laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

鄙びてるのは好きなのだけど・・・

2023-04-29 | voyage

名古屋から帰ったと思ったらいきなりとうほぐに飛んだ。JALのキャンペーンで 往復13000円程度で行けるってんで誘われて貧乏根性炸裂。山形の旅行割も使えたので貧乏人喜ぶ。

しかし・・・タイトル通り。大丈夫か山形!

の詳細もいつか・・・書く・・・つもり・・・・

5月18日。写真のみ掲載。そのうちに説明文追記する予定。


なめてました、名古屋

2023-04-29 | voyage

四日もいたのでちょっとぶらりしてみたらなかなか良いところじゃないですか、名古屋。

の旅日記も多分書くつもり。一応投稿。

 

5月18日写真のみ掲載。説明はいずれ。たぶん。(そればっかり)

あ、なめてたのは名古屋の大金持ちの金に糸目をつけない贅沢さね。名古屋の大金持ちは桁違いとは聞いてたけどどことなくセンス悪い(ごめん!)と信じ込んでて。

金持ちにセンスがあったらそりゃいいもん作りますって!

新旧取り混ぜて・・・


可もなく不可もなく

2023-04-17 | kabukiza

…いや、可に近いというか。良かったんですけどねw

の歌舞伎座夜の部。(14日観劇)

ニザ玉の切られ与三に紀尾井町父子の連獅子。魅力的な狂言立てだけに久々に期待しちゃったのかもしれない。

まずは切られ与三。外題を永遠に覚えないヤツ。よわなさけうきなのよこぐし、は覚えてるんだけど字がねぇ・・・

与話情浮名横櫛?合ってる?(そして確認しない)きっと完全に覚える頃にはボケて忘れてるw

ニザさま一時体調不良で休演したから余計びくびくしながら見ちゃう。客をびくびくさせるようになったらあかんよなあ、特に美男美女役さんは。まあ勝手にびくびくしてるといわれればその通りなんですが。

御園座の段ちゃんじゃないけれど所作がやっぱり二枚目のそれじゃない。いや、段ちゃんより20歳も上なので、こっちはまあしょうがないのですが。それでも立ち姿の極まりの美しさは半端ないなあ、身体に染みついてるんだろうなあ。

一番気になったのは声。ここまで通らないなあと思ったのはニザさまに関しては初めてで。そういえば播磨屋も聞こえなくなったなあと思ってから山を転げ落ちるように・・・(自粛)。

もともと何言ってるかわからない(爆)玉さんのほうが台詞聞き取れる・・・

結構珍しい演出が多くてあそこまでお富与三郎の濡れ場をリアルに見せたのは久しぶりだったような。いくら美形とはいえ、70オーバーカップルにそこまでサービスされてもなあと正直思ってしまった。ニザ玉ファンのおばあちゃま達は満足なのか?

いちばん満足したのは冒頭の木更津シーンでさとぴー功一八大玉雪(何人か名前変ってるかも)の美形脇役さんたちの並びが見られたこと。玉さんの舞台だとイケメン連れてくる率高いよねぇw

一緒に見てた友人に「あらぬ方ばかり見てたでしょw」と突っ込まれたが、ワタクシに取ってはそっちが「ある方」なんでw

 

そういえば観劇二日後の昨日、左團次さんの訃報が。旦那命だったさとぴーが心配だわ。

 

連獅子

これこそ可もなく不可もなく。

なんだろう?

そつなくやってるんだけどドラマがない。特に親獅子。仔獅子を谷底に追い落としたあとのウロウロが前シテの白眉だと思ってるんだけど、それこそただのウロウロw

仔獅子の左近は期待して見てるんだけど、いかんせんいろいろな意味で軽量級。仔獅子というよりサーカス牛若丸的な?

まあなんだこれは!といちゃもんつける部分がなかっただけでも良かったのでしょうか?

宗論(音羽屋亀蔵と権十郎)もまた典型的な「可もなく不可もなく」権十郎は一時期いい役者だなあと思ったこともあったのだけどはじけないまま老けちゃったねぇ・・・

後シテはとりあえず毛振りも破綻なく「不可じゃなければ盛り上がる仕掛け」なので、盛り上がってましたw。意外だったのはラストの毛振りの回数。60回以上?振ってた。松緑くんってそういうの(回数増やして客を煽る)絶対嫌いだと思ってたからさ。

まあ彼のほうは最後までそこまで乱れずに振れてたからこれまた不可ではないんだけど。おちびちゃんwは無理だよねぇ。

そうそう、連獅子でいちばん良かったのが地方さん。

菊五郎劇団の地方さんだと思うのだけど、D社中よりずっといいw

三味線も若手さん?なのか勢いがあっていいし、何より笛の音色とメリハリが素晴らしかった。

可もなく不可もなかった今宵のMVPは笛の若い人(名前も何もわからない)!

 

 

 

 


ど根性再びそして風薫る五月。にはまだ早い

2023-04-10 | la vie quotidienne

家のバルコニーはコンクリートの上にタイルを敷いてるので、本来土っぽいものは一切ない。

のにたぶんプランターでちょっとした栽培をしてるからその土が風などで飛んできてるのかと思うのだけれど。

2006年には大葉が生えた。(プランターで大葉植えてたからその種も飛んだのかと思われる)

こちらはど根性愛太郎と名付けて収穫して食べた。

そしてなんと17年ぶり?!に。雑草は時々生えるのだけれどここまで綺麗に花まで咲いたのは本当に久しぶり。

今は青ネギの根っこくらいしかプランターでは植えてないから土も本当にほぼない状態なのに、生命力ってすごいなあ

生命力つながりで本日のお散歩は有栖川公園。若い頃はよくおデートwで行ってたもんだがこれまた、ん十年ぶりだったかも。こんなに広かったのね。そしてまあ緑の美しいこと!

恋愛脳だったころは相手ばかり見ていたけれど一人になってみると自然の美しさがよくわかるw

さて、どっちがヒトとして幸せなのかねぇ・・・

ということはともかくタイトル通り、こういう緑ってなんとなく一昔前までは五月のイメージだった気が。

桜は入学式の花から卒業式の花にイメージが変ってしまったけれど、風薫るといえば五月から四月にそろそろ変っているのかなあ。

ヒトも自然もうつろいますなあ。

ということで最近お気に入り?のギャル語枕草子

春はあげぽよ

夏はよきよき

秋はばえばえ

冬はつらたん

 

夏はよきよきがちょっと(今の季節感とは)違う気もするけど。

なかなかよき!www

 

 


彼は昔の彼ならず

2023-04-01 | kabuki en dehors de Tokio

御園座初日、取るものも取りあえず駆けつけました。

現歌舞伎界に於ける個人的ワンツーの競演。しかも、ツーが永遠に見られないと思ってたがち歌舞伎の色悪をやる!というので初日から弾丸で見届けるでしょそりゃ。

 

ま、結論はタイトル通りなんだけどね。いや、まだ諦めてないぞ。後半にめざましく歌舞伎勘取り戻してると信じて待つ!

 

内容はこれでいいっちゃいいんだけどグダグダグチグチたぶん段ちゃんのことだけ後日書きます。

 

彼はどうして昔の彼ではなかったか

一声二顔三姿。

姿はほぼ変らない。痩身長躯。顔もびっくりするほど老けてなくて相変わらず顔作ると超二枚目といっていい。

声はちょっとしゃがれてたような。それは鬼門の喜兵衛のすごみを出すためだったのかも。磯貝浪江はそうでもなかったから。

つまり三要素はまあクリアしてるわけで。

気になったのが所作かな・・・膝を悪くして歌舞伎をやめたという(あくまでも噂の範囲)ので余計先入観があるのかもしれないけれど。立ったり座ったりの所作がいちいちよっこらしょ、と見えてしまって。とても色悪の所作ではない。もし膝が悪くないのであればいくらなんでも所作が汚すぎる。勘九郞は何か注意しなかったのか。膝がそこまで悪いならそれはそれで心配だ。

いくら初日とはいえ、座組で唯一、台詞に詰まったのもいただけない。「呼んでいただいた」立場でたとえ一回だけとはいえプロンプ聞こえちゃうとは・・・

まあその二点は些末といえないこともない。所作は些末じゃないかw

なによりも・・・顔より姿より「段治郎」のいちばんの美点であった「圧倒的自己肯定感」がまったくなくなってるんだもん。

そんなに巧い役者ではないと思う。姿の美しさと立ち回りの巧さは天下一品だけれども、役の深みを掘り下げる・・・みたいなのは苦手だったと思う。

それでもワタシが彼に惹かれたのは、とにかく玉三郎相手だろうが勘三郎相手だろうがまったくひるまず、少なくとも板の上では互角どころか圧倒するほどの「オレさま」感があったからだと思うのよね。

たぶんみんなに愛されて育ったんだろうな。そういう育ちかたをしたヒトだけにある強い強い自己肯定のオーラが、桜姫の玉三郎を向こうに回して一歩もひるまなかった権助や勘三郎と玉三郎が取り合う色男を演じた梅ごよみでワタシを虜にしたのだと思う。

うーん。なんで自信なくした?馬鹿みたいに自信の塊で良かったのに。それがなくなったらあなたの魅力は9割減なのに。

変な反省とか自虐とかいらない!そうそう、乳房榎で浮気自虐ネタ入れてたけど客の八割は意味わかってなかったから。もう大衆は忘れてるから!勘ちゃんあの台詞カットしてあげて!

正直この強烈な自己肯定感が一か月公演の間に戻ってくるとは期待できないのだけれど・・・それでも、それを期待してまた名古屋に向かいますよ。だれか段ちゃんに自信を取り戻させてあげて!

うーん。興奮してしまった。だってだって、ナンバー2がナンバー2でなくなってるって寂しいよぉ・・・

 

というわけでほぼ段ちゃんがらみの愚痴のみの感想でした。

勘ちゃん七ちゃんそのほかちゃんはまあ通常営業。

男女蔵が老け役で思ったより味が出ていて良かった。父親もそろそろ怪しいからしっかりしないと!と思ったのかしら。遅咲きでもいい。これから老け役枯渇するから頑張って欲しい。

月後半にもう一度名古屋に行くのでなんとか自信過剰な緑郎さんを再発見出来ることを祈っています。

 

 

気を取り直して。

たぶん今年いちばんの桜。山崎川っていうの初めて知ったけど天気と時期とヒトの少なさがlavie的三拍子揃っててとても良かった。