今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

ALWAYSの向こう側に見えたもの

2008-01-09 | 音楽・舞台以外のアート

映画 ALWAYS 続・3丁目の夕日を見ました。

昭和の頃、その前の時代、大正生まれの人は私にとって昔の人でした。
しかし、今ではその昭和も20年も昔のことになって、どんどん遠くなっていきます。

自分の意思とは関係なく、世の中はどんどん便利になり、それを受け入れつつもその「今の便利」が夢だった時代を取り戻そうとしいている。望めば、ほとんど何でも手に入る、宇宙旅行でさえお金さえ払えば行ける今の時代。21世紀なんてずっと遠くのことに感じたのに、もう10年にもなる・・・

そんな今の時代は夢のない時代と言われるけれど、夢を見る必要があまりなくなってしまったのかも。ほしいものが手に入るまでのドキドキワクワク感が懐かしく、またそんな気持ちを取り戻したい。または大人になって「先が見える」と、諦めることも必要なことを知り求めなくなる・・・。だから過去を振り返って「幸せや夢を求めていたこと」を感じたいのか・・・
昭和ブームはそんなところにあるのかもしれません。

「夢を見ること」を夢見る時代なのですね。
もっとも、そんな幸せは日本という限られた地域でのこと。地球を見渡せば、まだまだ食べるモノにも困る地域や戦争におびえる国もあるのだから・・・

今ならイジメとも言われかねない学校でのできごと、プライバシー侵害と言われそうな近所の人好奇心、でも事件になったことなんてなかった。。。。友達と遊ぶのに、電話で予約をする必要もなかったよなぁ。携帯どころか家の電話でさえ、なかったけれど、困りはしなかった。その分、手紙を書いて返事が届くことを楽しみにしていたものだった。


私の小学生時代はこの映画よりもう少し後だけど、自分の子供頃に置き換えて見ている自分がいました。
私自身は、子供の頃いろんなことがあり、楽しい思い出ばかりでないけれど、それが不幸に思わないのは、周囲の人に恵まれたこと、そして今幸せだからなのだなぁ、、、と今こうしてここにいられることを感謝!

   

   
   地方出身者にとって、東京は夢を叶える場であり
   その象徴である東京タワー。
   東京タワーは今でも東京の象徴ですね!

   
   日本橋だそうです・・・ 今の日本橋もよくわからないので
   ピンときませんが。

   
 「ひかり」は東京オリンピックの年からだから、その前は「こだま」だけだったのかな。 東北新幹線が走る前、東北本線の特急「ひばり」もこんな電車でした。
仙台~東京 4時間かかってました。今は、こまち・はやてで1時間40分!

  

この黄色のワンピース、ファッション史にもある「サックドレス」です。
昔は手作り、もしくはオーダーメイドが普通でしたね。
私も小学生くらいまでは仕立てが普通でした。それもあってか自分で洋服を作るのが好きだったのですけど、今は全てお金(カードかな)で解決・・・

町の中の「テレビはナショナル」の看板やマスコットも懐かしく思いました。
町の電気屋さんにとってはナショナルの代理店になるのは、スティタスだったはず。

折りしも、松下電器産業の社名変更のニュースが。

「明るいナショナル、明るいナショナル、ラジオ・テレビ何でもナショナル~~♪」

というCMが
「明るいナショナル、明るいナショナル、みんな家中何でもナショナル~~♪」

に変わっていたのはいつだったのか・・・今じゃそんな歌も聴きませんが。

松下ブランドはパナソニックになって松下もナショナルも消えちゃうんですね。
私は松下の社員ではありませんが、いよいよ昭和は遠くなる感じがします。
このCMの後、水戸黄門~大岡越前 やってたのです。父が見る番組と決まっていたのでした。

いろいろ見ては消えた夢もあるかもしれないけれど、もう一度掘り起こし見てもいいのではないかな。自分の夢だけでなくて、人のために見る夢もあると思うし。
幾つになってても、夢を見て、キラキラ輝く自分でいたいと思うのでした。

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