laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

能狂言宝塚新劇そして歌舞伎

2014-04-27 | spectacles

ここまで多ジャンルの一流どころ?が集まってこんなもんなのかなあ。やっぱり寄せ集めってダメなのかなあ。というのが率直な感想です。

ま、個人的には梅丸が目覚しかったので、満足なんですが。

新版天守物語@オーチャードホール見てきました。期待が大きすぎただけかも、という程度には面白かったですけど。

宝塚嫌いの人間としては富姫が別の人(玉三郎でないにしても、菊之助とか。歌舞伎じゃないとしたら松たか子とか・・・歌舞伎かw)だったら凄くよかっただろうなあと思ったのです。
主役の人と、腰元たちの台詞がことごとく宝塚調で・・・いや、それは梅丸の亀姫は純粋歌舞伎調なんで、たぶん演出意図として、それぞれの持ち味はそのままに、ってことだったと思うんだけど。
どうにも宝塚臭さがねぇ・・・いやこれ、個人の趣味ですねもう。

ということを置くとしても、大空祐飛という人には富姫の妖しさ、存在感が感じられなくて、ただの綺麗なお姫様って感じなのよ。
化け物っぽさを出すにはやはりジェンダーとしての女性が演じるのは難しい役なんじゃないのかなあ。昔昔の越路吹雪とか鳳蘭くらいのジェンダーとしての女性を乗り越えたw人ならともかく。
麻美れいとかならよかったのかな。ちょっと化け物すぎるかw宝塚について何も知らないので、他に富姫っぽい人がいたらその人でお願いしたかったです。
特に後半須賀貴匠の図書之助との対比がまったくなくて。二人の美男美女(それも微妙w)の単なる恋物語としか見えない・・・

もう一つ、泉鏡花役で三上博史が出ているところが「新版」たるゆえんの一番大きな点だと思うのだけれど、まったく生かせてない。
こんなのなら三上を図書にして従来どおりでやったほうがずっとよかったんじゃないかなあ?
三上の所作の綺麗さには感心した。ずっと日舞とかやってるんだろうか?
鷹の化身?みたいな舞の部分が一番素敵だった。

京蔵が出るのは知っていて、なんとなく薄役だと思い込んでいたら、違う人。誰なんだこの人、歌舞伎にはいないよなあこの人。でも男だよなあ、とずーーーーっと頭の中ぐるぐるしてたんだけど、なんと青井陽治だったんだって!
女形どころか役者をやる人だということすら知らなかったんで仰天した。普通に女形としてなじんでたもん。大衆演劇の人かなあ、踊り関係かな、新派かなあ、などと思ってたくらいに。

で、その京蔵は舌長姥w
もう本当に楽しそうにやってた。芸達者すぎて時々嫌味なことすらある京蔵の達者ぶりがいいほうに作用して、完全に宝塚目当てのお客さんも、京蔵には感心してたみたい。
朱の盤坊はずっと面をつけていたので、能狂言チームだということは分かったのだけれど、何しろ予備知識ゼロなので、誰だろう?と思ってたらカテコで面取ったら茂山兄弟のどっちかだったw結局どっちだったんだろう?
朱の盤坊は歌舞伎のぼろぼんぼろぼん・・・のほうが好き!あかっつらのほうが好き!

能狂言チームではもう大御大の梅若玄祥が桃六役。これはもう存在感が圧倒的で桃六の世界!って話になってしまうので、余計に鏡花はいらなかったんじゃ、と思ったのだった。

…といろいろ小さな不満(主に全体の構成について)はあったのだけれど、とにかく

梅丸くんの亀姫を見られただけで本望!

ここまで妖しく色っぽく、化け物っぽく(褒めてる!)見えるとは!!!
かすかに残った子供っぽさがますます妖しさを増幅させる効果もあって。まさに時分の華。

ただの丸顔の美形の子供!じゃなくなってた。完全に化けてた!(褒めてるってば!)

ぜひとも、ぜひとも、歌舞伎で見たい。
現存する歌舞伎役者の中で確実にナンバー1の亀姫役者じゃないかなあ。

個人的にはまずは魁春富姫、梅玉図書の家族会wで。
そして将来的には菊之助富姫、海老蔵図書で歌舞伎座で。といっても10年以内じゃないと時分の華が薄れちゃうかも!
どちらも舌長姥は京蔵で。
富姫になれるかどうかは知らないけれどw絶対に最高峰の亀姫を演じられる役者になった!と確信したのだった。

画像を探したのだけれど舞台写真を見つけられず、どちらも記者会見時のもの。梅丸ふつくしひ・・・りりしひ・・・

個人的な歌舞伎贔屓を割り引いたとしても、異種格闘技wでのわが歌舞伎チーム、大健闘、つか圧勝だったんじゃないかなあ・・・


貼る春さん

2014-04-26 | spectacles

まあ一義的には春永に、なんでしょうがw

ハルナガニ@トラム見てきました。途中で寝ちゃったらますますわけわからなくなったけど、わけ分かる必要もないような気もする芝居でした。感想は寝ちゃったから簡単に。

ごくごく普通の家庭の設定から、非日常世界が広がっていく・・・っていうのは前回の木皿&薬師丸芝居と同じなんだけど、今回はいきなり最初から非日常。
だけど最後は非日常が日常になる、感じでそこは前回よりむしろ生と死の境目が縮まった感じ。
生者と死者って何が違うの?みたいな感じがとても能っぽくて、春永に、というタイトルをつけたのもうなずける。

途中寝てたからどういう経緯を経て、ラストの大団円wにおさまったのかイマイチ不明なままなのだけれど、勝手な自己予測としては、たぶんずっと起きてても理解できない、というか頭脳での理解は求めてない能的世界観のような気がするので「だいじない、だいじない」ってことでw

まあ会社の部下たち?の二人連れが出てきたあたりで寝ちゃったのであの二人の役回りが一生不明なんですがねw

親子三人の役者は全員素敵。
渡辺いっけいがいい感じで枯れていて、薬師丸ひろ子はこんなにちっちゃかったっけ?と思うちっちゃさが逆に存在感になっていて。
感心したのが息子役の人。誰なんだ?と思って調べてみました。
細田善彦。もともと細田よしひことしてアイドル?として活躍してて、今回漢字名前で再起!らしいんだけど、なんと榮太楼の息子なのね。おぼっちゃまなんだ。

生と死の境目をあるときはコミカルに、あるときはシリアスに行ったり来たりする高校生の役を見事に演じてたと思う。今後注目!

そういえば全然関係ないけど舞台で注目!してた田島優成くんは遅刻問題で話題になってから消えちゃったなあ・・・なんか他にいけないことやったのかなあ。不自然なくらい大げさに取り上げられてたもんなあ(アイドル某嬢と付き合ってたのがいけなかったのか?)

はい本当に関係なかったです。

タイトルは、夫役が春さん、っていう名前でずっとずっとずっとずっとずっとずっと湿布を貼りつづける人だったんで、この湿布の大きさが夫婦の生の象徴なのね、と思っただけの駄洒落です。
まあでも確実にこの駄洒落は意図しての命名だよね?

このシリーズ、なんてことないんだけど、タイトルの駄洒落っぽさ&ダブルミーニングも含めてお気に入りになりそうで、次回あったらまた見たいなあ。


なりこまやっ!&まんちゃんず

2014-04-25 | kabuki a Tokio

歌舞伎座夜の部、一般的には播磨屋→萬屋→高麗屋ということになるのでしょうが、わたくしにとってはタイトルの通りでございました。思ったより面白かったです。いろいろと。

一條大蔵

三月の勧進帳で、ちょっと感じた「播磨屋の高麗屋化w」をまたまた感じてしまった。
そりゃもう文句なく巧いのだけれど、特に前半の作り阿呆のところがほんの一ミリずつ「わざとらしい」。つくり阿呆だからわざとらしくて当たり前、とかそういうことではなくて、無理して作ってる感があるんだよなあ。
これ、播磨屋の高麗屋化、と私は思ってたけど、ひょっとして時期的に演じ足りなくて世を去った中村屋が乗り移ってるのかもしれないwとさえ思った。だけど中村屋の愛嬌はないのよねぇ。あれば、前半のわざとらしさは消えたと思うんで。
そして、中村屋さん、乗り移るなら息子か孫にしてください。物足りないかもしれないけど。

わざとらしい大蔵に対して、あまりに淡々として物足りなかった梅玉鬼次郎。やっぱりこの芝居での鬼次郎は熱血漢であって欲しいわ。
芝雀お京はわりとぴったり。ただ梅玉とカップルには見えない。この座組みなら又さんの鬼次郎のほうが熱さといい、芝雀とのマッチ感といいよかったんじゃなかろうか。じゃなければいっそ思い切って歌昇梅枝あたり大抜擢とか。

今月当たり!の魁春。こういう位のっ必要な役は本当に安心してみていられる。この人おすべらかし似合うのね。3Bからだったせいかなぜかとても綺麗に見えた。
いつも大抵寝ちゃう常盤の独白のところもちゃんとおきてられたのは魁春さんのおかげです。

そして後半、ぶっかえってからの播磨屋はそれはかっこいい。かっこよすぎて時々染五郎に見えた。巧い染五郎www
てか痩せたのかなあ?あまり痩せるとそれはそれで気になるお年頃だけに、お大事に。

そうそう、昼はおくるで好演してた歌女之丞がここでもすばらしい鳴瀬。小山三で見慣れていただけにもっと愛嬌がある役のイメージだったけど、この役に関しては歌女之丞のりりしさが正解だと思う。いよっ、なりこまやっ!
(魁春ももとはといえば成駒屋だしね!)


女伊達

芝翫さんの持ち芸だったよなあ、とか
究極の男遊びで私が舞踊会でやる役だよなあ、とかw
まんちゃんはお父さんの付き添い付きがまだまだ多いなあ、とか。

ぼーっと見てました。
目にやさしい、楽しい踊り。
まあ誰よりも時蔵の動きが男らしいのはどうなのよ?とかいろいろ言いたいことはあるのですが(伊達とはいえ女の、しかも芸者なんだから!)もともとさして期待もしてなかったから、箸休め的にはよかったかな、と。
まんちゃんはちっちゃいだけあって踊りの安定感はかなりよろしい。よくお稽古できてる感じ。父上をすでに凌ぎましたな。めざせ兄上!
もう一人の男伊達の松江さんも踊りどうこういわなければ目に優しいタイプだし、立ち回りで京純くんも見られたし。うん。よかった。
ちなみに私が女伊達やるときは男伊達は勘ちゃんと段ちゃんに決まってますんで。立ち回りには純くんはもちろんさとぴも特別参加を命ず。

 

髪結新三

 

私事がごたごたしていて、本当はこの芝居途中で失礼して早めに帰宅しようと思ってたのです。
金太郎の丁稚だけ見たら、くらいの気分だったんだけれど。
まず、児太郎のおくまがいい。数年前とは別人?と思うくらいちゃんとしてる。普通に20歳くらいの青年役者としては水準に達したじゃないの!
雰囲気も以前のてきとーな感じがすっかり抜け、いい感じできちんとした「古典的娘方」になってる。これはラストまで見届けてみたいな、とまず思った。
重ねて、無理じゃないの?と思ってた橋之助の忠七が意外にいい。曽根崎心中の義平次よりずっといい。この人はたまーーーにやる女形とか、こういう白塗りとかで意外な色気が出るんだなあ。この手の役をやると、声が芝翫さんそっくりになるのも芝翫ファンとしてはなんともさみしうれしいのだった。
女中役の芝のぶちゃんも含めて「よっ、なりこまやっ!」再び。
というかこの芝居、脇がことごとくといっていいほどよかった。
大家の彌十郎も愛嬌と小ずるさのバランスが絶妙だし、弥太五郎源七の歌六がもうかっこいいことかっこいいこと!かっこよすぎて錦ちゃんの勝奴に馬鹿にされるのが不自然なくらい。歌六さんがかっこよいので最後の立ち回りまで見たい!と思ったのが第二の動機。そう、結局最後まで見ちゃったの・・・
そしてもうひとりのまんちゃん、こと萬次郎。結構加役のことが多い(最近だと市亀兄弟が多いかなあ?)大家のおかみの役を、女形の彼がやってるんだけど、いい意味で自然で、やりすぎない上品さがあって、好きでした。この人の世話物は全部いいなあ。

で、肝心の御大ですがw。悪くなかったです。
彼としては細心の注意をもって軽く、軽く演じてたのかな。
それでももって生まれた威圧的な容姿があるんで、小悪党じゃなくて大悪党に見えちゃうのはもう、いたしかたないw
個人的に新三に欠いてはいけない二大要素「小物感」と「色気」が不足してた割にはがんばってたんじゃないかしら。ま、なんて偉そうな。
そうそう、色気といえば、冒頭感心したおとらの児太郎。残念ながら後半での陵辱された生娘、の色気はちっとも感じられなかったなあ・・・まあ新三に「もう一度やってやりてーな」てきチンピラ色気がなかったのも不幸だったかも。

ちょこちょこ、高麗屋さんならではの説明過多?みたいな台詞付け加えとかあった気がしたんだけど、数日たったらみんな忘れたwので、割と面白かった、という記憶だけを大事にしたいと思います。

で、やっぱり私は成駒屋系がすきなんだなあ。うん。と再々再々確認!

 

 

 


少年老い易く・・・

2014-04-17 | spectacles

金閣寺@ACTシアター見てきました。うーーーーーーーーん。うーーーーーーーん。

 

柳楽優弥という少年(青年?)はわたしにとってある種特異な存在。
ファンというわけではない。ただ、そのデビューとなった「誰も知らない」という映画に、勝手にものすごい思い入れがあり、結果的にカンヌ映画祭の最優秀男優という冠を、デビュー作、10代前半で手にしてしまった彼のその後に、勝手に思い入れてトレースしたがっているだけなのだけれど。
象使いやったかと思うと、物凄く太っちゃったり、薬物中毒になったり、早婚したり・・・彼の今日に至るまでの10年の軌跡が、今の芝居にどう反映されているのか、定点チェックをしていきたい、と思っているのだ。やっぱりファンなのかなw

というわけで彼の出ている映画やドラマはなるべく見たいと思っている。今年でいえば闇金ウシジマくんは山田孝之が好きなこともあってなんとか見るつもりでいるんだけど。(山田と柳楽ってどこか似てるよね?山田のほうがストレートに美形だけど)。

昨年の初舞台『海辺のカフカ』も見たかったのだけれどなにせ、場所が個人的に死ぬほど遠いさいたま彩の国だったので、見送った。
今思えば田中裕子も出てたし、好評だったようなので見ておけばよかったなあ・・・

私にとっての柳楽の初めての舞台となった芝居は・・・

冒頭のとおりうーーーーーーーーん。うーーーーーーーーん。

柳楽が出てなかったら絶対見ない芝居だったことは確かだけに、好みにはあわないのは承知のうえで。

三島×宮本亜門ってことで癖のある舞台は想像通りだったのだけれど(実は例によって無知のままでかけたので宮本演出だというのは幕間に知ったwww)、ひとことでいえば柳楽のキャラクターがミゾグチとは違う、と思った。
原作やこれまでの映画などでのイメージで勝手に作り上げているだけなのだけれど、もう少し「聖的」なるものがミゾグチには欲しいなあ。と。
柳楽くんは特異なキャラクターでいい役者になる素質はあると思うのだけれど、聖性は感じないのよ。同じせいでも性的な感じはするw
ので、かなり生々しい。すべての動き、台詞、そして物凄く多汗症なところも含めて動物的にすぎるミゾグチ、って感じ。
技術的には、関西弁を無理にしゃべろうとしているせいか、すべての台詞が不自然なしり上がりになっているのがとても気になった。

ある種魅力になっている特異な容貌に加えて、今回判明した異常なまでの多汗症ってことで、やはり普通の人物を演じるには無理がある。
でもピュアなミゾグチも違う・・・
個人的に特異な容貌のせいで非凡な人物だと受け取られてしまうけれど、中身はとっても平凡な人間で・・という悲喜劇とか、ちょっとしたコメディなんかで見たいのかなあ、と思った。
あるいは徹底した悪の権化か。それやるにはちょっと存在感不足だし。

はい、芝居そのものより、とにかく柳楽の今後に思いを馳せて、終わった三時間足らずだったのでした。もともと柳楽しか興味なかったしねw

誰か彼をいい役者に仕立ててやってください。

難しいけど居場所さえつかめば物凄い光を放ついい素材だと思うんですよ・・・

そうそう、「金閣」の擬人化された形を表現していた山川冬樹というパフォーマー(冒頭画像で柳楽くんを襲ってるwヒト)がちょっと気になって調べてみたら山川千秋(キャスター)の息子さんなのね。金閣には見えなかった(それこそ聖性が足りないw)けど、なかなかの存在感でした。


おもしろくなき芝居をおもしろく・・・

2014-04-12 | spectacles

みなすものは心なりけり。いや、主人公の高杉晋作の有名な台詞もじりなんすけどね。

この芝居を面白がるにはなんらかの愛が必要かなあ。私には愛が欠けてたなあ。

まほろばかなた@銀河劇場見てきました.

そもそもこの芝居を知ったとき、脳裏によぎったのが、lavie的オールタイムワースト1か2を激しく争ってるあのガ○トの芝居でした。ミュージシャンが時代物に手を出すとああなるぞ、という危険信号が・・・

なのでスルーしてたのですが。

まずはさる方面から半額チケット情報が・・・一瞬ぐらっとしたのだけれど、ガ○トのときただでも腹が立って途中で出てきただろ、と強く自分を戒め・・・京都から帰ってきたらななななんと・・・ただ券のお話が!

あああああ・ただが死ぬほど好きな下品なワタクシ。ただほど高いものはないという昔人の戒めをまたまた破ってしまいました。

 

結論。

とりあえず、最後まで見られたので、例のあれよりは、ましだったらしい。

ほぼすべては亀鶴がまあまあかっこよかったから、というのが原因ですがw

しかし、これだけ芝居のできない連中の中でよくもまあぶちきれずに最後まで芝居を勤めたものだ、と亀鶴を褒めてやりたい。
主役の河村隆一は、高杉晋作というより、太った太宰にしかみえないし、殺陣に象徴される所作があまりに酷くて、彼が動いてるときはつねにバックライト煌々でほぼ何も見えない状態。ファンのかたがたはあれで不満じゃないのかしらw
歌はさすがに巧いのだけれど(この芝居があれよりまともだったのは、一応主たる役どころの人間の本職である、歌をあちこちにちりばめてるから、だったかも)、有名な♪いーつまでーもそーばにいーてー♪のころからなんの変化も進歩もない歌い上げるだけの一本調子なので、聞いてるうちに飽きる。

ほかに何人か似たようなミュージシャン?がいて、私が認知できたのはIZAMだけだった。彼は中では芝居が巧いねぇ。間がいいし、なぜかは知らないが殺陣もかなりいけてた。剣道でもやってたかな。…その代わり、歌が下手www

亀鶴を除いてほかに認知できたキャストのなかで一番よかったのがMISONO。
歌・芝居・踊りのバランスがよくて。高杉の妾&酌婦という役どころもMISONOの安さとマッチしていて(失礼)。今後この子はミュージカル方向に進むとけっこういいんじゃないかな。

で、亀鶴。

松陰の役なのだけれど、前半はなんかちょっと柄悪くて軽い松陰で。他のキャストに合わせたのかもしれないけど、亀鶴見に来たのによくないじゃん!とむかついた。
前半ラストで大見得切って、舞踊めいたものを見せて、そこはかっこよかったのだけれどなんせ、安政の大獄のシーンだったからそこでおしまいじゃん。わあ。後半でないのかなあ、カテコまで待つのかなあ、と思ってたら、後半死人wの役のほうが雰囲気があってずっとよかった。
途中で帰らなくてよかった・・・

死人ともうすぐ死ぬ人の酒盛りシーン。

結局亀鶴はコーラス以外は一度も歌わなかった(歌わせてもらえなかった?w)けれど、コーラスシーンではちゃんと口動いてたから一応音楽にも参加はしてたんだよねぇ?
殺陣や芝居で足引っ張られた分、歌で足ひっぱってたから文句言えなかったのかしら?www

…まあ、金返せ!といえないし、時間返せ!というほどの酷さでもなかったので。
こんなの見るために天王洲くんだりまできてる暇があったら部屋片付けたほうがよかった!という気は正直しないでもなかったのですがw

しかし、最近へんてこな音楽劇ばかり見てる気がする。
まともな音楽劇(歌舞伎!)を早く見たくなってきた。

 

冒頭の愛の話ですが、幕間に小耳に挟んだ河村ファンの二人連れはこんな芝居(あら失礼)をもう三回見て、あと楽までの二回続けてみるそうで。ご、五回ですかあ。

いや、、回数だけでは人のことはいえないわたくしですが、万一、勘ちゃんの芝居がここまで退屈だったら私は五回取ってても、途中でみるのやめるからなあ。愛の深さは恐ろしいものだ、と思いましたのです。

 

 


桜、散る

2014-04-10 | spectacles

なんか前にもこのタイトルつけた気がするなあ…ま、いいかw
大阪に来ています。
この方にサヨナラ第一弾言うため。

 

東京の出し物(沓掛村)より個人的に思い入れのある桜丸腹切をどうしても見ておきたかったのです。

って、やっぱり思ったとおり同じタイトルで桜丸腹切の感想を書いていたwww
2011年2月だから3年前か・・・なんだか自分の文章ながらいろいろとしんみり読んでしまいました。この間に小住くんは順調に成長(身体もw)し、住さんは順調にw衰えたのねぇ。

車引

桜丸の呂勢さんがますます成長。三味線の清治さんはちゃんと若手を育ててくれてるなあ・・・
と思いながら清治さんの手が少しずつこちらは衰えてるのも確認。文楽に良くあるベテラン×若手のコンビっていうのは、実に良くできたシステムだと思う反面、残酷なシステムだなあとも思うのだった。

茶筅酒・喧嘩場・訴訟

歌舞伎ではほぼカットされる茶筅酒。いわゆるチャリで楽しいんだけど。特に八重ちゃんのかわいらしさは、その後の悲劇を引き立てるのにまことに効果的だと思うんだけど。寺子屋の寺入りと同じで、時間の都合でカットされるのが惜しくて惜しくて・・・こうやって文楽まで進出wしないと知れないのはやはり不都合。通し上演のときくらいやてもらいたい。
喧嘩・訴訟は不覚にも夢の中へ・・・当日4時おきだったのだ、と言い訳してみる。
次寝ちゃったら意味ないからね!と言い訳の上塗りしてみる。

桜丸腹切

…三年前の感動がまだ残っていて、そこに引退の感動が加わったらどうなっちゃうんだろう、と期待と不安で一杯だったのですが。

結論から行くと、泣けたのは登場のシーンがいちばんでした・・・
あとは、やはり客観的に行って衰えの目立つ声を、なんとか出てくれ、持ってくれ、と見守る気持ちの方が強くなってしまった。
3年前の記事で衰えてる、と書きながらも感動できたレベルだったのからまた一段いや、それ以上衰えてたんだろうなあ。
自分の記事で「衰えてから本当に芸が出来なくなるまで2年位か」と書いてるのを読んで、やっぱりなあ、と納得してしまった。
衰えていながら超絶の芸・・・だと感動してから3年経ってるもんなあ・・・
こういう観劇態度は客としても不適切だと思うし、またそういう心配を客に抱かせてしまうのは演者としてはまことに遺憾だと思うのだった。
やっぱり惜しまれつつも引退を決めた住さんはさすがだと思う。
舞台で死にたい!とかいうときれいごとに聞こえるけど、それって実はとても迷惑な話だもんね。

…とはいえ、やはり腹切最後のなんまいだ・・・では涙の堤防大決壊。
声は出てなくても、味と巧さと何より心で語れる大夫さんだよなあ、とつくづく。
仏教徒ではありませんが、住さんのなまいだ~を臨終の床で流してもらったら成仏できそうな気がしますw

引退舞台だけに、ここだけ桜丸を蓑助、八重を文雀という国宝が使うのもなんとも素晴らしい。(白大夫が「わたしの」玉也さんだったのに狂喜!)
特に、最近あまり見かけなくなっていた文雀さんが、本当に素敵な若女形ぶりで。なんなんだろうこのみずみずしさは。
そして、住さんに育てられ、いまや三味線一人者となった錦糸さんの見事なバチさばき。
ものすごーく月並みな言い方ですが見事な花道だなあ、と。
老兵は死なず。ただ去り行くのみ。という言葉を実感させられた数十分でした。
まだ来月もやるんだけどねw

天拝山

この日、夜の部終わりで京都に移動してごはんの予定だったので、本当は腹切で失礼するつもりでしたが、天拝山、私そういえば見たことないような気がするなあ、と思ってここまで見ることに。
面白かった!

歌舞伎では佐太村以降行方知れずwの白太夫と梅王の行方も分かったしwなにより、天神様伝説がかっこいい!
玉女さん、大抵辛抱立役みたいな地味なお役が多いのだけれど、この承相さまは凄かったw
火は噴くは、空は飛ぶは。
へんな歌舞伎の宙乗りなんぞよりよほどスペクタクルなのだった。
これをどうして歌舞伎ではカットしちゃうんだろう。絶対受けると思うんだけどな。

住さんの腹切でしっとりして帰るのもよかったけれど、承相大暴れ!ですっきりして会場を後にしたのでした。

…というわけで寺入り&寺子屋はパスしちゃったのですが、寺子屋の段の嶋さんがこのあと休演してしまったそうで、この月はこの公演が最後の語りになったみたいですね。心配と同時に、聞けばよかったかなあと痛恨でもあります。大好きな大夫さんなので。ぜひまたお元気に復帰していただきたいと思います。


ミタニセカンド、あるいは廉価版吉本?

2014-04-09 | spectacles

酒と涙とジキルとハイド@東京芸術劇場見てきました。

タイトルどおりかなあ。

三谷にしたら浅くて浅くて・・・笑っておしまい!って感じ。その笑いも、特に前半はすべりがちだったし。セカンドは、もちろんセカンドラインの意味で馬鹿にしてまする。ついでにこっそりスーパー歌舞伎セカンドもdisっちゃってるかもwww
藤井隆が出てることもあって、なんか吉本新喜劇ちっくなどたばたコメディ。
だけど、お笑いとしては間やセンスが悪い。これは愛之助の責任が大きいかな。なので新喜劇としても水準以下。

ってことで、どっちつかずの失敗作なんじゃないでしょうか。

もちろんプレビューなので今後進化するでしょうし、気軽に笑って楽しめればいい!という向きにはいいのかも。

という以上の詳細な感想は今後気が向いたら書くかも。書かないかも。

しかし、この芝居のタイトルなんだっけと思ってぐぐったら・・・まんまタイトルがネタバレになってるのね。wwwネタバレつか、本当、まんまやんかいさ(まだ悪名の影響が・・・w)

 


さっぱ、わやや

2014-04-08 | spectacles

音楽劇悪名たらいうもんを見てきましてん。

えーはオリジナルのカツシンはんの映画だす。おもろかったんやろなあ。

芝居んなかに太鼓が出てきたんで悪名太鼓にしてみましてん。このシリーズ10何作もあるんですなあ。なんも知らんかった。田宮二郎むちゃむちゃかっこええやん。

 

舞台のほうの感想はろくなもんやありまへん。

もう、ずーーーーーっと、このシリーズは沢田研二のための、沢田研二による、沢田研二の、舞台だというのが大前提なわけで。

つまり、沢田研二がよくないと、ダメな舞台でしょ。

まず第一に沢田研二にこの役(朝吉)が合ってない。

沢田氏は、自分の柄をどういう風に思っているのかしらないけれど、
けっして愛嬌のあるタイプではない。
朝吉は、色気と愛嬌と怖さを同時に持っていて、どの切り口が見えても、他の要素もあって、そこが人間的魅力になってる人物だと思うのですが。
沢田氏の演じる朝吉は、あるときはただすごんでるだけ、あるときは笑わせようと力んでみせる(けどたいして面白くない)、そして色気は・・・本来とてもある人だとは思うのだけれど、そして別に太ってても色気のある存在は成立するのだと思うけれど、少なくとも今回の芝居ではほぼゼロって感じだったなあ。
同じくらい太っていた(よね?)藤山直美との春団児は色気だらだらだったもんなあ・・・やっぱり共演者とか本とか、いろいろ要因はあるんだと思うけど。

この役に関しては、何をやってもまず「太ってること」で別の意味づけみたいなものが見えてしまうのが致命的。
こないだ見た国民の映画における渡辺徹を思い出してしまった。

 

そして今まで何度か見てきたこのシリーズで、ここだけは文句なかった沢田氏の「歌」ですが。

これも今回、なんだかなあ・・・まず曲がろくなものがない。
誰が作ったの?

耳に残らない、メロディーもたいしたことない、

BGMの使い方はなんかコクーン歌舞伎っぽくてwギターの柴山さんや和太鼓をはじめ、BGMが面白かっただけに、ますます歌がつまらなく感じて。

最後の河内音頭はいいんじゃないかと思ってたのに・・・なんか沢田氏の声がガラガラで、河内音頭はドスきかせて歌えばいいんじゃろ!みたいな単純さがものすごくつまらない。
河内音頭にこそ色気が必要なのよ、ジュリーさん・・・

というわけでジュリーがダメなので、この芝居は誰が何やってもダメ。

映画のシリーズで田宮次郎が演じていた弟分の役の人も悪くはないんだろうけれど、なんとも地味で物足りないし、いしのようこは風情はあるけれど、やっぱりもう少し華が欲しいし。
何より、この人が出るからってんで数年ぶりに定価wで見る気になった動機である加納幸和がなんとももったいない使われ方をしていて。
正直ジュリーと逆のキャスティングのほうがよほど舞台の質は上がったと思ったわ。いや、本末転倒なのは承知のうえw

ここ数年、開き直って標準語の芝居をしなくなった沢田氏。なじんだ関西弁なら舞台で違和感ないかというと、やはり舞台役者としての素養がないことは、どうしたって分かってしまうわけで。
とにかくジュリーさんは一生ジュリーさんでしかありえないのだから、地味な舞台劇などやめて、もっと自分にしか出来ない世界を追究してもらいたいものです。
それが♪はいろはいろ・・・だとしても、このわけのわからない勝新ぱくりよりはずっとマシだと思うのだけれどなあw

(いや、はいろはいろ、じゃないほうがもちろんいいけどねw)


 

 


お初でお留、なのか?

2014-04-04 | kabuki a Tokio

歌舞伎座昼の部見てきました。お初ちゃんは宇宙一可愛いです。誰がなんといっても。徳兵衛をやってる翫雀さんは日本一の名優です。誰がなんといっても。以上。

インパクトはこれ(曽根崎心中)に尽きたのですが、せっかく見たので全部一応書きます。

鳳凰がなんちゃらいうめでたい舞

新悟くんが山崎パンの春祭と名づけた(違う)インパクトからいまだに立ち直れず、薄笑いしながら見てしまいました。
歌舞伎座開場一年を祝っての舞。まあ、遅刻者救済といっても間違いではないと思う。失礼。
今回萬屋のひだまり家族wに松嶋屋の崖っぷち家族(失礼)、そこにみなしごハッシーが加わるという、やや若手に触れる朝イチ軍団だった(ごめん肝心の新悟ちゃん忘れてたw)ので、ちょっと興味持った。

俳優祭の楠公を派手にして人数減らした感じでしょうかw
私のマンちゃんかっこいい!進ちゃんはお父さんの先導ちゃんと出来てるし!(いくつだ!)
正直踊りがどうこういうより、割と綺麗な面子で華やかな拵えで、まあ同じような舞でも梅玉魁春松江翫雀孝太郎みたいな安定の朝イチ顔ぶれよりは(いやほとんどみんな好きだけどね)楽しめたのでした。
朝イチメンバーも一周年を機に一新したのでしょうか?梅玉さんはとうとう早起きから脱出できる?

意味のない(本当に失礼だな)演目は見た目にやさしいのがいちばん!だと、みーはーちっくに賛成するわたくしでした。


鎌倉三代記

ご存知の通り、チラシを読まずに観劇する奴なんで、冒頭、井戸が設置されてるのを見て、おお、あれね、井戸から怖いおっさんが出てくる奴ね、時姫が赤姫でおさんどんする奴ね、と認識はしたものの、外題が最後まで出てこない。w

私の中では三姫のなかではいちばん地味で、菊畑、河内山とならんでの三大「誘眠」狂言なのだった。
どんだけちゃんと覚えてないかというと、時姫、かぶと引きずらないなあとか思ってたw
それは太十だっつーの、と途中で気づいて自分に突っ込みいれときました。
予定通りなら歌右衛門襲名二ヶ月目だったわけで、この狂言は、襲名用だったのかなあ。
いや、福助なら金閣寺が見たかったぞ。幸四郎と梅玉もそのほうが映えたと思うし。
福ちゃんダメになって魁春さんがやることになってこっちに変えたのかな。三姫のなかでは魁春さんにはこれがいちばん似合うと思うもん。

歌女之丞さんが幹部昇進とのことでおくる役。めでたい。今後老けの大役をガンガンやるんだろうね。東蔵さんくらいしかいないもんねぇ、今じゃ。

 

靫猿

外題なのに二文字?きっと寿とかついてるんだろうけど(寿ちゃんだけに)、まあいいやw

三津五郎復活狂言。復活なのにおまつりでお茶を濁さないところがさすが舞踊の三津五郎の矜持かなあ。
うん。こっちのほうが三津五郎っぽい。
洒脱で軽妙。数十年踊りこんでる人は数ヶ月のブランクじゃ揺るがないなあ、と感心してたら一瞬足元がぐらり。
わ、こんな家元見たことない。とちょっと緊張しました。
その後、台詞も一箇所間違ってたし。
初日から間がなかったのでいろいろ緊張してたのでしょう。一瞬グラリを除けば、舞踊表現は完璧でしたし。色素賃借により、遠目にグレーに見える顔色はまあしょうがない。
脇が絶品。
巳之助は踊りも男ぶりも一皮剥けた感じ。
父親がこういう状況だからすぐには難しいだろうけれど、そろそろ八十助のほうが似合う芸格になってきた。
そして又五郎!
女大名がなんともおかしく、安定していて、しかも品がある。
感心しながら見ていて、これ、恐らくだけど、勘三郎が元気だったら「ひさしちゃんの復帰ならオレが付き合うよ!」としゃしゃり出てw来て、またまた恐らくだけど、孫のナオヤを猿にしてつれてきて、二人で舞台さらっちゃったんだろうなあ、と。
勘三郎ってそうやって悪意ゼロ(恐らくw)で三津五郎とか又五郎の地味な至芸の光をかっさらってたよなあ。。。と。
勘三郎が不在なのはまことにさびしく、大きい穴ではあるのだけれど、こうやって又五郎のようないぶし銀、あるいは月の輝きに、私のような素人が気づくことができたのは、太陽・ゴールドがいない今だからなのかなあ、などとも。


曽根崎心中

もう何もいいますまい。
勘三郎がぎらぎら光る真夏の太陽なら、正直斜陽ではあるが、まぎれもない太陽がまだまだ光り続けていることを再確認。
封印切の忠さんにはまだ「何言ってるかわからない」と疑問を抱かせる余地があったけれど、お初ちゃんは、もう何を言っててもいい感じw
極端に言えば何もいわなくてもいい。そこにいるだけでもう近松世界のお初ちゃん。
芸の極北という到達点があるとすればまさにそこにいる今歌舞伎界ではたった一人の存在だと思う。
今現在山城屋が好きじゃない人でも、一度見ておけばそのうち、ああ、あれは凄かったのだなあと必ず反芻できる、それだけの値打ちのある芸。

こんな至極の芸を見せる父親にまっこうから取っ組んで、一歩も引かずに、物凄い徳兵衛をみせた翫雀にも拍手。
号泣の花道の引っ込みの迫力は物凄くて、それまでのじゃらじゃらに半笑い&半眠りだった客席が一瞬凍りついたくらいだった。
この二人+山城屋成駒屋の弟子たちが形成する微動だにしない近松世界は、少々のことでは崩れないのだが、逆に少々の役者では入り込めない感じがあって。
お江戸側wとして参加している橋之助と左團次は苦戦の感が否めなかった。
特に橋之助はどうしても江戸前の匂いが・・・上方言葉「だけ」でいえばとりあえず上手に「まねて」はいるのだけれどねぇ・・・
亀鶴がやってたらよかったのになあ。格的に難しいんだろうけどさ。
なんせ「一世一代」だからね。松嶋屋兄弟が元気なら付き合うくらいのことなんだろうし。
その一世一代ですがご本人が「一世一代のような気持ちで勤める」といってるらしくwww

もうやらないなら一等買い足してかぶりつきでじゅる水浴びようかwwwと思ったんだけど、まだやるならそのときでもいいか、と思ったり。
本当に藤さまってば罪なお方・・・当分悩もう。(チケットはまだまだあるしwww)


寒い・・・

2014-04-01 | cinema

いや、つまんなくはなかったんですけどね。

子連れじゃなければ絶対見ない類の映画なのですが。ま、今後も子連れじゃなければ見ないだろうとは思いました。自分が子供だったころからディズニーは好きじゃなかったわ、そういえばw

アナと雪の女王、凄い人気ですね。

旅行中にweb予約をしようと思ったらもう数席しかのこってなかった(三日前かな?)鑑賞日が1日(ついたち)で1000円の日だったこともあるかもしれないけど、なんということでしょう?

で、そこまで凄いかというと・・・

まあ実によく作られている、エンターテインメントではあるなあ、と。

いかにもアメリカ。

いかにもメジャー。

いかにもディズニー。

(はい、褒めてなーいwww)。

 

とにかく、よくもまあFROZENてタイトルつけた!と思うくらい、画面が寒くて寒くて・・・外気温20度近い東京でも、凍えそうでしたよ。

去年の12月に封切だったアメリカで見た人は本当に凍えちゃったんじゃなかろうか。

一緒に見た六歳児は狼や氷原を滑り落ちるところが怖くて怖くて・・・面白かったけどそれ以上に怖かったそうなので、幼児にはちょっと刺激が大きすぎるのかもしれない。
小学生から、童心を失わない大人wwwにはいいのかしら?

六歳児と童心を生まれつき持ってないlavieにはどっちにもあまり向いてなかったようだったのでした。

で、わたくしの根本的勘違い。
松たか子が歌ってるのは知っていて。で、松たか子が主役だと思い込んでいて。

エルサの歌が聞いたことある歌で、あれ?これって・・・たか子の声に聞こえるけど、主役じゃないから、サヤカなんだよね?ってことは同じ歌を又たか子が後で歌うのかな?それにしてもにてるな・・・

と。

結局二人の姉妹の声は(幼児連れゆえ当然吹き替え版を見ている)本当に似てはいたのだけれど、ラスト近くに再び♪ありの、ままのぉ~~の例の歌が出てくるまでずっとアナ=松たか、エルサ=さやか、だと思い込んでいたのでした。ちょっと考えれば声質といい年齢といい逆だとわかりそうなものなのに。松タカがタイトルロールだと思い込んでた頭の固い、固すぎるわたくし。

ってこととは別に、やはりジ・アメリカの代表たるディズニーは肌が合いませんでしたとさ。

エンターテイメントとしては良くできてるけど、結局「愛こそすべて」のいつものアメリカさんパターンから一歩も抜け出てないしなあ・・・

でも、アメリカだけじゃなくて、ザ・ニッポンのジブリもダメだし、結局アニメがダメってことなのかしらん。

 

酔っ払って書いて、読み返してみたら我ながらいつもにも増して酷い文章だ!(俳優祭のも含めて)。何がいいたいのか本人すらよくわからないというwww

でも書き直さないのだ!

 


はなは、さくらぎ

2014-04-01 | voyage

俳優祭の感想を書かないまま温泉+京都旅行に出かけちゃいました。
早咲きのしだれはもはや満開ちょい過ぎ。

ここ(本満寺)、穴場です。満開の割に人は少ないし。本格的な機材を持った人が多かったので、桜ヲタwあるいはカメラ小僧の間では有名なのかも。しだれの真下にたたずんでると、なんとも妖しい気分になります。
関の扉の墨染を思い出しました。