眠らない街

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神立のスクール

2009年02月24日 | スノボスクール
神立のスクールは、午前中でも午後スクールを申し込むことが出来ます。
ゲレンデの目の前のギャラリアでなく、リフトを下ったところにあるベースキャンプ&スパで申し込む必要があるので、滑走する前にいち早く申し込んでしまいます。

で、コース選択の際、ハタと悩みます・・・
「現在のあなたのレベルは?あてはまるものに○をつけて下さい」
上級:どのような斜面でもスイスイ滑れる方
中級:ゆるやかな斜面で左右どちらにも曲がれる方
初級:スノーボードを装着してリフトの乗り降りができる方
初心:全く初めてスノーボードをする方

前回は、受付にいるインストラクターさんに聞かれるままに答えたら、上級コースになりましたが、あらためて目安を読むと結構悩みます。上級と中級に差があり過ぎだよなぁ・・・

「どのような斜面でも」
って、神立にはヘラクレスコースがあるじゃん。
間違ってヘラクレスコースに足踏み入れて、半ベソかいた身としては「どのような斜面でも」ってわけには行きません。
仕方なく、中級で申し込みました。

午後、スクール開始。
午後スクールに関わらず、5人の大盛況
女のコ3人のガールズトリオ+10年ぶりスノボのママさんライダー1人。
女性4人のハーレム状態。キターってなもんです♪
ペアリフトでママさんと一緒になりましたが、結構話し好きな方で、
「私、滑るの10年ぶりくらいなんですよ」
「当時、板とか日本で売ってなくて、ニューヨークで買って、日本に持ち込んだんですよね~」
「でも今日はレンタルボードですよね」
「ええ。ちょっと古いんで、恥ずかしくて」
「昔はスクールとかなくて、自己流だったから、一度診てもらおうと思って・・・」
お子さんは、スキースクール受講で、その間にスノボスクール!!
ママさん、カッコ良かったです。

今日のインストラクターは、首藤さんというメジャーリーガー岩村選手似のおにーさん。
硬派ではなく、割とフレンドリーな気さくでユニークな方でした。

大中平高速クワッドリフトに乗り、ボルックスコースのスタート地点へ。
まずはテスト滑走。
午前中トライしていたクロスオーバーを意識して「攻めて」みました。
その後、ママさん、ガールズトリオ滑走。
女性陣の滑走を見て、正直、
「個人指導状態来たか!」
と思ったら、5人1組のレッスンに。
首藤さん、
「それでは、この5人で午後スクール進めて行きます」
「皆さん、共通で出来ていない部分があります」
「2時間のスクールですが、滑りを変えるきっかけになればと思います」
との第一声明。
うーん。同じカテゴリですか・・・

で、以下レッスン内容。「重心移動」導入編でした。
①腰に手を当ててターン(フロント/バック)
首藤さんのレッスンの特徴として、レッスンの意味をしっかり説明してくれるというのがあります。
出来ていない部分、個々のメニューで身につけようとする内容、それぞれしっかり説明してくれるので、考えながら学ぶというのがし易かったと思います。
首藤さんが言うように、限られた2時間のスクールなので「何かが残るように」というのを重視しているんでしょうね。

このメニューは「過度なローテーション」「無理なボードを曲げる動き」を矯正するもの。
最初に「ローテーション禁止!」とハッキリ言われてしまいました。
やり方は、レギュラースタンスなら、「右手を腰に当てて」「進行方向に指さし&目線を合わせ」ターンするのみ。
こうすると、腕を振ったり、右足でボードを振る動きが出来なくなります。

メニュー自体は難しくありませんが、とにかくゆっくりターンするので、フォールラインでバランスを崩さないことがキモです。

②木の葉で重心移動
①は重心移動を最小限にするメニューで、制約与えてクセを取っ払うのが目的でした。
このメニューは、重心の左右の水平移動です。
重心を左右に水平移動すると、移動した方にボードが動くというのを実体験させます。

やり方は、サイドスリップの状態から、腕を肩の高さに水平に広げ、そこから腰を水平に右または左に移動させます。
腰を水平移動させる際、右足または左足のビンディングの上に来るくらい、しっかりと移動させます。
これも難しいところはありません。

③ノーズドロップ(フロント/バック)
このメニューは、重心の前後の移動です。
②のメニューで、腰をしっかり移動させるのは、ノーズドロップ時の「右足をしっかり伸ばす」を意図していると思います。
右足をしっかり伸ばし、腰を水平移動した後、その腰をそのまま前方に持って来ると、バックサイドからフォールラインになります。
フロントサイドからフォールラインにする場合には、②の後に腰を後方に持って来ます。

これも難しいところはありませんが、とにかくゆっくりなので、重心移動出来ていないとバランス崩します。
一度、バランス崩してこけてしまいました。

④連続ノーズドロップ
③の連続。
フォールラインから横になる時、重心を中心に戻して、一度しっかり止まるように言われました。
重心を左右、前後、中心という順序で移動させて、メリハリつけます。

ガールズトリオの面々が、私に、
「どうやるんですか」
と聞いて来たので、
「腰をビンディングの上」「そこからつま先、または、かかとの上」「最後にボードの中心」
という話をします。それで、自分自身整理が出来たところがありました。
話した内容を意識して滑ったら、首藤さんから、
「さっきはバランス崩してましたが、今のは完璧でした」
とコメント頂きました。

⑤サイドスリップ+しゃがみ(バック)
今までのメニューは、重心(腰)の前後左右の移動でした。
このメニューは、重心(腰)の上下の移動になります。

バックのサイドスリップの状態で、そのまま斜面を降ります。
途中、自分の限界までしゃがみ、止まるというもの。
腰をしっかり落としてしゃがめると、エッジが自然に立ち、止まることが出来ます。
両足に均等に体重がかかっていれば(=重心が中央にあるなら)、腰を落とすのは難しくありません。


人数の多いスクール、かつ、説明が詳しかったということもあり、メニュー自体は多くありませんでした。
基本に立ち返るという内容で、多少物足りなさもありました。
しかし、スクール終了時、首藤さんから、
「○○さんは、テスト滑走の時、腕の力と右足の力で強引にターンしてました」
「多分、長時間滑ると、右足に負担かかると思います」
「このレッスンでやったような重心移動が出来れば、もっと楽に滑れるようになります」
「ノーズドロップはうまく出来ていたので、今後も繰り返し練習してみて下さい」
とコメント頂きました。

多分、物足りなさを感じていたのを、見抜かれていたんだと思います。
実際、ここ数回滑った時、以前と違った形ではありますが、右足に負担がかかっています。
基本に立ち返って、重心移動を心がけたいと思います。
首藤さん、ありがとうございました!!

今回の一言:「前後左右上下の重心移動」