昨日久しぶりに秋葉に行ってきました。一か月ぶりでしたが大分雰囲気が変わったようで電気街口の旧アキハバラデパートがあったところにアトレがオープンしていたり旧メガネスーパーがセガのアミューズメント施設になっていたりしました。
そんな中ソフマップの中古デジタル・モバイル館がついにPDAの取り扱いをやめてしまうようで残っているのはボックスにあるハイブリッドW-ZERO3やWillcom 03、一部のリナザウのみという寂しい状態になってしまいました。(店舗での買い取りも終了とのこと)
一応オンラインでは取り扱いを続けているようですがかつてここでCASIOPEIA E-700やJornada 548、Sigmarion/SigmarionIIIの中古を購入した際はお世話になっただけに何ともさみしい限りです。ほかにニュースにもなりましたが自作PCショップで有名だったT-ZONEも先月いっぱいで廃業となってしまっています。PDAの取り扱いはじゃんぱらでもやってはいますが…
とはいえ何軒かでPDAを見かけはしました。とりあえずうちが見つけた感じだと
Dell Axim X30(WM2003SE 付属品はACとクレードル、大容量バッテリー。スタイラス欠品。一部バックアップ用バッテリーが切れてる個体あり。) ¥1500 在庫はまだありそう?(¥1500は50台限定みたいです)
hp iPAQ hx2190b(WM5、付属品は大容量バッテリーのみ。一台スタイラス欠品あり) ¥2500
東芝 Genio e830(WM2003SE VGA。クレードル+AC付きと本体のみが一台ずつ) 価格不明(すみません、よく見てませんでした)
- じゃんぱら 秋葉原4号店
Palm OS 5 CLIEが2台ほど。ほかにスマートフォンですが白ROMでPDAとして使えるアドエスの状態悪めのが別店舗に¥2980円で何台かいました。
というわけでエレパでDell Axim X30を購入してしまいました。数年前に使用していた愛機hp iPAQ rx3715以来久々のQVGA WM2003SE機となります。ちなみにうちの個体は内蔵バックアップバッテリーがすでに死んでいるものでした。これが死んでいるとメインバッテリーが切れた瞬間にすべての設定が初期化されてしまいます。一応PocketGamesさんのところで今でも¥6300円程度でバッテリーの交換はしてくれるようですが…
シンクはWindows 7のWMDCでサポートされているので問題なく同期できます。ただし後述のROMアップデートはWMDCのドライバだとうまく更新できないのでXP環境(実機でもXPModeでもVMwareでもOKです)+ActiveSync 3.8を使用する必要があります。(また何気にWMDCではPocket Office形式のドキュメント変換機能が削除されているので変換してみたい場合はやはりActiveSync 3.8が必要になります。ちなみにXP用ActiveSync 4.5ではWord文章をPocket Word形式に変換できないので注意!)
ROMバージョンはWMP9 For PocketPCがプレインストールされていたので初期版だったようです。こちらでWMP10 Mobile For WM2003SEにアップグレードされ、OSのバージョンも若干上がるROMアップデートファイルが入手できるのでVMwareの仮想XP環境で実行。無事最終版ROMにアップグレードされました。
ソフト環境は今でもWM2003/2003SEで動くものが入手できるのでPPC2002以前より環境構築は楽に行えます。とりあえず定番のGS Finder+やTCPMP、大分昔に正規購入したNetFront v3.3 With JV-Liteなどを導入しました。
Adobe Reader 2.0 For PPCは今はモバイル向けReaderのダウンロードページがAdobe Reader Xの紹介ページにリダイレクトになってしまいますが一応入手は可能です。WM2003SE以前をお使いで公式のAdobe Reader For Pocket PCがほしい方は下のリンクからどうぞ。
Adobe Reader For PocketPC 2.0 日本語版
Wi-Fiが搭載されていないモデルで、いまとなってはSDIO対応無線LANアダプタを探すのも大変でしょうからこれはメディアプレーヤー・テキストリーダーなどの用途に使っていこうかと思います。
とりあえずSDとCFが使えないCE.net搭載ハンディターミナル”MultiPad”ですが、ぼちぼち環境構築しています。
導入したソフト
TRE(SigmarionIII版が動作。レジストリエディタ)
CaptXP Pro(スクリーンショット作成)
Exぱんだ(ZIP、LZHの解凍ソフト)
GSFinder+(H/PC ARM用が動作)
TCPMP v0.72(SigmarionIII用Codec Pack込が動作)
Happy Tapping Keyboard(WM2003&2003SE用QVGA版が動作。要wceloadext)
SmallTweak(H/PC ARM用が動作。要wceloadext)
DHCの端末アプリの自動スタートアップをやめる
\Windows\スタートアップにあるショートカット「StartApp.lnk」を削除してリブート
クリアタイプフォントを有効にする
TREで\HKEY_LOCAL_MACINE\System\GDIを開き、新規キーで”ClearType”を作成。
あとは再起動すればクリアタイプ有効。(CE.net 4.x以降であればどの機種でも使える…はず)
フォントキャッシュを変更
SmallTweakで500000程度に変更
Happy Tapping Keyboardはhp iPAQ rx3715やhx2190を使っていた時にお世話になっていたソフトですが、これで大分日本語入力環境は快適になりました。
大分久々なWindows CE機ネタですが・・・
一応ファーストポイント公式ブログにも掲載されていますが、昨日(10日)秋葉原のファーストポイントで富士通のハンディターミナル「MultiPad」のWindows CE.net 4.2版がLANコネクタ搭載クレードル、電源ケーブルセットで945円で出ていたので買ってきました。CPUはIntel PXA255 400Mhz、ROMとRAMはそれぞれ64M搭載と、ほぼかつてNTT DoCoMo/NEC インフロンティアが出していた名器「SigmarionIII」に近いスペックになっています。また、無線LANとBluetooth、miniSDカードスロット、CFカードスロットも内蔵しています。
もともとはDHCの端末だったようで、リセットするとスタートアップに入っているDHCの端末プログラムがスタートしますが、それを終了すると普通のWindows CE.net 4.2を搭載したPDAとして使えるようになります。(”\Windows\スタートアップ”フォルダにある「StartApp」ショートカットを削除すれば次回からWindowsデスクトップが表示されます)
とりあえずプレインストールされているのは
[Windows CE.net OSコンポーネント]
Microsoft Office Viewer(Word、Excel、Powerpoint)
Microsoft Image Viewer(画像観覧ソフト)
Microsoft PDF Reader(PDFビューア)
Microsoft Wordpad(.docファイルや.rtfファイル、テキストドキュメントを編集可能なエディタ)
Microsoft Internet Explorer 6.0 For Windows CE(PC版IE6のエンジンを移植したブラウザ。Windows Phone以外のCE用IEとしてはこれが最新です)
ターミナル
Windows エクスプローラ
コマンド プロンプト(Pocket CMD v4.2)
リモートデスクトップクライアント
Windows Media Player 9 For Windows CE.net
受信トレイ(メーラー)
[独自?]
DHCの端末ソフト
Windows CEマシンとして基本的なソフトはほとんど入っているような感じです。さらにこれにうちは以下のソフトを追加しました。
Exぱんだ(ZIP、LZHの解凍ソフト)
GSFinder+(H/PC ARM用が動作)
TCPMP v0.72(SigmarionIII用Codec Pack込が動作)
ただこのマシン、ジャンクだからなのかどうか知りませんがCFカードスロットとminiSDカードスロットがどうも動作していないようでminiSDカード(2GB)、CFカード(128MB)ともに認識しないうえに取り出しづらい(紙などを挟んで取り出さないと取れない)というちょっと困った問題が…これでは外部ストレージは一切使えないことになります。仕方ないのでソフトの導入はデバイス側で直接+母艦PCのネットワークフォルダ共有機能経由で入れることにしました。なおこの機種はメインRAMのほかに64MBのフラッシュROMストレージをもっていてそれをメモリーカード代わりに使うことも可能です。デフォルトの状態だと元の状態にリストアできるようにバックアップデータのみが入っている状態になっています。
またもともとPDA用途のマシンではないのでテンキーボードでの日本語入力がいまいちわからないというちょっと不便なところはありますが、945円で買える無線/BT込のCE.netマシンはそうそうありませんしかなり楽しめるんじゃないかと。
これを買った時点ではあと1台+レジに1台在庫があった用ですが、6時に店に再度よったらなくなっていたのでもしかしたらもう売り切れてしまったかもしれません。
マニュアルがないので本当にメモリーカード関連やキーボード操作の確認ができないのはちょっと痛い…
端末アプリを終了してデスクトップを出すとこんな感じです。当然ですが壁紙は変更してあります。
IEはCE用最新のIE6が導入済み。
Microsoft Office 2010の一般販売開始を前に、Windows Mobile版のMicrosoft Office Mobileの最新版である「Microsoft Office Mobile 2010」正式版の無料配布が5月12日よりスタートしています。ダウンロードはWindows MarketPlace For Mobileから行えます。
対応プラットフォームはWindows Mobile 6.5以降のみなので残念ながらWindows Mobile 6.1以前のバージョンを利用している方はMicrosoft Office Mobile 6.1が最終バージョンになってしまいますが・・・(汗
新しくSherePoint Workspace Mobileが追加され、PowerPoint Mobileではデスクトップ版のMicrosoft Office PowerPoint 2010をリモート操作できるようになっているようです。
詳しいスクリーンショットなどはPC Online Newsの記事に掲載されています。新機能の詳細はマイクロソフト公式のこちらをどうぞ。