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2010歌舞伎ベスト10

2011-01-06 | agenda

2010年といえば歌舞伎座閉場。さよなら公演のおかげで数々の名舞台を堪能でき、閉場後は力が脱けちゃったなあ、と思ってるところに夏の四谷怪談でガツンと来て。

まとめちゃうとそんな感じですね。

まあ例年通りベスト10形式で。
何度も言ってますが歌舞伎熱は確実に下降線なので、そもそも参考にするレビューがいい加減、その上、めんどくさいから全部読み返さずに、月々のまとめしか読まずにベストワースト選んでますので、忘れてるものもいっぱいあるかと。

2010lavie的歌舞伎ベスト10

1.車引(1月歌舞伎座)

吉幸芝+富十郎という、現在考えうる最高の顔合わせでこれこそ歌舞伎のお手本!と思わせる大熱演だった。特に吉右衛門の梅王と芝翫初役!の桜丸に大感動。
一年後に富十郎を欠くことになるとは夢にも思わなかった・・・もう二度と見られない、本当に夢の顔合わせだった。

1.四谷怪談(8月演舞場)

二位かな、とも思ったけれど、インパクトと興奮の強さはこちらが上。一応勘太郎ファンなのでこっちも同率一位にさせてください。
もうこの人以外のお岩は一切みたくないと思わせるほどの清新かつ壮絶な熱演でした。
これがあったせいでまたしばらくカンタ追っかけが続くのだよなあ・・・

3.熊谷陣屋(4月歌舞伎座)

吉右衛門の熊谷はもちろんのこと、藤十郎の相模、魁春の藤の方が本当にすばらしく、非の打ち所のない、というのはこういう芝居のことをいうのだ、と思った。

4.弁天小僧通し(3月歌舞伎座)

菊五郎弁天の花道の出のものすごさwから本舞台に入っての色気の噴出ぶりの変身に仰天。やはり通し狂言では時分の華より真の華。

5.籠釣瓶(2月歌舞伎座)

玉三郎勘三郎の代表作といってもいいだろう。勘九郎襲名では七之助とのコンビで絶対やってくれそうな予感。

以下は場所・月・主要役者のみで。

6.道成寺(1月歌舞伎座) 勘三郎

7.袖萩(1月浅草) 勘太郎

8.黒塚(10月新歌舞伎座) 右近、段治郎、猿弥

9.沼津(9月演舞場) 吉右衛門、歌六、芝雀

10.連獅子(4月歌舞伎座) 勘三郎、勘太郎、七之助

 

 

…やっぱり前半歌舞伎座が圧倒的な印象だなあ。

四谷さまがなければ、後半どんだけしょぼかったんだろう。

 

 


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