だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

スルリックとユレクの運命は?

2015-06-21 15:42:37 | 映画
第2次世界大戦下ポーランドを舞台にした映画には、ユダヤ人迫害の作品が多くあります。アラン・J・パクラ監督「ソフィーの選択」(82)、スティーヴン・スピルバーグ監督「シンドラーのリスト」(93)

ピーター・カソヴィッツ監督「聖なる嘘つき/その名はジェイコブ」(99)、ロマン・ポランスキー監督「戦場のピアニスト」(02)、アンジェイ・ワイダ監督「カティンの森」(07)などなど。

マシュー・ヴォーン監督「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」(11)で、後のマグニートーとなるエリック・レーンシャーが自身の能力を知るのも、ポーランドの強制収容所でした。

作品の中には、実話を元にしたものも。国際アンデルセン賞受賞作家ウーリー・オルレブ著『走れ、走って逃げろ』を映画化したのが、「ふたつの名前を持つ少年」(13)です。

監督は、ドイツ出身のペペ・ダンカート。作家、監督、プロデューサーとして活躍し、ドキュメンタリー作品を多く発表。知りませんでした。戦後70年、アウシュビッツ収容所解放70周年作品。

8歳の少年スルリック(アンジェイ・トカチ&カミル・トカチ)は、ポーランドのユダヤ人強制居住区から脱走します。森の中で寒さと飢えで倒れたスルリックを助けたのは…

ヤンチック夫人(エリザベス・デューダ)でした。彼の愛らしさと賢さに魅了された夫人は、ポーランド人孤児ユレクと名乗るよう言い、架空の身の上話を覚えさせるのでした。

やがて夫人のもとを離れ、生き別れになった父との約束を胸に前に進むスルリック。農村を回りながら、寝るところと食べ物を求めるスルリックは、果たして?

主人公を演じるのは、ポーランド、ワルシャワ生まれの双子の兄弟。700人のオーディションを勝ち抜いて、本作の主役に抜擢されたそうです。キャストもスタッフもよくわからないけど…。

オスカー・シンドラーやウワディスワフ・シュピルマン、ジェイコブやマグニートーとは違い、名前を捨てポーランド人を装い、ナチスの迫害から逃れる8歳の少年の運命は?

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