先日新宿のじゃんぱらで中古の東芝dynapocket T-01A(ドコモ端末)の白ROMを購入し、SIMカードを刺さない状態で純粋なPDAとしての運用を開始しています。

2年前にW-ZERO3から買い換えたAdvanced W-ZERO3[es](こちらは現在も現役です)以来久しぶりのWindows Mobileマシンになります。ちなみにOSは買った時点でWindows Phone(Mobile) 6.5に更新済みでした。(ただしファームウェア的には最新ではなかったのでアップデートしましたが)現在日本語で使えるWindows Phone OSはこれが最新になります。(正確にはWM6.5.3とWindows Embedded Handheld 6.5が最新ですが。)
CPUはQUALCOMMのSnapdragonプロセッサ 1Ghz。この機種が発売した当時のiPhone 3GS/iPod touch(3rd Gen)はARM Cortex A8 600Mhzでしたから間違いなくPDA最速のCPUを搭載してデビューしたことになります。OSは当初はWindows Mobile 6.1+IE6 Mobileを搭載して出荷されましたが、のちにWindows Phone 6.5へのアップグレードが無償で提供されています。海外ではTG-01として、ソフトバンク版はX02Tとして発売しました。のちにキーボードを搭載したT-01Bにモデルチェンジしましたが現在ではこちらも販売終了になっているため、ドコモのWindows Phoneマシンはサムスン製のSC-01Bが残っているだけになっています。(あとはすべてAndroid OS搭載端末)
OS自体は一部UIが変更され、Todayスクリーンが新しい「Titanium」メニューになった以外はWM5以降とあまり変更はありません。一応Windows Maketplace MobileとMicrosoft My Phoneクライアントはデフォルトで搭載済みになっており、ブラウザもPC版IE6のエンジンを移植したIE6 Mobileが搭載されています。IEはWM6.1以前のものがあまりにもひどい出来だったのでNetFrontやOpera Mobileなどを使っていた方が多かったのですが、このバージョン(正確にはT-01Aなどに搭載されていた一部のWM6.1から)から搭載されたIE MobileはPC版IE6をベースに移植されたものなのでWEBページの見え方もIE6準拠になって十分使いやすいものになりました。FlashもVer.8相当のFlash Lite 3.1が搭載されているのでFlashコンテンツの再生も可能です。(ただし、Ver.9以降を要求するコンテンツは残念ながら見られないので現在のニコニコ動画やビジュアルスタイルなどは見ることはできません)
Snapdragon 1Ghz搭載のおかげでPSエミュレータの「FPSCE」はほぼフレームスキップで実機同様に動作してくれます。そのほかWEBブラウズや動画の観覧もかなり快適です。T-01A自体は2年前の機種ですが今でも十分高性能なスペックなんじゃないかと。
久しぶりのWMマシンですが、改めて自分がPocketPC→Windows Mobileマシンが好きなんだなぁと再確認させてくれるいいマシンだとおもいます。WM6.x最終進化形としてのWM6.5もかなり使いやすく、気に入っています。
付属品はほぼすべてついていましたが、サンプル品としてついてくるはずのシリコンジャケットだけは欠品だったのでこちらを先ほど注文しました。