laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
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小市民バラードとジャズィーなロックンロール

2011-01-06 | spectacles

澤田研二正月ライブ『Ballad and Rock'n Roll』に行ってきました。

タイトルどおり、といえばどおり。

前半はバラードとミディアムテンポの曲ばかり。バラード好きのlavie大喜び、かと思えばさにあらず。
冒頭の『いくつかの場面』(名曲ではあるが食傷気味)を除き、ほとんどが90年代後半以降の、なんつーか「小市民的幸福と死」シリーズのものばかり。
あたしが好きなジュリーさんのドラマティックな世界とは対照的なちっちぇーバラード。
これだけたくさんバラード並べ聞かせてもらって、自分が退屈するなんて、思ってもみなかった。

で、めったにない休憩10分。

直前に飲んだアルコールのせいでトイレに行きたかったのでこれはありがたかったのだが、後半、いきなりロックンロールに転ずる作戦か、と思いきや、lavieの周辺では忌み嫌われてるなんちゃらかんちゃら(よく知らん)南の島の伝説ソング。永遠にバラードかよ、と思わせつつ、しだいしだいにテンポアップしていくんだけど、それでも、ジュリーファン待望の大運動会的楽曲は最後の最後まで出てこない・・・

通常一曲目から総立ちライブなんだけど、バラードづくしで立ち損ねた観客は結局一部の間ほとんど座っていましたね。後半5曲目くらいで無理やり立ち上がったかなあ。座ってりゃいいのに。

とその後もしばらくずっと座ってたあたしですが、とうとう前が見えずに立ち上がったら、面白いもの発見。

 

最前列ど真ん中でもうめっちゃノリノリの薄らハゲ大男。
後ろ姿しか見えないので推察アラフィフ?なんだけど、それはそれは幸せそうに腕を振り上げ、縦に斜めに踊りまくる。
この方が『abc・・・I LOVE YOU』(だっけ?)の「あいら~~ゆっ」のところでジュリーさんと差し伸べあった手がETのコンタクトよろしくシンクロしている瞬間をオペラグラスで目撃して、大爆笑したのは、あたしです。
もうその後は彼に釘付け。あたしのオペラグラスはジュリーさんより彼を多く見続けていたと思う。

今となっては感じすぎビンビンあたりで彼がどんなふうにビンビンしていたかを見損ねたのが痛恨の極み。

三人くらい挟んでやっぱりノリノリで踊っていたこれまた推定アラフィフのシノワズリっぽいノースリの張り切りおねーちゃんとペアで夫婦漫才よろしく、舞台の端っこで踊っててほしかった。

中村座の羅漢席みたいなダンシングシート作ればいいのに、ジュリーライブでも。

 

というわけで、なぜ最初から最前列ウォッチングしなかったんだろう、と思うほど個人的にはつまらないセットリストでした。
マニアックといえばマニアックなんだけど、マニアの方向があたしの好みとはまったく違った・・・
知らない曲が多かったけど、いい曲なら知らなくても感動の邪魔にはならない、のは昨年暮れのみゆきのコンサートで実証済みだから。好きな曲はほとんどなかったよん。orz

ちょっとだけうれしかったのは

来ルベキ素敵、感じすぎビンビン、彼女はデリケート、

 

くらいかなあ。

 

そうそう、会場にピー先生が来ていたらしく、一階席は大騒ぎ。二回ほどきゃ~という叫びが聞こえたので、ピーが手でも振ったのかと思ったら、なんとトイレにいって帰ってきただけなんだって。ファンのみなさん、乙女やねぇ。
30年経ってもまったくの一般人には戻れないピー先生、そういう反応がうれしかったのかなあ、いやだったのかなあ。

 

 

 


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2 Comments

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Unknown (きょん。)
2011-01-11 00:25:14
最前列ど真ん中の「彼」のことを語り合える
仲間がいてうれしゅうございます。

今回は「彼」に救われましたが、渋谷最終日は
何を楽しみにしたらいいのでせう
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Unknown (laviedure)
2011-01-11 09:41:25
DのGさんが時々リズムをはずしていたのが気になったので、
そこが是正されているかどうかチェックしてきてくださいませ。
今回鉄人バンドにとっても
久しぶりとか初めての曲が多かったから大変だったのでしょうね。
しかし珍しい曲にしても、もう少しいい曲を選ばんかなあ。
好み、変すぎ。
最前列の彼、あたし(たち?)にとってはエンタテイナーだったけれど、後ろの席の人にとっては疫病神だったでしょうなあ。
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