

アップデート後はOSのバージョンが5.0.1 Lolipop Versionから5.0.2 Lolipop Versionにアップデートされます。
詳しい更新内容は不明ですがスマホ/タブレット向けAndroid OS 5.0.2 Lolipop Versionと同等のバグフィックスが含まれているものと思われます。
準備ができた端末から自動的にアップデートが配信される形になります。
早いもので302HWをじゃんぱらで9990円(ただし打痕あり)という驚異的な値段で入手し、前メイン端末GL07Sから乗り換えてから半年が経過しました。
ワイモバイル端末もすでにGoogleのリファレンス端末にしてハイエンドモデルNexus 6やLGのミッドレンジモデルSpray 402LGなどが投入されており、選択肢が増えている現状ですが、302HWは性能的にはSIMフリー端末を含めたSnapDrago 4xx搭載ミッドレンジ機より性能が高めのミッドハイに位置するモデルで動作も軽快なので今でも選択肢に入れていいモデルだと思っています。
ここら辺の記事にも書いた通り全体的に前機種GL07Sよりスペックアップしており、これ一台でも十分満足できる性能になっているため長く使っていきたい一台になっているのですが、長期的に使ってみて見えてきた不満点も見えてきたのでちょっとまとめてみようと思います。
302HWの内蔵ROM容量は8GB。そのうち実質ユーザー側で使える容量は4.5GB程度になっています。
本来のAscend P6/P6sにはストレージ容量8GBのモデルのほか、16GBのモデルも用意されているのですが、日本版ではワイモバイル最初の端末が高性能というよりはコストを抑えたミッドレンジ~ミッドハイクラスの製品(同時に発表された京セラのDIGNO Tも含め)だったことや日本版302HWではデュアルSIM非対応の代わりにmicroSD増設に対応したこともあってあえて容量が少ない8GBモデルを投入したようです。
幸いプリインストールされているアプリは他キャリアのスマホと比べれば少なく、インストールされているアプリもほとんどアンインストール可能なものも含まれており、さらにSD書き込みが本来制限されているAndroid 4.4.2”KitKat”搭載端末であるにもかかわらずSDカードにアプリを移動するApp2SDに対応していたり、アプリデータなどの参照先を本体ROMからmicroSDに切り替える機能が実装されていたりと容量が少ない本機でもなんとかやりくりできるように工夫はされていますが、結局App2SDを駆使しても一部のシステムデータは内蔵ROMにインストールされることには変わりはないため大容量のアプリを大量にインストールするとすぐ容量不足に陥ってしまいます。
前モデルSTREAM X GL07SはmicroSD非対応でしたが、その分グローバルモデルAscend P2よりもROM容量は増えていた(Ascend P2は16GBだったのに対してGL07Sは32GB)のもあってここらへんせめて16GB搭載してくれていれば…と思います。
ここらへんもオリジナルと比べた場合コストを抑えた結果といえる部分ゆえ仕方ないところなのですが、オリジナルのAscend P6/P6sでは背面にアルミを採用した高級感があるものだったのですが、日本版302HWではコストダウンの結果プラスチックに変更されてしまっています。
とはいえこの変更でオリジナルモデルより更なる軽量化につながっており、デザイン的に劣化したというわけでもないのでここら辺は好みの問題かもしれません。
本来であれば2013年11月当たりに「イーモバイル」のSTREAM S 302HWとして発表されていたであろう本機ですが、イー・アクセスとウィルコムの合併、ヤフーによる買収(これはなくなってしまいましたが…)などといったことが重なった結果投入が2014年8月まで遅れてしまった結果、そのころにはすでにHuawei自らが後継機Ascend P7をSIMフリーで日本投入してしまっているという微妙なタイミングでの登場になってしまいました。
ここら辺はもう合併のごたごたがあったので仕方ない点ですし、結果として投入時点で最新だったAndroid 4.4.2”Kitkat”+Emotion UI 2.3の状態で登場してくれたのは良かった点ですが、正直P7投入までに登場してくれれば…改良版P6sの海外版投入は2014年1月ごろなのでそれを考えれば遅いわけではないとはいえ、オリジナルのP6は2013年6月発表だったこと、すでに後継機P7が発表されていたことを考えるとやっぱり時期的に遅すぎた感は否めないかなぁと。
すでにグローバル版Ascend P6/P6sは日本向けHuawei機ではAscend Mate 7に搭載されている最新UI、EMUI 3.0に最新FWで更新されていますが、日本版STREAM S 302HWではいまだ前バージョンEmotion UI 2.3どまりのままとなっています。
システム更新自体リリース直後に開始されたB231 Updateで止まっています。逆に言ってしまえんば「システム的には」現状のFWは安定しているということなのでしょうが、やっぱり最新のEMUI触ってみたいですよね…
ここら辺今後ワイモバイルとファーウェイがどういう方針を取るかによるのですが前述のとおりすでに302HWとして出荷する時点でKitkatを搭載して出してきたことや他キャリアの対応(特にUIが大きく変わるようなアップデートに積極的じゃないauやワイモバイルの親会社ソフトバンク)を考えるとここら辺あまり期待はできなさそうです…
結局Galaxy S2 LTE SC-03Dのほうは「バッテリーが充電できない」という致命的な問題から安定して動作している、SC-03D向けにビルドされているJCROM(Cyanogenmod11 Android 4.4.2ベース)に戻してしまったのですが、HTC J ButterflyでもすでにCyanogenmod 12が移植されているとのことだったので導入してみることにしました。
ちなみに日本向けHTC機だとほかにHTC J One(HTL22)、HTC J(ISW13HT)にも移植されているようです。
今回は上記HTC速報さんでも紹介されているtacoさんがビルドしたUnofficial Cyanogenmod 12を手持ちのHTC J Butterfly HTL21(S-OFF、Bootlorder Unlock済み)にインストールしてみることにしました。ちなみに現時点で最新のビルドは2/8付のこちらになります。
インストールは昨日のSC-03B同様TWRPで
システム領域も含めすべてフルワイプする(注:現在のシステムも完全削除するためROM焼きに失敗するとバックアップやRUUでシステムを復元しない限りOS起動不可となります)
CM12本体、gapps(Cyanogenmod 12公式からダウンロード可能です)をフラッシュする
再起動
という流れになります。ただしTWRPのバージョンが古いとCM12をうまく焼くことができないため同じくtacoさんビルドの2.8.1.0を使用しました。実は2.5のまま焼こうとしてROM焼き失敗→システムも飛ばしてしまっているためRUUでストックに戻してからTWRP焼き直しという作業をやっていますorz
インストールは無事完了。au SIM未所有なのでモバイルネットワークの確認は行っていませんが、Wi-Fi、GPS、サウンド、画面回転ともども問題なく動作しており、非常に安定しています。
HTC J Butterfly HTL21 Running Android 5.0.2(後でアップデートしましたが動画は1/25付ビルドのものです)
おサイフケータイアプリも現在未動作ですが移植されており、メンテナンスも進んで現時点でも安定して動作しています。HTL21自体SnapDragon S4 APQ8064 Quad+FHD搭載機だけにいまでも十分現役で使える性能ですが、こうやって新しいAndroid OSが問題なく動作するのはやっぱり感動ですね!(特に公式ではキャリアの意向でAndroid 4.1.1のまま一切メジャーアップデートは行われず終わってしまった機種なので…)
ビルドしてくださったtacoさんに感謝です!
2年前に「512MB端末でも動くKitKat」を試すためだけに購入し、CyanogenMod 11を焼いていた初代Galaxy S SC-02Bですが、最近はメイン機(302HW)が普通にKitKat機になっていたこともあって放置していました。
今日Galaxy S2 LTEにJCROMを焼き直す際に「ついでだから放置してるGalaxy Sのほうも何か別のカスタムROMでも突っ込んでみるか」
ということでXDA DevelopersのGalaxy S GT-i9000(SC-02Bのグローバル版)のフォーラムを眺めていたところ、「Cyanogenmod 11(4.4.4)をベースにGalaxy S5のTouchWizを移植して見た目S5っぽくなるROM」があったのでこちらをインストールすることに。正式名称は「TouchWiz Fusion ROM」となります。
インストール方法はいつも通り
TWRP or CWMで各種データ・キャッシュをワイプ
ダウンロードしたZIPファイルをフラッシュ
するだけで完了します。あくまでベースは公式CyanogenMod 11のNightry BuildなのでdidhiyさんのSC-02B向けCM11用bigmemパッチ、カーネルも適用しておきます。
ROM焼き完了後の初回セットアップ自体は”いつもの”Cyanogenmod 11同様ですがインストールされているLGキーボードが日本語環境だと落ちまくる上にタッチキーの戻るボタンが聞かなくなってしまうのでGoogleアカウント登録後即Google Play経由でGoogle日本語入力なりATOKなりをインストールしてIMを切り替えておくことをお勧めします。
インストール完了後のUIはこんな感じ。Galaxy S5準拠のTouchWiz Homeですね
OSバージョンはAndroid 4.4.4 "KitKat”。公式CM11 SnapShotsの2014年10月8日付けビルドがベースになっているようです。
クイック設定パネルはKitKat標準のものですがスキンがGalaxy S5のTouchWiz準拠のものに変わっています。
設定アプリはなぜかCM11標準のものとは別にGalaxy S5のTouchWiz UI風味のものもインストールされています。
ロックスクリーンも再現…しているのですがこれはシステムのロックスクリーンを置き換えているわけではなくアプリで実現しているものなのでシステムのロック画面を無効にしないとCyanogenmod標準のロックスクリーンが二重表示される情けないことになってしまいます。
最小限のgappsとCM11標準アプリのほか、Galaxy Appsや(たぶんGalaxy S5より前のバージョンの)S Health、S Noteなどのアプリも搭載されています。
ということであくまで「基本CyanogenmodにランチャーとしてのTouchWizと一部Galaxy標準アプリ、それっぽいロックスクリーンアプリを入れてS5っぽいUIを実現したカスロム」なのでさすがにオリジナルのGalaxy S5純正環境とは異なる部分が多いですが、初代Galaxy Sでも「それっぽい」感じは楽しむことができるかと思われます。元がCM11なので特に(前述のLGキーボード以外は)不安定っぽい要素もなく、SC-02B用のカーネルなどもそのまま適用できます。
さすがに公式Cyanogenmodの開発も11で打ち止めになるでしょうし、現在この機種の上位機種GT-i9001用Lolipop ROMは存在するもののGT-i9000用Lolipop ROMはまだ出ていないようで、さらにSC-02B用カーネルを開発して下っていたdidhiyさんも2014/4/1付のカーネルを最後に開発を停止してしまっているようなのでおそらくKitKatがこの機種の限界かと思われますが、Android初期ともいえる2010年上旬に登場した端末なのに4.4.xまで対応したことだけでも驚異的なことなのではないのでしょうか。
とりあえずこのROMでしばらく運用してみようと思います。