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朝からひどい雨でしたWanのお世話も大変でした。
芝や草花にとっては、恵みの雨になった事でしょう。
雨は時間の経過とともにあがって、午後遅く少し降りました。
雨の合間に草取りが出来て、得した気分になれました、、、。
◇仔犬達のトレーニング
◇ぼつぼつと、仔犬達を外の環境にいざない始めています。
先ず家から出ることを教えます:玄関から屋外に出る時、躊躇したり尻込みしたりするのは普通の事です。そんな子は、玩具や
ご褒美で誘ってみましょう。玄関から駐車場までの距離がある場合も、同じように気に入っている玩具や食べ物で誘ってみて下さい。
◇車での移動に慣らすこと:床の低い車にバリケンネル等のクレートを積んで、その中に入ることを覚えさせて下さい。
(我が家で生まれた仔犬達の場合は、お渡し前にたびたび車での移動を経験済みですから、バリケンに入る事や車に酔うと言う事
はありません。その様な問題が起きたときには、取扱いに問題がなかったか思い返してみて下さい。)
車への乗り降り、クレートへの収納、仔犬の頃は自分から肢をかけて乗り降りする事は出来ませんから、抱き上げての作業が必要
です。肢をかけ損なったり落下させてしまったりと、怖い思いをさせてしまいますと、車に乗るのを嫌がる様になってしまいます。
初めは運転にも注意を払って下さい。急に発進したり、ブレーキを何度もかけたり、蛇行の激しい道路を走ったり、別荘など標高差
の有る場所への移動は、6ヶ月を過ぎるまでは止めておいた方が無難です。仔犬は、騒音、匂い、揺れなどに敏感に反応し、トラウマ
になってしまう仔犬もいる位です。
◇リードに慣らしてみましょう:仔犬をリードに慣らします。それとともに、飼主さんは、リードで仔犬を扱う事(ハンドリング)を覚えて
下さい。
綺麗な首輪や胴輪などの用具を使っている以上は、犬の扱いが上達する事は無いと思っていて間違いありません。
犬のハンドリングは頭で覚えるものではありません。失敗を重ねて身体で体得するものです。
犬の数だけハンドリングの仕方は変わりますが、抑える処(キーポイント)は幾つもあるわけではありません。
シンプルに根気良く続ける事が上達の秘訣です。
(躾け用と称する犬具は、ハンドリングの上達に邪魔になっても効果の得られるものは無いに等しく思えます。)
◇リードで遊んでみましょう:仔犬は初めてリードを首にかけられると、気になって噛んだり引っ張り回したりします。
無理に止めさせず、気の済むまでどんな風にして遊ぶのかを観察してみましょう。
結構頭が良くて、初めは首の近くを噛んでいますが、上手く手繰る様に先の方(人間に掴まれている方)へと噛む場所が移動します。
敵(仔犬)は上手く人間を引きつけて勝ったように思っていますが、そこがこちら(人間側)の思うつぼ。すかさず、近づいてしまった
仔犬のホッペタを両手で掴み、ブルブルゆすって遊んであげます。少し遊んで、思い切りふ~っと、仔犬の鼻に息を吹きかけます。
思わず緩めた口をタイミング良くこじ開けて、咥えたリードを外します。
出来れば、両手で口吻(マズル)をギュッと掴み、アイコンタクトをしながら笑顔で褒めてあげましょう。
◇リードは腕の延長です~:リードは長く伸びた自分の腕の延長と思って下さい。
ぎゅんぎゅんと引っぱったり、逆に引っ張られたりするものではありません。
リードが最大に伸びた距離が、あなたと仔犬との半径としての距離です。
あなたを中心とした仔犬との距離(半径)で円を作って遊ぶ事を覚えると、先々のトレーニングが楽しみになる事請け合いです。
◇仔犬のポジションを教えてあげましょう:せっかく噛んでくれたリードです、さっそく異なる遊びをしてみましょう。
左手で軽くリードをコントロールし、早足でリズミカルに歩かせてみます。
仔犬は必ず人間の「左側に位置する」ように教えてあげる事です。
5~8メートル位の距離を、行ったり来たりしてみます。リズミカルに仔犬の早足に合わせて、、、。
この時、決して走らせてはいけません。走り出したら止まって、、、、落ち着いたらユックリ歩きはじめ、早足に移行します。
真っ直ぐ(直進)歩く事が大切です。
簡単なように思えますが、意外とイガイなのですぞ~。さあ、頑張ってみて下さい。
◇楽しく遊んであげましょう:仔犬と根気良く遊ぶ事により、あなたのハンドリングの腕も幾分上達するでしょう。
でも、遥かに仔犬の方が上手くなっている事を忘れないで下さい。
くれぐれも楽しく遊ぶ心を忘れないで、仔犬はあなたを楽しませようと精一杯頑張ってくれますよ、、、。
悪戯するのもその(仔犬のサービス精神)一つなのです。
早く上達して下さいね、、、、、、、、。
※犬に遊ばれるか、犬を遊ばせられるか、この頃に大方の勝負は決まっています。
◇遊びのコツって:遊びで負けてはいけません。遊びの中であなたの力強さと、頭の良さを仔犬の心に叩き込む事です。
仔犬にとってのあなたは、「絶対的な立場」でなくてはいけません。
それらが大きければ大きいほど、あなたを「リーダーとして頼る心」が仔犬に芽生えます。
そんな心を芽生えさせるのが、仔犬と遊ぶ第一目的なのですから、、、。仔犬は他の犬と遊ばせるものではありません。
◇仔犬と飼い主との関係を作り上げるには:仔犬が少し大きくなってワクチンの免疫のできる頃、殆どの飼い主さん達は、犬の
「社会化」と言う事を考えて、他の犬と接触させる機会を持ちたがります。また、その為に散歩に出る飼主さんもいらっしゃいますね。
犬を正しく扱う事も出来ないまだ未熟な飼主さんが、折角飼主さんを慕い始めた(信頼し始めた)仔犬の心を、外に向く様に導いて
しまうんですね、、、結果としてですが、、。
仔犬は本来、飼主さんとだけ遊びたいものなんですよ、、、。
◇社会化は信頼関係が出来上がってから:言わずもがな、十分に仔犬との信頼関係が築き上げられて、仔犬をコントロールする
技量が飼主さんの身について、初めて他の犬との接触が始められるのです。
仔犬の肉体的な成長は、心の働きとも連動しています。見た目ばかり大きく成長した様に見える仔犬は、病気をしたり怪我をしやす
いものですが、しっかり実が入ってからでも(個体により、環境により、成長の速度は異なる)社会化には十分に間に合います。
◇の~~んびり育てられた仔犬は、長じてのんびりした犬に育ちます。
他に飼い犬が居て、毎日が競合の日々の中で育てられた仔犬は、心を疲れさせて、余り良く育つことは無いと言われます。
ポンコツの犬舎の犬達は、年齢も違えば性別も異なりますし、去勢も不妊もしていません。
そんな犬達がせめぎ合い競合しながらもあんなに大きく逞しく育つには、ポンコツが「特別な扱い」をしているからなのです。
普通の家庭でペット(パートナーとも)として飼われる犬達には、出来るだけノンビリした生活を送ってもらいたいものですがぁ。
皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
これからも、気長にのんびりと読んでいただければ幸いと存じます~。
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