眠らない街

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おじさん達の想い~将棋社会人リーグ(社団戦)

2005年10月16日 | 将棋
私と私の将棋仲間は社会人リーグ(社団戦)というものに参加している。
1チーム7人編成の団体戦で一応最上位のA級に在籍している。私だけ仲間とは別のチームで出場しているが、まあ関係者のようなものである。
私の仲間のチーム(調布SC)は若手2人、中堅2人、残りが40~50代のおじさん達。このおじさん達が主力となっている。メンバーに多少の入れ替わりはあったものの、最下位のリーグからノンストップで勝ち上がり、現在のA級で指すことが出来るようになった。
主力のIさんは「やっぱり強いヤツと指すと面白い」「A級はいいねぇ~手ごたえがある」「なんとか残留して来期も強いヤツと指したいね」と、言っていたが、これはキャプテンTさんをはじめ、メンバー全員の想いだろう。
しかし巨人や他のスポーツチームがそうであるように世代交代という問題がある。
調布SCの場合、世代交代の人材が不足しており、若手も実力でレギュラー奪取に至らず、若返りが図れない。
若手のEくんは時折爆発的な力を出すことがあるがどうも不安定
Fくんは確実性には見るものがあるが、足は遅く、全体的に力不足、一旦悪くなるとズルズル行ってしまう、変化球にも弱い
調布SCの主力のおじさん達は、この若手2人がおじさん達を負かすほど強くなり、実際負かして欲しいと思っているようなところがある。「さっさと追い抜いてくれよ!」と毎回心の中で思うのだが、どうも「打てば響く」という感じではない、へらへらしていたり、大人しかったり、こいつはこれから伸びるぜーというような存在感がないのだ。

今この若手2人がA級で指すことが出来て、冒頭のIさん感想のような「苦戦ながらも身のある将棋」を指し、「充実感がある」のは、このおじさん達のおかげだ。
主力のおじさん達が団体戦の急所で勝つから、残留につながりA級で指せるのだ。
しかし数年したらこのおじさん達にも衰えが来るだろう。実際何人か衰えたおじさんもいる。この時おじさん達にA級で指す場を与えるには、若手のEくん、Fくんの成長にかかっている。

このおじさん達の想いを考えると、へらへらせず目に光を持ちなさい積極的に環に入って意見を聴きかつ言いなさい、そして今のうちに強くなってしまえ!と、他チームながら切に願うのである。
そうは見えないかもしれないけど・・・(笑)。

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