goo blog サービス終了のお知らせ 

だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ハワイ沖にも来てました。

2012-03-04 21:33:55 | 映画
H・G・ウェルズ原作小説の映画化、スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演「宇宙戦争」(05)では、地中奥深く隠れていたエイリアンが突如地上に現われ、人類はパニックを起こします。

ジャック・フィニイ原作小説の映画化、フィリップ・カウフマン監督、ドナルド・サザーランド主演「SF/ボディ・スナッチャー」(78)では、外宇宙から飛来する生命体(侵略者)が人間の体と入れ替わり…。

ジョン・W・キャンベル・Jr原作小説の映画化、ジョン・カーペンター監督、カート・ラッセル主演「遊星からの物体X」(82)では、10万年前に飛来した謎の巨大UFOを発見、未知の生命体が…。

いつの間にか地球にやって来る未知の生命体。ある日突然地球に来襲するヤツと、ずっと昔に地球にやって来ていたというヤツ。マイケル・ベイ監督の「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」(11)でも。

1969年7月20日のアポロ11号月面着陸の影で、月の裏側では未知の金属生命体“トランスフォーマー”の宇宙船が不時着していたんでしたっけ。つまり人類に油断は禁物なのです。

ユニバーサル映画100周年記念「バトルシップ」(12)では、太平洋上にエイリアンの侵略部隊が出現!監督は俳優出身で、「ベリー・バッド・ウェディング」(98)で監督デビューした、ピーター・バーグ。

「キングダム/見えざる敵」(07)「ハンコック」(08)の監督でもあります。ハワイ沖で、アメリカをはじめとする世界各国の自衛艦が集結して、大規模な軍事演習が行われていました。

その時、沖合に正体不明の巨大な物体が出現!それは地球からの呼びかけに応じて飛来した、エイリアンの母船だったのです。しかし呼びかけた科学者たちの意図に反し、彼らは友好的ではなかったのです。

エイリアンは次々と未知の武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛けてきます!戦いの最前線に立たされたのは、演習に参加していた米海軍の新人将校アレックス・ホッパー中尉(テイラー・キッチュ)でした。

そして彼がライバル心を燃やす自衛艦艦長の長田(浅野忠信)。果たして、彼らはエイリアンの攻撃を阻止できるのか?キッチュは「バンバン・クラブ」(10)にも出演の期待の人。リーアム・ニーソンがしめます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イランの社会事情

2012-03-03 15:10:12 | 映画
今年のアカデミー賞外国語映画賞は、イランのアスガー・ファルハディ脚本・製作・監督の「別離」(11)でした。近年のアカデミー賞外国語映画賞受賞作は、見応えがありますね。楽しみでもあります。

「善き人のためのソナタ」(06/ドイツ)、「ヒトラーの贋札」(07/オーストリア)、「おくりびと」(08/日本)、「瞳の奥の秘密」(09/アルゼンチン)、「未来を生きる君たちへ」(10/デンマーク)

イランの映画には馴染みがなく、映画のタイトルやチラシは見たことがあっても、なかなか劇場に出かけることがなくて…。ちょっとだけ知っているのは、アッバス・キアロスタミ監督の名前。

「友だちのうちはどこ?」(87)「ホームワーク」(89)「そして人生はつづく」(92)「オリーブの林をぬけて」(94)「桜桃の味」(97)「明日へのチケット」(05)「トスカーナの贋作」(10)など

そうか、「明日へのチケット」を見てました。本作のアスガー・ファルハディ監督は「彼女が消えた浜辺」(09)で監督デビュー、2作目です。それはともかく、「別離」はテヘランで暮らすある家族の物語。

シミン(レイラ・ハタミ)は、11歳の娘テルメー(サリナ・ファルハーディー)の将来を思い、イランから出る準備をしていました。しかし、夫のナデル(ペイマン・モアディ)は国を出ることに反対。

ナデルの父親がアルツハイマー病となり、父を置き去りにはできなかったのです。14年来の夫婦は、離婚の危機に。家庭裁判所に離婚許可申請しますが認められず、やむなく夫婦は別居。

シミンはテルメーを連れ、母(シリン・ヤズダンバクシュ)と同居することになります。一方のナデルは、父の世話のためにラジエー(サレー・バヤト)という貧しい娘を雇うのでした。

ラジエーは、短気な夫ホッジャト(シャハブ・ホセイニ)に無断でこの仕事を得ていました。ある日、帰宅したナデルはベッドから落ち意識不明の父を発見します。怒ったナデルは、ラジエーを追い出します。

その夜、ラジエーが入院し流産したという知らせが…。緊張感みなぎる会話劇、予測不能のストーリー展開、そんな巧みな脚本でベルリン国際映画祭金熊賞、銀熊賞(男優賞&女優賞)も受賞。素晴らしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シリルとサマンサと自転車

2012-03-02 21:29:32 | 映画
ジャン=ピエール・ダルデンヌ監督とリュック・ダルデンヌ監督は兄弟。兄のジャン=ピエールは1951年4月21日、弟のリュックは1954年3月10日ベルギーのリエージュ近郊で生まれました。

工場地帯のリエージュから、ブリュッセルへ移ります。そこで演劇界や映画界で活躍していたアルマン・ガッティと出会い、彼の下で暮らすようになり、大きな影響を受けた2人は映画製作を手伝います。

「イゴールの約束」(96)「ロゼッタ」(99)「息子のまなざし」(02)「ある子供」(05)「それぞれのシネマ ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~」(07)「ロルナの祈り」(08)

他に製作のみの「陽のあたる場所から」(03)もあり。「イゴールの約束」で映画デビューし、監督作品の常連でブリュッセル出身のジェレミー・レニエが出演したのが「少年と自転車」(11)です。

ちなみに脚本も2人で書き、第64回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞。本作が誕生したのは、監督が03年に「息子のまなざし」の公開(03年12月)に合わせ、来日した時でした。

少年犯罪についてのシンポジウムで“赤ちゃんの頃から施設に預けられた少年が、親が迎えに来るのを屋根にのぼって待ち続けていた”という話を聞き、着想を得たそうです。映画のサイトをご覧ください。

シリル(トマス・ドレ)はもうすぐ12歳。自分をホーム(児童養護施設)に預けた父親を見つけ、再び一緒に暮らすことばかり考えているています。学校へ行くふりをして父と暮らしていた団地へ向うシリル。

しかしそこには誰もいません。父親が買ってくれた自転車はどこに?ある日、シリルを美容院を営むサマンサ(セシル・ドゥ・フランス)という女性が訪ねて来ます。あの自転車を持って…。

そしてシリルは週末を彼女の家で過ごすことになります。果たして、シリルとサマンサは?シリルの父親を演じるのが、ジェレミー・レニエ。セシル・ドゥ・フランスは、「ヒア アフター」(10)に出演。

少年と自転車で思い出すのが、ヴィットリオ・デ・シーカ監督のイタリア映画「自転車泥棒」(48)。ブルーノ少年役のエンツォ・スタヨーラもシリル役のトマス・ドレも、まったくの新人。期待しましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする