日声協の授業話の続きになりますが・・・
今年度は、主任のゆーき先生より歌詞を味わいそれを伝えることを意識するために、意味が理解できる日本語の歌、「日本歌曲」を用意しておくようにという指示があり、私は浜千鳥にしたのですが、みんなの持ってきた曲はいろいろ。
「荒城の月」「初恋」などの古くからの名曲もあれば、青島広志先生の斬新な曲もあり、それらを聞くのもまた楽しい。
先日の授業では「さより」という曲を歌った人がいました。
さより
北原白秋作詩
團伊玖磨作曲
サヨリはうすい
サヨリはほそい
ぎんのうをサヨリ
きらりとひかれ
つきよのかほに
だれだれでてる
さざなみこなみ
ちらりとひかれ
サヨリのうちは
まみづかしほか
つめたいサヨリ
みづのたまはけよ
サヨリはうすい
サヨリはほそい
ぎんのうをサヨリ
おねえさまににてる
私は初めて聞く歌でしたが、童謡っぽいメロディでなんだか可愛らしい歌。
生き生きと泳ぐ「さより」を思い浮かべる音楽でした。
演奏後にコメントを求められた加藤先生は「さよりの刺身で飲みたい・・・」
爆笑したけれど、私も、生きのよいお刺身はイメージできました。
さて、そして今日。
連休の谷間だけど、ウチの会社はカレンダー通りなので、通常勤務。
そして今週納期の企画書がまとまらず残業・・・。
夕食とらないままの残業だったので、帰りに新橋駅そばの京急ストアでお寿司を買って帰ることにしました。いつもならこの時間にはお寿司は売り切れていることが多いのだけど、連休のせいか今日はたくさん残っている。。。
で・・・「さより」のお寿司もあるではないですか!しかも50%引き!
あの「さより」の音楽が聞こえてきて、こんな姿になって(お寿司)可哀想とちょっと思ったりしたけれど、滅多にみかけないし。。。と、私の胃袋に納まったのでした
ああ、美味しかった!!!
紅葉おろしが載っているのが「さより」です。
確かに銀色に光っている・・・・
この曲、「日本歌曲集1」の4曲目にありました。
改めて歌曲集をよく見てみると、四季の自然や身近な風景を平易な言葉で書かれた詩や音楽がたくさんある。イタリア歌曲やオペラ・アリアのように情熱的ではないけれど、身近な事象への愛情と暖かいまなざしを通して、何でもないことが生き生きした風景になって見えてきました。
なんかいいなぁ・・・
歌ってそういうモノなんだよね。
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