伯母の家

2018-03-20 22:56:01 | 生い立ち・家族
この前話した伯母の家に、一人でお泊まりしたことがあった。
幼稚園に入る前のことだ。
伯母が動物園に連れて行ってくれるというので、
前の晩からお泊まりしていたのだ。

ところが翌日は雨で…。
明日にしようねと。
その次の日も雨で…。
雨の日が2日だったか、3日だったか、そこまでは覚えていないが。
とにかく、私はホームシックになってしまったのだ。

夜、布団の中で、
母や祖父母が、私を迎えにくるために歩いている様子を想像していた。
そうして私は泣いていたらしい。

当時、伯父はまだ車を持っていなかった。
慌ててオートバイで私を家まで送ってくれた。
(確かその翌日は晴れたと思う)。
後日、動物園にも無事に行けた。

その伯父は、亡くなって10年くらいにはなる。
伯父が亡くなった時に思った。
彼は、私にとって、一番父親に近い存在だったのかなと。

多分親族の中で、私は父親を知らないかわいそうな子で…。
かつてそんな風に思ったことはなかったけれど、
今はそう思う。


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