オオウナギに関する備忘録なんてカテを設けたところで、その後は何にもUPしねぇじゃん!
なーんて言われそうだから過去にUPした記事を、ここに整理してみました。
それでは早速・・・
もう随分と前のことですがオオウナギが生息する石垣島の河川でpHを測ったり・・・・
生息河川の水温も河川ごとに測りました。
もちろん、その水に含まれる溶存酸素量や硝酸態窒素量なども・・・
そこまで必要か?
ニホンウナギもオオウナギも基本は一緒だろ!
なーんて考えでオオウナギを飼う人は・・・・
長期の飼育には向かない。
例えば水温。
気温が30.4℃(2016年10月25日)の場合、水温は26℃で、その差は4.4℃。
そして気象庁に残されている1981年~2010年までの8月の最高平均気温は29.2℃。
まぁ、そんなに低いことはないよ!って思われるかもしれませんが、あくまでも平均値ですから時には33~34℃なんて時もありますよ。
と、いう事で・・・
南の離島よりも本土って言うか内地における8月の水温の方が高いのです。
そんでもって、これが室内とかであれば特にね。
ただ、そんな高水温であってもニホンウナギであれば問題ない。
と、言うか養鰻場では高水温で促成飼育されているのですから・・・・
しかーし、オオウナギの場合は30℃を超えると危機的な状況に陥ってしまう。
何故かって?
だって、生息している河川の水温は低いのだから・・・
でもって、次はpH。
ニホンウナギは弱酸性でも問題はない。
けど、オオウナギが生息しているpHは7.9~8.0と高い。
そりゃ、南の島の大半は造礁性堆積物(琉球石灰岩など)で構成されているのだから、そこに流れる河川の水はpHが高くて当然だろ!と、思われるかもしれませんがpHの低い水でオオウナギを飼育すると調子を落としてしまうのです。
だから、このな時は塩を入れるとpHが上がって調子が戻る。
でも、これが後に大きな落とし穴となる。
と、言うのもオオウナギは海洋起源の魚でありながら遡上してしまうと塩分を嫌う傾向があるのです。
バーカ!
干満の影響で海水が流入する水域でもオオウナギは見られるし、釣れるぞ!
なーんて言われるかもしれませんが、それらの個体は条件の良い水域から追い出された一部の個体群なのです。
例えば大きくて強い個体は餌が豊富でスペースが確保できる中流域を占有し、それらよりも弱かったり若くて小さなオオウナギは条件の悪い上流域や干満の影響を受ける下流域に追われている。
まぁ、そんなヤツらでも条件の良い場所を虎視眈々と狙っているんですけどね。
だから・・・
なんとなく調子が悪いからと思って塩を入れるとpHが上昇して一時的には調子が戻ったと感じられるけど、そんな水で長く飼育していると最終的には調子を落としてしまうんだな。
そこで、このCherryは外部濾過槽や投げ込み式のフィルターの濾材にサンゴを使ってpHを上げているんですぅ。
そして最後に・・・・
飼育タンクには風通しを良くし水温の上昇を抑える意味で網を張ったフタを取り付けている訳で、それでも気温が上がるようだと専用の扇風機をかけている。
あっ!そうそう・・・
高水温になる時期はオオウナギの食欲が落ちるのと、気づくと排泄物や吐き戻しで水が悪臭を放つ状態に陥るので夏場の給仕は何時もより控えるようにしています。
長々となりましたが最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次は飼育するタンクの話でも・・・・
なーんて言われそうだから過去にUPした記事を、ここに整理してみました。
それでは早速・・・
もう随分と前のことですがオオウナギが生息する石垣島の河川でpHを測ったり・・・・
生息河川の水温も河川ごとに測りました。
もちろん、その水に含まれる溶存酸素量や硝酸態窒素量なども・・・
そこまで必要か?
ニホンウナギもオオウナギも基本は一緒だろ!
なーんて考えでオオウナギを飼う人は・・・・
長期の飼育には向かない。
例えば水温。
気温が30.4℃(2016年10月25日)の場合、水温は26℃で、その差は4.4℃。
そして気象庁に残されている1981年~2010年までの8月の最高平均気温は29.2℃。
まぁ、そんなに低いことはないよ!って思われるかもしれませんが、あくまでも平均値ですから時には33~34℃なんて時もありますよ。
と、いう事で・・・
南の離島よりも本土って言うか内地における8月の水温の方が高いのです。
そんでもって、これが室内とかであれば特にね。
ただ、そんな高水温であってもニホンウナギであれば問題ない。
と、言うか養鰻場では高水温で促成飼育されているのですから・・・・
しかーし、オオウナギの場合は30℃を超えると危機的な状況に陥ってしまう。
何故かって?
だって、生息している河川の水温は低いのだから・・・
でもって、次はpH。
ニホンウナギは弱酸性でも問題はない。
けど、オオウナギが生息しているpHは7.9~8.0と高い。
そりゃ、南の島の大半は造礁性堆積物(琉球石灰岩など)で構成されているのだから、そこに流れる河川の水はpHが高くて当然だろ!と、思われるかもしれませんがpHの低い水でオオウナギを飼育すると調子を落としてしまうのです。
だから、このな時は塩を入れるとpHが上がって調子が戻る。
でも、これが後に大きな落とし穴となる。
と、言うのもオオウナギは海洋起源の魚でありながら遡上してしまうと塩分を嫌う傾向があるのです。
バーカ!
干満の影響で海水が流入する水域でもオオウナギは見られるし、釣れるぞ!
なーんて言われるかもしれませんが、それらの個体は条件の良い水域から追い出された一部の個体群なのです。
例えば大きくて強い個体は餌が豊富でスペースが確保できる中流域を占有し、それらよりも弱かったり若くて小さなオオウナギは条件の悪い上流域や干満の影響を受ける下流域に追われている。
まぁ、そんなヤツらでも条件の良い場所を虎視眈々と狙っているんですけどね。
だから・・・
なんとなく調子が悪いからと思って塩を入れるとpHが上昇して一時的には調子が戻ったと感じられるけど、そんな水で長く飼育していると最終的には調子を落としてしまうんだな。
そこで、このCherryは外部濾過槽や投げ込み式のフィルターの濾材にサンゴを使ってpHを上げているんですぅ。
そして最後に・・・・
飼育タンクには風通しを良くし水温の上昇を抑える意味で網を張ったフタを取り付けている訳で、それでも気温が上がるようだと専用の扇風機をかけている。
あっ!そうそう・・・
高水温になる時期はオオウナギの食欲が落ちるのと、気づくと排泄物や吐き戻しで水が悪臭を放つ状態に陥るので夏場の給仕は何時もより控えるようにしています。
長々となりましたが最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次は飼育するタンクの話でも・・・・