laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

サブスクと筋肉痛 ひとつきまとめて!

2023-08-27 | kabukiza
上の写真は出演役者の団扇一覧(画像は一部)
役者さんもう少し書道やろうよ!というのが全体的な感想。勘ちゃん、字をほとんど書かない頭脳作戦ずるいw
 
 
 
今月は初めて定額制試してみました
24000円で二階席限定見放題ってやつ
いやー、好事魔多し
タイトルの通りとんだ落とし穴が…
の感想はなるべく早く!→は初日5日に書きました。


 
その後サブスク故結構な回数見たのでいちいち感想かいてられるか!(逆切れ)ってことで(どうせそんなに毎回感想変らんし)まとめちゃうことにしました。
タイトルの筋肉痛は初日の偽らざる感想。まあ三部通しはキツかろうと思い一つ目パスして開始したのだけれど、三部の前半見たところで肩こりの限界で挫折。ま、つまらなかったってのもあるんだがw
各部、各演目の右に書いたのが総観覧回数です。酒呑童子が圧倒的に多いのはまあ当たり前ってことで。
我ながらよく見た!と思ったのだけれどネットでチェックすると一回当たり600円とか700円とか豪語してるヒトがいる。
600円だとすると40回行ったのか!(サブスク24000円なので)三部通しで見たとしても13日は通った計算。よほどヒマなのか関節が強いのかwww
他人はほっとけって話ですね。いや、羨ましいだけなんだけど。
 
一部 (サブスク5回、一等席1回 計6回)
 
裸道中(サブスク1回、一等席1回 計2回)
 
ころころ笑えて退屈しない。若い子(若くないのも)のお尻一杯見られる。
ん、それだけかなあw
獅童くんはなんかへんな媚びみたいなところ「だけ」勘三郎を感じさせる。
橋之助のお尻含めた活きの良さ、虎之介の坊主頭の可愛らしさ、獅童と比べて、ドタバタやっててもちゃんと歌舞伎になってる七之助の技術、おめちゃんの父親が乗り移った観の急激な安定感、彌十郎の貫禄。そんなところ。
 
酒呑童子(サブスク5回、一等席1回 計6回)
個人的に1演目5回見た覚えはあるけど、6回は初めてかも。そこまで思い入れがある演目でもないので、これはサブスク効果なんですが・・・w
座ったままの物語部分がこの舞踊劇のサワリだと思ってるんですが、今回いちばん見応えがあった。動きを封じられてもなお美しい所作と描写力。子供っぽさと色気のバランス。
後シテの出が今までは屋台作り?だったような記憶があるのだけれど、今回はシンプルで。幕切れも三段じゃなくて中欧の所作板に載るだけ。よりシンプルになっているのは余計な細工をしなくても舞踊の力だけで通じるという自信の表れ?
 
役者と個人的な会話をしたいとは一切思わないタイプなんだけど、一つだけ本人に会えたら聞いて見たいことが出来た。
前シテの引っ込み直前、花道で高いジャンプをするんだけれど、その着地、派手な音を立てておりるバージョンと、音もなくすっとおりるバージョン、これの使い分けはどうして試してるんだろう?
私が見た限り、音立て3回、音なし2回は確実。1回は不明。いや、寝てたわけじゃないんだけど、初回は何も考えずに見てたのでね・・・
ワタクシは音もなくおりるのがかっこいいし化け物っぽいし好きなんだけど、客の拍手は圧倒的にban!って音立てておりるバージョンなんだよね。
この実験?wで今後ずっと音立てるバージョンになったら嫌だなあ。
どなたか万一かんちゃんとお知り合いだったらお伝えくださいませ。
↑こういうのもサブスクで懐傷まずになんども見られるから気づけたわけで。サブスクに感謝。肩や腰の痛みなどちいせーちいせー!
 
二部(サブスク4回)
 
新門辰五郎(サブスク3回)
 
長い。とにかく長い。幕末の知識も興味もJINと新選組!くらいしかない(爆)人間にとっては初回は筋を追うので精一杯。幸四郎が台詞入ってないのに仰天。まだ50でしょ。ちゃんとしろよ。勘ちゃんがかっこいいけど会津というより江戸っ子?勘ちゃんジュニアは江戸っ子になれてたよ!
二回目。筋はわかってるんだけど獅童の正体がわからないw(今でもわかってないwww)こういう正体不明のようなあやふやなような、雰囲気でみせる役は相当巧い人じゃないと無理だと思う。幸四郎の江戸の大親分も似合ってないので、この二人を入れ替えた方がまだ芝居としてはよくなったような・・・まあどっちにしてもたいした芝居ではないので、どーでモイ言っちゃいい。勘ちゃん無駄にかっこいいし、歌六無駄に巧いのでその二人にフォーカス当ててみることにした。
あ、勘ちゃんジュニアとさとぴーの絡みは個人的に大ごちそう!
舞台写真買うでしょそりゃ!
三回目。楽だったんだけどようやく幸四郎の台詞がテンポよく決まるようになって気持ちよく見られた。楽で初日あいた感じ。だめじゃんwまあ楽になっても初日が明いてなかったヒトもいるからマシっちゃましか。
筋書きみたら錦之助と嘉津雄兄弟でやってるのね。それならちょっとは面白く見られたかも。あ、そのときの獅童くんの役だれがやってたか見そびれた。あとで調べてみよう。
新悟雰囲気良し。歌六の無駄遣い。隼人全然駄目。くらいかな。難しい割につまらない、報われるところの少ない芝居だと思いました。
納涼なのだからもう少し楽しめる作品が欲しかったなあ。毎年一つくらい新作あったよねぇ。いろいろな意味で歌舞伎界には余裕がなくなっているのかなと思った。
 
団子売(サブスク2回)
 
巳之助と児太郎。ノミの夫婦w
勢いと愛嬌で乗り切れる舞踊だけに、気持ちよく追い出されることが出来る。まあ見てもみなくてもどっちでもいいって感じで、人混み嫌いの私はパスしちゃうことが多かったんだけどさ。
面踊りは顔でごまかせないので巧拙はっきりするね。勘ちゃんや勘ちゃんパパのおたふく踊りがまた見たいなあ・・・
とか書いてたら勘ちゃんパパとみっくんパパの団子売が久しぶりに見たくなった。youtubeとかにあるかな。
 
三部(サブスク1回)
新水滸伝
前半(サブスク1回)
後半(サブスク0回)
初日、前半で力尽きてサブスクでまた見ようと思ってたんだけど・・・結局別に見たくないやってことで2度と行きませんでした。
新水滸伝は歌舞伎組で1回か2回見たことがあります。その当時から中途半端に古くさい説教クサイ芝居だなあと思ってたので、それ以上の何物も感じなかった。
隼人は見た目は格好良くて古典よりずっとこういう芝居のほうが映えると思った(あまり褒めてない)。
歌舞伎組から主要役者が三人は抜けていて、特に春猿にアテガキ?と思うほどだった役を壱太郎(本人はよくやってたと思う)って違和感ありあり・・・
ま、少なくとも前半みて後半は2度と見なくていいやと思った(ただなのにね!)ということでワタクシのこの芝居への感想は終わりにします。
 

ヲタクはつらいよ

2023-08-25 | kabuki en dehors de Tokio

猛暑のなか京都とんぼ返りしてまいりました。

目的はもちろん画像の御方。玉様公演で使っていただけるのはありがたい限りなのですが相手役とかならともかく、前半で終了、台詞全部で10個あるなしの萩原信三郎のためにはるばる南座まで・・

牡丹灯籠

たしかに出番は少なかったし、私が大好きな役柄(骨太立ち回りアリ国崩し風色悪)ではなくて白塗りなよなよ新様だったのだけど、なんかとても良かった。久しぶりに彼の所作が綺麗だと思えた。膝の調子良いのかしらん。
標題の写真はまるでニザさまに見えたので(これはワタクシ的には褒めてないけどw)

芝居は相当な短縮ver.だったのだけどそれなりに楽しく見られた。
愛之助は巧くなったなあしばらく見ないうちに。
まあ頑張って行ってよかったかな、と思える程度には全体的に満足でした。

もともとはどうせなら京都観光もくっつけるかとホテル二泊予約してたんですがあまりの猛暑と驟雨の繰り返しに「今じゃないでしょ!」と日帰りに変更。

それでも貧乏性なので朝イチから嵐山福田美術館行ってきました。さすがに十時前の嵐山はそこまでヒトも多くなく(店も開いてないけどw)ガイジンに竹久夢二は発見されてないみたいでw気持ちよく過ごせました。
作品の写真を自由に撮っていいというめずらしい美術館なのでここ、好きです。いつ行っても割と空いてるのでつぶれないかが心配だけど、どこぞの悪徳(ではないかなw)金融業者がオーナーらしいので経営母体に余裕があることを願います。

この絵は見たことなかったかなあと思ったので撮ってみた。あと、関東大震災の被災画がとても新鮮だった。彼はどんな格好でどんな顔で大震災の日を過ごしたのかななどとちょっと思いを馳せてしまった・・・

ヒトの少ない渡月橋もなかなか昨今では貴重でしょ?

 

おまけその1

日帰りパックのおまけでついてきた京都タワー展望チケット。ちょうど雨上がりの日暮れだったのでなかなか美しかった。虹が出てればもっと良かったんだけどな。

 

おまけその2

品川駅新幹線ホームでめっけちゃった!

ホームにおりるエスカレータ横。

ホームの防護柵のところ。ここではフジタツとペアw


芝居する太刀持ち

2023-08-20 | spectacles

京蔵さんの会

フェードル
 
見てきました
 
歌舞伎関係たまってますけどこっち先に書いちゃうね。めずらしく翌日に書いた!www
 
 
骨格(舞台装置、衣装、持ち道具など)がすべて歌舞伎のまま
役者は歌舞伎とストレートプレイ混合。女優と女形も混合。
台詞は現代語。脚本は(たぶん)ラシーヌの原作を現代語に移し替えた翻訳そのまま。当然役名もすべてフランス名。
…特に違和感はなかったけど、特にそうでなければいけない意味も見いだせなかったw
ああ、京蔵さんこういうのやりたかったんだなあと思った。彼の會だからそれでいいんだけど。
余計なお世話ながらだったら玉手御前とかやればいいのに、と思ったけどそのほうがかえってプレッシャーとか根回しとか大変かもね。
こういうのならのびのびトライできるもんね。
 
役者さんはまあ、お友達関係で選んだらこうなるのかな、という感じ。ちょっとがっかりなヒトあり。この人は他でも見て見たいなと思う人もあり。。
 
で、何より印象的だったのが内容とほぼ関係ないタイトル。
外見のつくりがほぼ歌舞伎なだけに、ほら、歌舞伎で小姓(たいてい太刀持ち)ってほぼ書き割りじゃないですか?無表情不動が鉄則。
この芝居の太刀持ちくんは芝居するのよ。いちいちそれぞれの台詞に反応して笑顔になったり心配そうな顔したり・・・
なんかそれがすごく新鮮だった。太刀持ちの少年くんは醍醐晴くんというらしい。京蔵さん好み?wの美少年でした。歌舞伎やらないかしらねぇ。
→ちょっと調べたら松竹こども歌舞伎スクールってところに通ってる?通ってた?らしい。こりゃひょっとするとひょっとするか!
そうそうもう一つ。道具立てがほぼすべて歌舞伎なのでネプチューンが暴れる場面で当然のように浪布が使われているのだけれどギリシア悲劇の世界観に浸っているときにいきなりあの「布ひーらひら」見せられたら正直しょぼっ!って思ってしまった。
なかなか異世界の融合というのも難しいですなあ。
などと考えながらそこそこお昼寝もできたりしてw
まあ京蔵さんが楽しそうでよかった、よかった。
あと後見(黒衣)の京純くんの横顔一瞬盗み見られてワタクシ、よかった、よかった。
 
画像はあえてラシーヌの世界のほうで。

浅草の夏

2023-08-03 | kabuki a Tokio
豪華二本立て!研の會@浅草公会堂見てきました
色々言いたいことはありますけどw
総じて面白かった
たぶん「色々言いたいこと」は数日で忘れる…忘れた頃に感想書く予定

画像は家にあった松本中村座での夏祭団扇
商魂たくましいケンケングッズとは違って無料配布だったよん