laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

頬こけ王子(たち)

2021-10-25 | spectacles

新派公演先日のリベンジで見て来ました。

何ヶ月ぶり?いや一年以上ぶりの段ちゃんはめっちゃ頬がこけて、スリムな身体がますますスリム、といか薄っぺらくなっていた。別にスキャンダルの後遺症ではなくて、憩室炎(原因がストレスというから広い意味では後遺症かw)で絶食が続いたせいだろうとは思うが・・・

台詞回しの見事さはさすがで、代役の一郎クンとはモノの違いを感じさせた。一郎クンも頑張ってたんだけどね。

だけど、最後のカーテンコールにも出てきてないし、台詞のない場面ではところどころ生気のなさを感じさせる場面もあったりして、心配ではある。奥さん、許してあげてぇな・・・

数日前に、しかも半額割引で申し込んだ席なのに、とちり。うーん楽でこんな感じじゃ、楽じゃないだろうなあ(ダジャレっす)

頬がこけてるといえば、数日前の世界体操のはっしーこと橋本選手。五輪のときとは人相が変わっていた。スケジューリングきっつきつなんだろうな。

ストレスと緊張とプレッシャーと・・・・いろいろなモノを抱えながら闘ってる人たちを、若い頃は馬鹿みたい、と思ったりもしてたのですが、このトシになると、なんだか痛々しくて「そんなに頑張らなくてもいいのよ」って言ってやりたくなる。たぶん頑張らないと生きていけない種類の人たちなので、そんな台詞はお門違いなんだが。

若い頃も年取ってからもそういう人にあこがれたり尊敬したり、は絶対ないんだなあこれが。わたくしってば本当にクズw


うみのひがしへ二日目

2021-10-22 | voyage

二日目

観光客はどうみても少ないだろうと思われる場所ばかり巡ったのですが唯一心配だったたねやのラコリーナ。団体さんが  バスで来てどどっとバウムクーヘン食べて買って行くという噂が・・

というわけで朝イチから活動開始。9時オープンのラコリーナの前にまずはヴォーリズヴォーリズ病院。じっさいに診療してる病院でもあるし、ここも患者さんが来る前に見ちゃおうって感じです。

病院そのものは比較的新しい建物で奥に点在してる関連施設がヴォーリズ物件。実はここ、観光案内でもらえる市内のヴォーリズ物件には紹介されてない。たぶん観光客が来ちゃ行けないところなんだろう。。というわけで早朝、こっそりと、静かに。礼拝堂は普段は入れるのだけどコロナのせいで閉鎖中。というわけでここも外観のみ。

五葉館と呼ばれる建物。昔は結核療養棟として使われていたとか。すごくすごく好き、

ホスピスもあるとか。ここで最後を迎えるのも素敵かなあ。などと妄想したりして。キリスト教徒じゃないと無理なんでしょうね。

 

そして唯一の観光客らしい行動wラコリーナへ徒歩で。こっちはヴォーリズじゃなくて藤森ですw

入場無料だから近所だったら毎日遊びに来るかも、いや実際近所だったら行かないんだけどねw

到着した九時過ぎにはまだ一杯夜露を含んだ草葺き屋根からしたたり落ちる水滴が・・美しかった。

バウムクーヘンもマスク!

バウムクーヘン注文しないで写真だけ撮ってすみませんでした!上の黒い点々は黒カビじゃなくてアリです。アリがここのシンボルらしい。なんかご託宣書いてあったけど忘れたw

帰る頃、10時前にはかなりお客さんが一杯になってたので、朝イチに言って正解でした。

ラコリーナの敷地からヴォーリズ病院を望む。ホスピスに入院したら連れてきてもらおう!妄想がホスピスってねぇ・・・恋愛妄想してた頃が懐かしい

 

10時半のアポイント。ヴォーリズ記念館。要予約でようやく内部の一部のみ見られた。

メレルヴォーリズさん。帰化するにあたって自分で当て字考えたらしい。米国から来て留まる。なかなかのセンス。名字は奥さんのね、もちろん。

内部は展示などもあって、当時のリビングっぽさはあるものの、絵的にはちょっと惜しかったかな、というわけで外観のみ。

そうそう、ヴォーリズって誰よ?という方にはメンソレータムの近江兄弟社を作った人、というのがわかりやすいかしら。今はかなり縮小されてるけれど、病院から学校からもちろんメンターム(なんか特許取られてメンソレータムって名前使えなくなったのよね)から、近江八幡市内にはあちこちにヴォーリズの足跡が。

ヴォーリズ学園のバス停も可愛い。

 

 

お昼からはもう一つの、近江商人の都としての八幡をぶらり。本当にぶらり。写真だけ少しね。八幡堀。時代劇のロケ地にはかかせない場所の一つですね。

今流行の現代美術+古い家並

中に入ったら楽しかったよw

そして残り時間を数えて急ぎ足で安土へ。

安土城・・・じゃなくてやっぱりヴォーリズの建てた家で中が見られる貴重な一軒。旧伊庭家住宅です。ここも素敵だった。ヴォーリズさんの建築って全然威容感とかなくて、とにかく可愛い。そして住みたくなる。

この暖炉前のカラフルなタイルとか、もう好き好き。ってここまでヴォーリズさんが指示したかどうかは聞いてないけど

時間がなくてゆっくりできなかったのが残念。バルーンに入って遊んだりしてるからだ!自分

時間があれば彦根城も・・・と欲張っていたのだけどもうとっぷり日が暮れかかって。とても天守まではたどり着けなかった。バルーンに入って遊んだりしてるからだ!自分!×2

お堀とそのまわりをぶらり。

 

米原にたどり着いたときはもうへっとへと。アプリの万歩計を見たら3万歩オーバー!これはかなりの記録ですぞ!おなか壊しながらよく頑張った!自分!

翌日はヘロヘロで寝坊昼寝早寝の三連発でしたとさ。

 

まあ楽しかったからいいんだけど。二泊三日にしておくべきだった!本当に!また行くぞ湖国!

 


うみのひがしへ一日目

2021-10-21 | voyage

膿の干菓子、ではない

 

うみ=古語でいうところの琵琶湖東岸ぶらり旅。ぶらり旅。正確には数か月ぶりなのだが気分的には数年ぶり。なんというか、自分の気の持ちようが、ぶらり、という感じになったのが数年ぶりなのね。

主目的地は近江八幡。以前からヴォーリズ建築の聖地ということで行きたかったところにプラスして天外者のロケ地詣でという副目的、ついでにラコリーナも行ってみたくて。たねやじゃなくて藤森照信ウォッチが目的。

天気も良くて(なんか最近ぶらり旅の天気当たり率高い。それはそれで運使っちゃってるみたいで怖いw)一泊二日じゃなくて二泊すべきだった!というくらい満喫。安いパック商品なので、ヒマなのに旅程変更できないのが悔しい。安物買いの銭失い。

初日。まずは天外者のこのシーンを撮影した作家外村繁邸へ。五箇荘の近江商人屋敷の一つ。外村って名前しか知らなかったけどなかなかのイケメンでした。というのは余計な情報w

↑この人には及ばないけどさ。

春馬がいた場所、春馬が見たであろう風景。センチメンタルジャーニーだなあ

こちらはおなじ近江商人屋敷でももっと豪邸。中江さんち。満州のデパート王だった。琵琶湖を象ったといわれる池など、なかなかの風情。

弘誓寺に行ってみたらなにやら撮影機材やら建て込み中。なんかイベントでもあるのかと思って聞いて見たら映画のロケだって。友和さんや流星さんが来てるらしい。ふーん。観光客的にはそんなのどうでもいいからふだんのお寺が見たかったわん。しかし、こういう街並みのところってロケが多いのね。下手な東京都民より芸能人遭遇率高かったりしてw

おなか壊してたので、個人的にまったくグルメは楽しめなかったのだけど、琵琶湖を眺めながらの一杯だけは忘れません。

近江八幡に入ったのはすでに夕暮れ近く。秋の日は釣瓶落とし。急いで今回の主目的であるヴォーリズウォッチ。まずは外観しか見られないおうちの周りをうろうろ。周辺に数件残されたヴォーリズ物件。中には居住中の物件もある。すごいなあ。ほんの一例。

上等じゃないレンガを使うのと、必ず住宅には暖炉を置くのが彼のこだわりだったそうです。

日も暮れてきたし、長くなったので翌日分は項を改めます。

 

 

 

 


花子の悲しみ

2021-10-15 | spectacles

花子はもちろん浦島です。一応女なんで。

芝居(花柳章太郎追善・『小梅と一重』『太夫さん』)の感想書いたのだけど保存する前に更新したら消えちゃったから、もう書かない。プンプン。

浦島な悲しみについてだけ。

伝芸にすっかり疎遠になって、情報もゼロ。二年ぶりの段ちゃんに会うためだけに演舞場に行ったのですが。

なんと休演!

初日から休んでたんだって。新派の休演は歌舞伎美人には載らないのね。知ってたらたぶん来なかった。

そしてなんと明日から復帰!

どんだけタイミング悪いねん。また行くのか自分!感想二度書く気がしない程度の出来だったぞ!

行く、きっと行く♪(来る、きっと来るのメロディーで♪)

 

段ちゃんがメインの演目があまりに段ちゃんに当てつけみたいな(門閥外でのし上がった役者が財産叩いて自分を育て上げた売れっ子芸者を疎ましく思って若い芸者に乗り換えようとしてるみたいな話)内容なので、病んじゃったんじゃないのか、と思ったよ。コロナでもないのに二週間休演ってなんか不自然。

 

浦島状態もう一つ。

歌舞伎座の喫茶檜にテラス席が出来てた!

ついでにカレーのテイクアウトまで始めてた!

 

大変なのね檜も。

一応企業努力もしてるのね。ガラガラだったけど・・・

 

そんな浦島な一日でありました。

 

 

あ、あと一つ。クリコまで衰え始めたみたいで、新派の行く末が案じられたということだけ、消えた感想からピックアップしておきます。


四連敗

2021-10-12 | monologue

単なる愚痴です。なんの役にもたたないので(ま、いつもそうだが)よほどヒマな人以外はスルーしてください。

 

THE BEE

 

野田の作品の中でも1,2を争うほど好き。初演以来すべてのヴァージョンを見て来た。

なのに、なのに・・・・

野田地図からの先行抽選、第二回抽選、東京芸術劇場からの抽選。そして今e+の先着先行・・・全部外れた。

e+に至っては数秒で完売したんじゃないか。

なんだよこれ!今までのTHE BEE、こんな激戦じゃなかったよ!

ったく!

サダヲヲタとか、まさみ様ヲタが群がってるに違いない。

だから有名俳優を出すのはいやなんだよ!!!

英語ヴァージョンまたやってくれないかなあ。取りやすさがいちばん!

 

あと二回ほど先行チャンスがあるがまったく取れる気がしない。

もう、チケット取り合戦に情熱をかける気力体力なくなってるのかもしれないなあ、などと曇天を見上げてため息つくのであった・・・

ちっ!


日々の泡

2021-10-06 | la vie quotidienne

というより泡のような日々、ですが

三年前までこんな日々を過ごしていたかなあというような毎日を久しぶりに送っています。とはいえ、マスクアルコール消毒その他もろもろ不自由な中で、ですが。

本日はそれこそ何年ぶりだろう?の美術展。横尾忠則原郷展@MOT+

たぶんご本人がいらしていた(周囲に人が取り巻いていたので人混み怖いので近寄りませんでした。○○社の××です。カメラマンの△△さんと一緒にお目にかかりました、なんて今さら挨拶しても意味ないしw)、米寿くらい?(適当)。矍鑠と、というよりしれっとそこにいるって感じで素敵でした。

作品はまあ目にあるものがほとんどだったので再確認ですが、コロナシリーズで有名人がマスクしてるのが楽しかった。ここは無料コーナー、撮影可だったのでパチリ。結構知り合いもマスクさせられてて笑った。

オリジナルマスク3000円弱に惹かれたけど、貧乏なので涙を呑んだ。マスクだと思うから高いんでアートだと思えば安かったかなあ・・・

美術館を出たところでポスターと一緒にパチリ。本人に挨拶しなかったからここでご挨拶w

ちっちゃくしておきます。

 

前後しますが、その前に清澄あたりをぶらりlavie散歩。あまり写真は撮ってませんが

清澄庭園のはしっこにある図書館が素敵だった。

こんな図書館が徒歩圏内にあったら通うだろうなあ・・・

 

清澄白河には結構来てるんだけどいつも美術館と深川資料館くらいしか行ってなかったのでお初、の清澄庭園。こりゃまたご立派で、いい庭園でした。

最近は日本人も結婚

写真アルバム作るの好きみたいね。まあ一生に一度のタレント気分も結構、結構w

美味しいパンとおせんべいを買って、マスクも買えばよかったかなあなどとブツブツ心の中でいいながら帰途につくのでした。

うん、まさに泡のような日常。泡は飲んでませんが!


知らない街へ

2021-10-05 | kabuki a Tokio

23区内でも下車したことない駅はたくさんある。でもいわゆるターミナルでしかもそこそこ近いのにまだ降りてないところがあるんだな、と

我ながらちょっとびっくりした。の大井町。

勘ちゃんたちの錦秋公演が品川きゅりあんホールだというので、品川だと思い込んでた。当日調べて大井町だと気づいてびっくり。ま、これはまだいいんだけど、公演日を7日だと思い込んでおり、なんと歌舞伎座二部に行くつもりだった私は当然きゅりあんを優先したのだった。ま、チケット無駄にすることにかけてはチャンピオン級なのでどってことないんだが。そもそも歌舞伎会員ランク維持のために買った安い席だし(負け惜しみ)

 

そんなことはともかく、大井川、じゃなくて大井町w

ふーん。鮫洲の隣なのね。鮫洲は、まだ近所の警察で更新が許されなかった遠い昔になんどか免許更新のため「のみ」に出かけて行った。当時は多忙もあってお散歩なんてしてなかったのでね。

散歩の達人(暇人ともいう)となった現在、当然1-2時間早めに出かけて行って周囲をウロウロしました。鮫洲だけじゃなくて立会川にも近いのね。

立会川といえば若龍馬。というわけで今ならではのマスク龍馬にも会いました。

 

鮫洲の「州」はオンフルールみたいだった(褒めすぎ)。近所の人たちが河岸のベンチで読書したり、ワイン持ち込んでピクニックしてたり。お天気だもんね。コロナ減ってるもんね。

で、肝心の公演は・・・

浦島

勘ちゃんのが目にありすぎてまあ比べたら鶴ちゃん可哀想なのですが。

若太郎はまあ綺麗なだけで見ていられた。二枚扇のときのめっちゃ緊張して体操になっちゃってるのもまあ、ご愛敬。

老太郎は手も足も出てなかったなあ・・・こういうのを見ると、この舞踊はけっこうな難曲なのだなあとわかっちゃう。勘ちゃんてばめっちゃなんでもなさそうに難しい振りとか流す(流しているように見える)からなあ。トークで本人もゐってたように慣れればかなり良くなると思うのでこれから一か月くらい?おどり込んで良くなるといいですね。

 

春日大社奉納舞(外題忘却)

春日大社行ったよなあ。。。忘却とは忘れ去ることなりのお年頃ゆえ、しばらく思い出せなかった。思い出したのは村男A(違う)の勘ちゃんの手先を見たとき。手先をだらんと下げたまま踊る振り(名前あるのかな、知らん)で、本当にだらんと下げてるだけの手先が綺麗で綺麗で・・・・手首から先を国宝認定したい。ま、あの胴体に、あるいは脳にくっついてるからあれだけ綺麗なんだけどねw

 

トーク

鶴松が先に出てきて一杯しゃべってた。

兄弟が出てきてからで印象に残ったのは

★中村座はコロナ騒ぎで二回つぶれた。いつになったら出来るかなあ。密だからなあ。後ろあけっぱで寒くて良ければやれるんだけどw

★浪花鑑、博多で父の代役やったとき、橋之助(当時)の叔父が一寸徳兵衛やってて、そのうち松也の徳兵衛でやりたい、って話してたのを陰で松也が聞いて感動して泣いてた。実現できて嬉しい。

★赤坂歌舞伎は場所を変えて続ける。と思うw
源さんの牡丹灯籠はスケジュールが合わなくて今回はできなかった。いつかやりたい。その代わり?w年末に中村仲蔵のドラマをやるのでぜひ!(そういえば第一報は聞いてたのにすっかり忘れてたw)

★中村屋ファミリーおっかけ番組がエミー賞海外部門でノミネートされた。発表は11月末?と言ってたような・・・

 

そんなところ。久々なので割と業務連絡系wが多くて個人的には充実したトークでした。七之助の彼女話とかなくてさw

 

前半のお散歩も楽しく、後半の歌舞伎もそれなりに。

うん、だんだん日常を取り戻してるかな、わたしも。


解禁な風景

2021-10-04 | la vie quotidienne

緊急じゃなくなって初めての週末。

おんなだらけのアフタヌーンティーというワタクシ的には珍しい状況。

ま、テラスじゃないといやだと主張したり、スパークリングワイン注文できるのになんとなくタイミング逸して本当のアフタヌーンティーに徹したり、となんとなく「コロナ前」とは一線を画しての解禁デビューでした・・・

街には人が溢れて、これで感染再爆発しなければ、covid自壊説ってのが信憑性を帯びますな。祈るようにドキドキ(個人的には警戒を緩めずに)待ちたいと思います。