laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

超まとめ12月

2023-12-31 | kabukiza

超歌舞伎のマネをしたわけではありません。

けっこう回数見てたのですが(サブスクだったので)なんか日々に流されて一回も感想書かなかった・・・ので本当に超まとめ。ひとことでいうと「イマイチ」だったんですがw

順に。外題の次の数字は見た回数です。サブスクなので申し込んで1個だけ見てお散歩したり帰ったり遅刻したりしてたのでこんな感じにばらついてます。おもに見た回数が評価と重なってるかな。勘ちゃんでてる爪王とかは過大評価かもw

 

一部 

岡崎猫 1

二回見るつもりだったのだけど、千穐楽は疲れて思わずパス。

つまらなくはない(もともと楽しく作られてるし)けどおくらのヒトが外連はともかく、台詞が棒すぎてね。澤瀉屋で見たときの現喜多村一郎くん、当時猿琉くんが芝居もアクションも素晴らしすぎたので。同じく澤瀉屋と比較して巳之助の婆さん=化け猫は妖しさが足りない。ただただ楽しそうでw

 

超歌舞伎 2

初日と楽。
これはもう、どうこういうより楽しむしかないでしょ、と思った。ケチなのでペンライトは買わなかったけど、スマホのランプ振り回したしちっちゃい声で「小向こう」も掛けてみた。数年に一度なら楽しいかな。毎年やられたら怒るかもw

正直歌舞伎云々というより型の芝居として最後に勝つヒーローがいちばんのへっぴり腰ってのはどうかと思いましたがねw

 

二部

爪王 4

中村屋ファンの皆さまがたにはえらく評判のいいこの舞踊劇。個人的には踊りは見るべき処もあるけれど、ストーリーというか、詞章その他が拙くて浅くて、一ミリも感動はできない。
勘九郞の踊りはそりゃ素晴らしいから四回も見てしまったわけだけど、ものすごいテンポで踊り続けるのを見ながら、こんな作品で怪我するなよ、とヒヤヒヤしていて、そこまで楽しめなかった。

俵星玄蕃 2.5(お散歩後後半のみ観たのが0.5)

芸も華もちゅっくらいの二人によるさして面白くない台詞劇。後半の立ち回りもまあ一通りで。しかし、特に音羽屋亀蔵のような、どこも悪くないけど強烈な魅力がない役者って辛いよね。。いや見てるほうが。感動は出来ないし、かといって怒るポイントもないw

 

三部

猩々  6

lavie的今月の白眉。たった15分のためだけに東銀座に出かけたりもしたよ。
種之助松緑勘九郞と踊りの下手なヒトが一人もいないのが素晴らしい。松緑と勘九郞が「それぞれ違ってそれぞれいい」(相田Mおのパクリ)し、「不協の調和」って感じで勝手にやってるようでちゃんと合ってるのが見ていて本当面白い。勘九郞が出てくる踊りだと勘ちゃんしか見てない私が二人まとめて見たくなって結局6回も通ってしまった。

あ、二階正面からでは見られない鳥屋ギリギリまでの引っ込みを確認するために久しぶりに二階桟敷に座りましたが、ここ、なかなか良いですね。くつろげるし疲れたら肘ついて居眠りもできるw。いや猩々では一切居眠りなんてしませんでしたけど。

天守物語 

中村座で見たときにやっぱり七之助と虎之介では歯が立たないなあと思ったので全然期待してなかったのだけど。

姫路城なしにも関わらずw中村座よりよほど良い出来だった。
なんといっても最大の功労者はもちろんの玉三郎!
個人的に玉三郎って完全にビジュアル中心で過大評価国宝だと思ってるんだけど、いやあ、今回の亀姫。lavie的玉三郎ベスト10のトップになるんじゃないだろうか!桜姫より良いかも。
七之助の妹分と言う役柄に一ミリも不自然さがない。とにかく可愛い。だけではなくきちんと妖しい。

亀姫に互して七之助も検討。何より大健闘だったのが虎之介。姿と顔はどうしようもないが声を含めた台詞術が姫路に比べて格段の進歩。これはもう彼にとってのメルクマール的芝居になったのではないか。

勘九郞は圧巻の桃六。それに比べると舌長姥はまだまだ。妖しさ切なさが足りない。一部の化け猫巳之助に通じるものがあるかな。年経るモノの切なさ。みっくんはともかく四十路の勘ちゃんにはそろそろ表現出来て欲しいものです。

そんな小さな不満はあったものの、今年の舞台観劇最後に聞いた台詞が桃六の圧巻の物だったのはとても幸せなことでした。

知盛のときも感じたことですが勘九郞の台詞は、古典歌舞伎の王道をなぞっていながらなぜか妙にリアル。桃六の幕切れの台詞もそんな彼の口から聞くと本当に今のご時世を考えさせられるものでした。

「世は戦でも胡蝶が舞う、撫子も桔梗も咲くぞ。馬鹿めが」

そんな今年でした。

順調に観劇熱は衰え続けてますがwまあ来年もそれなりには観るだろうし、観たらなにかは書こうと思っています。たぶん。きっと。おそらく・・・

歌舞伎の拵えで超歌舞伎ペンライト持ってるのは珍しいのでついつい買ってしまいました。
こういう歌舞伎風極まりの写真も良いけれど、ヲタ振り100%のめっちゃかっこいい勘ちゃんの写真が欲しかったっす!

 

 


三連チャン!

2023-12-08 | spectacles

暇だぁ!

と一日一回叫びたくなるほど無為徒食の日々…のはずなのですが何をトチ狂ったか3日連続で観劇。しかも、そのうち2日はほぼ未開、じゃないやw未知の土地。
2日とも昼夜通しのぶっ続け観劇。
いやぁ、良い悪いの前に
「チカリタビー」(死語)
スケジュール的には
5日 北千住で文楽
国立劇場建替(改修でいいと思うんだけどね。お上の考えることはわからん)のためさまよえるオランダ人になってしまった大夫さんたちを追って。シアター1010はビルの中で味も素っ気もない劇場なので、宿場町時代の建物を。味わいある建物は本当に数少なくなっているみたいで。北千住はただの大都会だった。
6日 検見川浜で段ちゃん見物
美浜区(何市なのかもよくわからん地理感覚ゼロの私w)お金あるのなあ。立派なホールが。400人弱の定員で昼夜とも半分くらいの入りだったのが寂しい。段ちゃん固定客(春猿さんも含めてか・・・)こんなもんか。どこでやってくれてもいいのですが次あるならもう少し近所でお願いします。
7
日 歌舞伎座定額制1.2部
この日一部超歌舞伎ワタクシの初日。上演直前。これは浅葱幕扱い?ここからドラマが始まる感じです。
感想はこの項で改めて!
なるべく早く!
簡単に!

賑わってはいるけれど…

2023-12-03 | kabukiza
歌舞伎座初日
二部と三部を、見てきました。
話題の超歌舞伎はこれからです。
定額制なのでガンガン見る気満々だったのですが、初日の感じだとそこまで…かな。
まあ、モト取るまでは行くけどw
てか、額面通りならもうモト取っちゃったのかも。

感想はいずれ。
楽日にまとめてかもww

画像は二部の会場を待つ人々。
ここは南座か?(南座前は異常に歩道が狭いのですぐ人があふれる)と思ったほど賑わっていた。