了後の初回セットアップ自体は”いつもの”Cyanogenmod 11同様ですがインストールされているLGキーボードが日本語環境だと落ちまくる上にタッチキーの戻るボタンが聞かなくなってしまうのでGoogleアカウント登録後即Google Play経由でGoogle日本語入力なりATOKなりをインストールしてIMを切り替えておくことをお勧めします。

インストール完了後のUIはこんな感じ。Galaxy S5準拠のTouchWiz Homeですね

Screenshot_2015-02-07-19-45-27

OSバージョンはAndroid 4.4.4 "KitKat”。公式CM11 SnapShotsの2014年10月8日付けビルドがベースになっているようです。

Screenshot_2015-02-07-19-50-23

クイック設定パネルはKitKat標準のものですがスキンがGalaxy S5のTouchWiz準拠のものに変わっています。

Screenshot_2015-02-07-19-50-40 

設定アプリはなぜかCM11標準のものとは別にGalaxy S5のTouchWiz UI風味のものもインストールされています。

Screenshot_2015-02-07-19-50-31

ロックスクリーンも再現…しているのですがこれはシステムのロックスクリーンを置き換えているわけではなくアプリで実現しているものなのでシステムのロック画面を無効にしないとCyanogenmod標準のロックスクリーンが二重表示される情けないことになってしまいます。

IMG_20150207_190053

最小限のgappsとCM11標準アプリのほか、Galaxy Appsや(たぶんGalaxy S5より前のバージョンの)S Health、S Noteなどのアプリも搭載されています。

Screenshot_2015-02-07-19-51-04

ということであくまで「基本CyanogenmodにランチャーとしてのTouchWizと一部Galaxy標準アプリ、それっぽいロックスクリーンアプリを入れてS5っぽいUIを実現したカスロム」なのでさすがにオリジナルのGalaxy S5純正環境とは異なる部分が多いですが、初代Galaxy Sでも「それっぽい」感じは楽しむことができるかと思われます。元がCM11なので特に(前述のLGキーボード以外は)不安定っぽい要素もなく、SC-02B用のカーネルなどもそのまま適用できます。

さすがに公式Cyanogenmodの開発も11で打ち止めになるでしょうし、現在この機種の上位機種GT-i9001用Lolipop ROMは存在するもののGT-i9000用Lolipop ROMはまだ出ていないようで、さらにSC-02B用カーネルを開発して下っていたdidhiyさんも2014/4/1付のカーネルを最後に開発を停止してしまっているようなのでおそらくKitKatがこの機種の限界かと思われますが、Android初期ともいえる2010年上旬に登場した端末なのに4.4.xまで対応したことだけでも驚異的なことなのではないのでしょうか。

とりあえずこのROMでしばらく運用してみようと思います。


Samsung Galaxy S2 LTEはLolipopの夢を見るか

2015-02-07 17:01:43 | Android

先日Galaxy Note Edgeのアンバサダーレビュー機を返却する前日にブックオフでGalaxy S2 LTE SC-03Dを6800円で購入しました。

本機は2011年6月に発表された「Galaxy S2 SC-02C」をベースにLTE(docomo Xi)に対応させたモデル。CPUは日本版Galaxy S2同様Qualcomm製デュアルコアプロセッサ、SnapDragon S3 APQ8060 1.5Ghz、RAMは1GB、ROMは16GBと当時のハイエンドモデルにふさわしい性能になっています。

ただし日本版Galaxy S2 SC-02Cは日本仕様としてワンセグチューナーを搭載していましたが、本機はほぼグローバル版Galaxy S2 LTEと同じものとなっており日本独自機能は一切搭載されていません。SIMカードは通常サイズとなるため現在普及しているMicroSIMは使えないので注意が必要です。

ドコモ公式ではAndroid 2.3 “GingerBread”から"Android 4.0.4”IceCream Sandwitch”までアップデートされましたが、docomo版SC-03D用のカスタムROMとしてはCyanogenMod 11/JCROMベースのAndroid 4.4.2までリリースされており、まだ同型機Galaxy S2 SkyRocket SGH-i727や韓国版S2 LTEのSHV-E110SのROMがフラッシュ可能でそちらは最新(ただしすでにAndroid 5.1 Lolipopが発表されてしまっていますが…)のAndroid 5.0.2”Lolipop”のカスタムROMも登場しています。

2chのGalaxy S2 LTE root化スレで「音はならないし充電できなくなるけど動くよー」という書き込みを見たのですでにCM11(JCROM)を適用していたのですが焼いてみることにしました。ROMはこちらのUnofficial Cyanogenmod 12を使用。

手順としては

CWMからTWRPをフラッシュ

各種データ・キャッシュをワイプ

TWRPからカーネル、ROM、gapps、SuperSUパッチをフラッシュ

という手順になります。

初回起動に時間がかかりますが無事起動。セットアップを済ませて各種アプリをインストールして環境構築してみましたがKitKat同様2011年後半のモデルとは思えないほど軽快に動作しています。また2chの書き込みにあった「音が鳴らない」という問題に関しては現在のROM+カーネルでは解決済みとなっておりちゃんと内蔵スピーカーから再生してくれます。

Screenshot_2015-02-06-11-44-53Screenshot_2015-02-06-11-45-29Screenshot_2015-02-06-11-45-23

ただし

画面回転がうまくいかない(同じサイトにあるパッチをあてると画面が移転が左右上下逆に動作するようになってしまうためむしろ適用しないほうがいいかも…)

バッテリー充電が一切行えなくなる(正確にはACアダプタを指して5秒は充電するがそれ以降は充電しなくなる)

という問題があります。S2LTE SC-03DとS2 LTE SHV-E110Sが機種的に近いとは言っても近いだけなので電源周りの挙動が異なるのかもしれませんが、電源OFFやODINモードであっても一切充電しなくなってしまうのはちょっと困るかもしれません。ここら辺はSC-03Dに対応したカーネルの登場待ちといったところでしょうか…

Samsung Galaxy S2 LTE SC-03D Running Android 5.0.2

とりあえずJCROM(Android 4.4.2)が安定してるのでこちらに戻そうかなぁと思います。