“奥様”と呼ばれるために

インド映画の次は、ベトナム映画です。予告編を見た時、その美しい風景や鮮やかな衣装や古めかしい屋敷やしきたりなど…

チャン・イーモウ監督「紅夢」（９１）を思い出しました。１９２０年代の中国を舞台に、１９歳の少女（コン・リー）が…

ある富豪の第４夫人として屋敷に嫁入りします。本妻や３人の夫人たちの住む居室の外に、赤い提灯が点れば、主人がいる証し。

「紅いコーリャン」（８７）、「菊豆（チュイトウ）」（９０）と、イーモウ監督とコン・リーのコンビ３作目でした。

名作なので、未見の方はぜひ。そして冒頭のベトナム映画ですが、女性監督アッシュ・メイフェアの長編デビュー作となる…

「第三夫人と髪飾り」（１８）です。監督自身の曾祖母の体験を基に映画化したそうです。１９世紀、北ベトナムの山間部。

絹の里を治める大地主（レ・ヴー・ロン）の元に、１４歳のメイ（グエン・フオン・チャー・ミー）は３番目の妻として嫁いで来ます。

息子を出産した第１夫人のハ（トラン・ヌー・イエン・ケー）、３人の娘を持つ第２夫人のスアン（マイ・トゥー・フオン）が暮らす屋敷で…

若くて無邪気なメイは、世継ぎとなる男児を産んでこそ奥様と認められると知るのでした。やがてメイは妊娠。出産を心待ちにする中…

第１夫人の妊娠も発覚。さらにメイは第２夫人の衝撃的な秘密を知るのでした。果たして？改めて女性の生き方を考えます。

路地裏の少年（ガリーボーイ）の叫び

最近のインド映画ブームは、本物です。歌って踊ってのエンタティメント満載の娯楽映画だけでなく、本国で公開されている…

さまざまなジャンルの映画が、日本にやって来ています。サンジャイ・リーラ・バンサーリー監督「パドマーワト 女神の誕生」（１８）、

ラージクマール・ヒラニ監督「ＳＡＮＪＵ／サンジュ」（１８）、ロヘナ・ゲラ監督「あなたの名前を呼べたなら」（１８）、

アドヴェイト・チャンダン監督「シークレット・スーパースター」（１７）、サケート・チョーダリー監督「ヒンディー・ミディアム」（１７）、

アヌラグ・シン監督「ＫＥＳＡＲＩ／ケサリ ２１人の勇者たち」（１９）などなど、もう見ましたか？インド映画の多彩さに…

感動してしまいます。見ないなんてもったいない！そして今度の映画は、女性監督ゾーヤー・アクタル「ガリーボーイ」（１９）です。

ムンバイのスラム街に生まれた、大学生のムラド（ランヴィール・シン）。雇われ運転手の父と母は、彼を大学に通わせるため…

一生懸命働いていました。しかし、ムラドは内緒で裕福な家の娘サフィナ（アーリヤー・バット）と交際し、地元の悪友と…

つるむ日々。ある日、大学構内でラップをする学生ＭＣシェール（シッダーント・チャトゥルヴェーディー）と出会います。

一瞬でラップに魅せられたムラドは、フリースタイルのラップ大会での優勝を目指すことに。インド版ラップ少年の物語です。

３回目の大脱出

スウェーデン出身のミカエル・ハフストローム監督「大脱出」（１３）は、シルヴェスター・スタローン演じる脱獄のスペシャリストと…

最新鋭の監獄で囚人たちのリーダー的存在、アーノルド・シュワルツェネッガー共演のアクション映画。刑務所長ホブスを…

ＴＶシリーズ「パーソン・オブ・インタレスト」（１１～１６）のジム・カヴィーゼルが颯爽と演じ、高級なスーツを着てダンディ。

最後は死んじゃいましたけど。それはともかく、スティーヴン・Ｃ・ミラー監督の続編「大脱出２」（１８）も製作され…

シリーズ化。続編の相棒はデイヴ・バウティスタ。キャリー・マーニオン監督「ブッシュウィック 武装都市」（１７）や…

スコット・マン監督「ファイナル・スコア」（１８）で、主役を演じてますね。シリーズ３作目は、ジョン・ハーツフェルド監督…

「大脱出３」（１９）です。脚本は３作ともマイルズ・チャップマン。中国の国際的ハイテク企業ジャン社の社長令嬢…

ダヤ（マリース・ジョー）が誘拐されます。かつて彼女の身辺警護をしたことのあるシェン・ロー（マックス・チャン）は…

脱獄専門家レイ・ブレスリン（シルヴェスター・スタローン）の元へ。レイは、相棒のトレント・デローサ（デイヴ・バウティスタ）と…

救出に動くのでした。果たして？シリーズ３作に出演のハッシュ役、カーティス・“５０ Ｃｅｎｔ”・ジャクソンも気になります。