通りがかった池袋の東京芸術劇場。なんだか大きい垂れ幕が。。。
野田秀樹さんが東京芸術劇場の芸術監督に就任したそうです。
夢の遊眠社という劇団を知ったのは遥か昔のことでした。
友人が大ファンだったことから、つきあいで舞台を観に行った程度。当時はそんなに興味がなかったけれど、言葉のスピード感が印象的な、そして今まで感じたことがないような新鮮なメッセージ感だけは記憶に残っていました。
その野田さんの舞台を再び観たのはオペラをやるようになってから。
仲間たちと観に行った歌舞伎座での『野田版 研辰の討たれ』では、現代の口語での上演、音楽にカヴァレリアの間奏曲(マスカーニのアヴェ・マリアと言ったほうがわかりやすいでしょうか)を使ったり、歌舞伎を一般庶民に近づけてくれた感がありました。
また、新国立劇場のVerdiのオペラ「マクベス」の演出もされましたが、ユーモラスな人の動きやら、カラフルでファンタジックで斬新なイメージ空間創りで、楽しませてくれたことが思い出されます。
古きものが何百年の時を経て受け継がれていくのは、やはりそこにいつの時代でも変わらない大事にしたいことがあるからでしょう。その存在に気付いたとき、みんなが幸せな気持ちになれる。それであれば「今の時代」に生きる人がそのメッセージを容易に受け取られるような伝え方があってもいいと思うのです。
野田さんの芸術監督就任は、新しい時代の流れを感じます。
どんな展開があるのか、ワクワクしてきました
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