俳優祭昼夜行ってきました。はい馬鹿ですw
個人的には勘ちゃんの文屋を見られただけで三階8000円の元は十二分に取った。その上祭りならではの胸きゅんもいろいろと。
勘ちゃんは別格として
1に大河、2に吉弥。34がなくて5にコタロー。番外に梅玉魁春兄弟。
模擬店ほとんど見なくても十二分に祭りはたのしいのであった。
…のであった、のであるが、何しろ一週間も放置したので何がどう楽しかったのか忘却のかなた、なのであった。
のであったので、ごくごく簡単に。昼夜まとめて。(4/3記)
六歌仙
結局この踊りは文屋と喜撰だけ見ればいいんだなあというのが、おもな感想。そういえば三津五郎が通してやったときもそう思ったのであった。
喜撰の染五郎は、なんだかとっても新鮮だった。こんな背の高い二枚目の喜撰は初めてだったので。そういえばこの踊り色っぽいんだよなあ、と初めて気づいたようなw
ただ、目にあるのがなんせ、富十郎三津五郎勘三郎菊五郎・・・そりゃ染五郎くんとしては手も足も出ない感じですわな。手も足も長かったけど。
文屋も同じように三津五郎や勘三郎しか目にないはずなのに、勘ちゃんの踊りにはすんなり入れた。
ずっと手足も長くてスタイルいいはずなのに、いい意味で背の高さが目立たないのであった。
そして、とにかく勘三郎そっくり!
これまでいろんな人がいろんな場面で「おとうさんそっくり!」という声を耳にしてきたけど、そのたびに「そんなに似てないよねぇ・・・」と8割の反発をもって聞いていたのであった。
それが今回は、本当にちょっとした身のこなし、微笑み、息の整え方に至るまで、正直息を呑むほどの生き写し。
難曲を歌舞伎座で初めて踊る勘ちゃんを心配しておとっつぁんが下りてきたんじゃ?と思うくらいだったのであった。
ほかの人についてはどーでもいい、と思うのであった。
菊之助と染五郎は踊りが逆でもよかったのじゃ、とも思ったのであった。美男美女の役は菊七でも悪くはなかったけど、染七のほうが普通に綺麗だったんじゃないかなあ。
喜撰は菊のほうが巧いようにも思ったのであった。
楠公
遠目に見て国生?と思ったのが成長したよっしーだったのにまず胆をつぶした。よその子の成長は早いねぇ。
で、よっしーは独自の色気があったはずなのに、なんだかすっかり普通の、しかもちょっとおっさんくさい中学生になっていた。まあ一番色気がなくなるお年頃だから、また暫く後を楽しみにするぜ。
はっしーはさすがに踊りが上手だなあ、錦ちゃんは白髪で素顔のほうが素敵だなあ、などと思ってるうちに前段があっという間に終わり。
合戦の場は・・・もううじゃうじゃ御曹司だらけ(失礼!)雨後の筍かよお前らは、という状況で
昼の部はその中から「私の」まんちゃんと亀鶴さんと玉ちゃん。そして団子くんを探すので手一杯。
夜の部はぼーっと全体見回して誰が巧いかなあ、とやってみた。やっぱり右近巧い。みっくんが意外にいけてる。チビの中では圧倒的に玉ちゃん巧い。
素踊りだと圧倒的に隼人がやっぱりかっこいい。
誰とは言わないが、ちょっと一人だけもう歌舞伎の道以外を探したほうがいいんじゃないの?と思った人もいたことは、あえて伏せておこうか。誰だか忘れちゃうといけないからまんじろちょうなんとだけ書いておく。
後段のベテランの中では又五郎さんがかっこよかった。
橋之助と渡り合ってるところでは不覚にもw橋之助よりかっこよくみえるほどなのであった。。
模擬店+幕間演芸会
当方、まったくやる気無しw
昼の部こそ、さらっと勘ちゃん眺めて、團子と中車見て、カンジャクさんと橘三郎さんとお話したりしたけれど。夜の部はほぼ100パーセント席に座って、今年から制定された幕間寄席wを楽しみました。
落語で三久太郎が巧いのにびっくりしたのと、大衆舞踊?の化粧した吉弥さんの妖しい美しさにやられたのがハイライト。
役者の落語は巧いんだけど、笑えないな、というのが大まかな感想なのであった。(急に~のであったシリーズを思い出したのであったw)。
まんじろさんの天皇小噺というのがくだらなすぎて脱力したのであった。
花粉症ですか?「め、いじってんの」
釣りが趣味ですか?「たい、しょってんの」
(忘れた)「しょう、わってんの」
なんか楽しそうですね。「いま、のってんの」
だったかなw書いてるだけで脱力するのであった。
冒頭のサダンジさんの「ろーそくたーらたら」の脱力感も凄かったけど、
個人的にはまんじろ小噺のほうがより脱力できたのであった。
力抜天皇って人がいたら、「ちから、ぬけてんの」って言うくらい。
模擬店命!ではないlavieのような人間のためにも、今後ともぜひこの
幕間演芸会は続けていただきたいなあ・・・
鈴ヶ森まがい
金太郎と大河が権八と幡隋長兵衛で、大幹部たちが雲助ってんで、大体想像して、なんの期待もしてなかったんだけど、いや、想像よりずっとちびっこ二人はがんばった、と思う。
金太郎はとにかく風情が白井権八。白塗りが良く似合う。父ちゃんそっくりだと思いながら、親子二代で弁慶やれないのかなあ、などとじいちゃんの心を察したりw
でそれなりに感心してたのだけど、大河の長兵衛が全部さらっていっちゃった。w
もちろん小学生だからそんな巧いわけじゃないんだけど、なんというかハートが江戸っ子wなのよね。
江戸前の台詞が気持ちよく決まって、しかも何がすごいって、受けるたびに巧くなってく感じ。
同じ芝居の中で終わりに近いほうがかっこいいし、昼より夜のほうが巧くなってた。
客に育てられるなんてまあ役者冥利に尽きるわね。
とにかく見られてることを楽しんでる感じが、父ちゃんより役者に向いてるんじゃないの?と思ったのであった。
じいちゃん連の中では女形なのに小汚い雲助になってた秀太郎さんと魁春さんにちょっとときめいた。
とくに魁春さんは凄く汚い扮装なのに、なんか女形より綺麗wで、ちょっと素敵だったの。鼻筋がすっと通ってて、ナイス雲助w
女形として汚いほうが素敵っていうのは褒め言葉ではないと思うのだけれど、まあ本当にそうおもってしまったのだからしょうがない。
こちら小汚いけどちょっと素敵な秀太郎さんと魁春さん。秀太郎さんのブログから盗用wwwしました。秀太郎さん、使用料請求しないでね。
客が誰も気づいてくれないと思ったのか、梅玉さんが彼を指差して、「これ、弟」といったのにもちょっとときめいた。
…と全部の胸きゅン書いたつもりだったけど一個忘れてたわ。
児太郎。
物凄く大きい声で物を売ったり、売れ残ったものを一人で客席まで売りに来てたり(ほかはお弟子さんみたいな人しかやってないようなこと)、うわ、コタがんばってるな、父ちゃん倒れて必死なんだな、と思ったらちょっと胸きゅんしたのでした。
他にもシャイっぽい感じの新悟くんや私のまんちゃんもすっげー大声で物売ってて、シャイとはいっても役者は役者だなあ、とこっちは胸きゅんというより感心したのであった。のであった。
…というわけで勘ちゃんが踊る限り、やっぱり俳優祭は参加しよう、模擬店見なくても、押隈買えなくても、楽しいなあ、と思ったのであった。