laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

ちゃんと行ったよ

2020-10-20 | kabukiza

十月二度目。一度目でかなりがっかり(いろいろな意味で)したのでもう行かなくてもいいかな、とも思ったのですが、ずっと雨だったのが晴れて。これで行かなきゃ女じゃない!と自分を奮い立たせて出かけてきました。相変わらず地下鉄の禁は破ってないのでバス乗り継いでの長旅です。

で、閑散とした歌舞伎座、娯楽なし。には二度目で慣れたw

角力場の見所(個人的に)二カ所カット、はわかってたし。

カンクは相当良くなってた。特に放駒後半の意地っ張りなところとか。

…ので結論として行って良かったです。

これでコロナになっても悔いはない!

 

 

というにはちょっと不足だったかなw

 

舞台写真は売らないのですか?と係員に聞きたくなるくらいには良かった。

結局聞かなかったけど。どうなんだろう?

追記

そういえば、舞台に放駒が登場した瞬間、「あ、春馬が激賞してた、(銀魂2で)一緒に芝居が出来ただけで嬉しかったって言ってた勘九郎さんだ!」って思っちゃったのよね。

「わたしの勘ちゃん」から数ヶ月でこの変わりよう!我ながら怖いわ。wwwww

 


すべて、春馬のおかげ

2020-10-19 | passe-temps divers

春馬の(相変わらずすべての日常行動のベースは春馬らしい)過去映像見たさに今度はスカパーに加入。加入してないチャンネル以外も二週間は見放題。ってことでぼーっとどこかのチャンネルヲ見てたらすごいものが目に入り瞬間目が釘付けに。

お染の七役。なんと勘九郎(勘ちゃんパパ)と小山三のコンビ。これだけで大興奮のところ。見てるうちにこれは影武者のほうで、本役を演じてるのはジャッキー(先代)さんと誰か(たぶん後で出てくる入川さん?)だということがわかる。

そしてそして・・・なななんと。本舞台の真っ最中に小山三さんが(役名忘れたのでごめん)、テグスかなにかでくびり殺されるというはちゃめちゃな展開。もうここらへんから画面に釘付けでしたw

急いでチェックしてみたらこれ、いわゆる二時間サスペンスで、先代勘三郎が歌舞伎役者兼名探偵の中村雅楽を演じていたシリーズものの一作だった。戸板康二か何かよね、原作。歌舞伎見始めたころにいくつか読んだ記憶が

で、物語の展開としてはまあありがちな野心と愛情の渦巻いたお話で、どうってこともなかったのですが。

勘九郎(パパ)が犯人と疑われて苦悩して、それを守ろうとする古手川祐子ちゃんが可愛い可愛い。パパ、きっと恋しちゃったのではなかろうか。

そして、第一の犯人(正確には黒幕。実際には小山三さんが実行犯でカンクパパを殺す予定が、やらかしちゃったんだけど)コンビがこのお二人。ワタクシ右側の人、ずっと(澤村)藤十郎さまだと思い込んでまして。それも前半の大興奮の大きな部分だったのですが。白塗り取ったらこの方↓(入川保則さん)で、ちょっとガッカリしました。だから道行きの場面でほとんど久松が映らなかったのだわ。ちなみに左側のかた↑は、積み木くずしてたおじさんですね。名前忘れた。左の方↑はかの淡島千景さま。まあ名優だらけで豪華なこと。こちらが二番目の殺人の犯人さん。カンクパパの生みの母という設定。

豪華といえばじじんちゃま探偵の助手?役が早乙女愛ちゃん。この人今どうしてるんだろう?

というわけで愛憎劇が終わり、じじんちゃまがパパの後見として「後は任せろ」みたいなことでちゃんちゃん!

最初の興奮は尻すぼみだったのですが。それにしても、久々に歌舞伎関連で興奮したわ。こういう手があったとは!

お染の七役以外に妹背山御殿(お三輪ちゃんがジャッキーさん、橘姫がカンクパパ)も見られたし、旧歌舞伎座内部のあちこちが映っていて、出来れば動画で録って保存したいくらい。中でも今はもう亡き理髪店が重要な舞台になってるのなんて、けっこう史料としても貴重な気がします。

てなこといいながら、次の作品(三つか四つのシリーズを一挙放送だったのね)ではじじんちゃまが六段目百姓なんとか兵衛(おかるのお父ちゃん。稲叢の前で勘平に殺されちゃう)をやるというチン場面をが見られるってんで張り切って見始めたんだけど肝心な場面が始まる前にうたた寝(熟睡かも)してしまったという・・・

しかし、春馬のことを調べてるうちに、音楽演劇歴史政治思想w、いろいろな知らなかった事への知識が増えてますなあ。
春馬、ありがとうね。と、結局春馬で締めるのであった。

でも春馬のことはこのブログではほとんど書かないのであった。ふふん。

 

追記

ジャッキーさまといえばこのドラマではこんな感じ

でしたが、これまた数日前無料期間の衛星劇場でン十年前の白黒映画をやってて、二枚目?役の(当時)大谷友右衛門さんが。大川橋蔵か長谷川一夫か(実はどちらもよく知らない)と思いましたよ。ってことでおまけ。

 

 

 


234日ぶりの

2020-10-02 | kabukiza

歌舞伎座。

人が少ないのはもちろんのこと、物販とか大向こうとか、「不要不急」がない歌舞伎ってほぼ歌舞伎じゃない、という気もしたりしました。画像は閑散とした大間から閉鎖された売店を望む。消毒アルコールがやたら目立つw→一階大間からじゃなくて、二階ロビーから二階の閉鎖売店を望む、に訂正します。風景的には似たようなものですが。

寂しいとかそういう次元じゃなくて、なんか違うものを見て来たって感じ。
普通のストレートプレイと歌舞伎は違うんだなあと改めて確認。

 

当然二部、勘ちゃんの出てる角力場を見たわけですが。

これまた、キモである風俗を描いた相撲小屋の群衆と、個人的に与五郎の場面でいちばん好きな、濡髪の部屋着を茶屋のオヤジと二人で着てじゃらじゃらやるところの二つともがカットされててこんなの角力場じゃないやい!ってジタバタしそうになった。ソーシャルディスタンスが取れないから駄目ってことなんだろうけどさ。だったら別の狂言やればいいじゃん。

勘ちゃんのしゃなりしゃなり歩きが普段ないサービスカットwなのかな。蹲踞がなんかぐらぐらしてたのも気になった。土砂降りの中の獅子で膝が悪化したとかじゃないといいんだが。

 

というわけでなんかマイナスイメージが先に立ってしまった久々の歌舞伎座でした。こうやって私は歌舞伎から遠ざかって行くのかなあ・・・