だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

現代に蘇ったラザロ

2019-03-04 21:08:08 | 映画
新約聖書のヨハネによる福音書に登場する『ラザロ』の話をご存知ですか?イエスの親しい友ラザロが病気と聞き、訪ねると…

すでに葬られて4日後。イエスが『ラザロ、出てきなさい」というと、彼は墓の中から出て来たという『ラザロの蘇生』のこと。

イエスの行なった奇跡のひとつですね。とはいえ、本作とは全く関係ないのですが、タイトルから思い出してしまいました。

未見ですが「夏をゆく人々」(14)の女性監督、アリーチェ・ロルヴァケル脚本、監督「幸福なラザロ」(18)が公開されます。

第71回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネートされ、脚本賞を受賞しました。時は20世紀後半、イタリア中部。

そこは、渓谷で外の世界と隔絶されたインヴィオラータ村。領主デ・ルーナ侯爵夫人(ニコレッタ・ブラスキ)によって…

支配されていた村人たちの中に、純朴な青年ラザロ(アドリアーノ・タルディオーロ)がいました。彼らは、小作制度の廃止も…

知らされずに、昔のままタダ働きをさせられていたのです。ある日、侯爵夫人の息子タンクレディ(ルカ・チコヴァーニ)が…

町からやって来ます。彼はラザロを巻き込んで、自身の誘拐騒ぎを起こします。その事件を発端に、村の存在が世に知られることに。

領主による大規模な労働搾取事件。果たして、その結末は?高校在学中に、監督にスカウトされたアドリアーノ。ぜひ、見ましょ。
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