曇り空ではありましたが、夕方まで暖かな一日でした。
稀に見る安定した、年の初めの一か月(12分の1)が過ぎようとしています。
明日からは二月(寒い)が来ますが、さっそくお天気は下り坂に向かっているようです。
荒れ模様の二月になるのでしょうか?少し気になる一日でした。
◇生後30週目(09年6月18日生まれ)に入ったケビンとカールは、だいぶ「身体の作り」がしっかりして来ました。
腹の周りに筋肉がついて、不安定な中躯ではなくなりました。
そろそろ(やっと)「解放(自由に走り回らせる)しても良い時期」になって来たものと思われます。
さっそく、用具を用意して二頭のやんちゃ坊主と遊んでみました。
◇一頭ごとに、用意したロングリード(革製)とチェンカラー(ステンレス製)を装着してランに放ちます。
◇革製のロングリードの抵抗は大きく、むやみやたらな疾走を防止しています。
生まれて初めて身体につけられた異物(チェンカラー)はとても気になる代物です。
盛んに気になる首筋を掻く仕草は、トレーニングを初めて3~4日目にはなくなるでしょう。
◇大型犬の骨格は生まれてから約260日を経て、ようやく「かたちが整う」とされています。
それ以前の犬達の骨格は成長線(骨端線)の伸びが著しく、激しい運動や長い時間(いちがいに何分とは言えない)の散歩など
を繰り返すことによって、「変形または遺失」を招くことがありますから注意が必要です。
◇犬に適度な運動を「させる」には、犬の身体を理解し犬の身体の発達状況を正確に「見る目」が備わっていることが大切です。
人間の場合と同様に、早熟傾向にある個体は早い時期に成長が止まり大型化することはありません。
逆に成長の遅い個体は大きくなる個体であって、かなり遅くまで成長線の伸びが感じられます。
いずれにしても成長期にある身体に、無理な力を加えてしまうことは禁物と言えます。
◇人間には子供の頃に「成長痛」という厄介な痛みが発生することがあります。
人間の成長痛と同様に、犬には「汎骨炎」という厄介な痛みを伴う症状が現れることがあります。
両者ともに成長の著しい時期に発生し、「身体(肉体)の成熟度」と一致する傾向があるように思えます。
この時期に十分な休養を得られなかったり、過度な運動(活動)により疲労が蓄積すると「痛み」が発生するように思えます。
人も犬も、大事な(成長の)時期に、周りで(周りが)行動をセーブ(調整)してあげることが大切なことなのですね。
◇骨端線(成長線)は骨や靭帯、腱よりも力学的に弱いため、軽微な外力や強い筋肉の働きなどで容易に損傷(骨端線損傷)
してしまいます。(瞬間的な全力疾走や、急な旋回、急な停止など)
骨端線損傷とは骨端線に発生する骨折で、転位(ずれ)のない骨端線損傷と転位を認める骨端線損傷(骨端線離開)とに分か
れます。レントゲン写真などからでも、余程「経験の深い専門医」でなければ判断に窮するものと思われます。
幼齢期や成長期の個体に発生する跛行や拳上(痛みによる)などの症状を、簡単に「捻挫や筋肉痛」などと診断するのは大い
に問題であると言わざるを得ません。(痛み止めの投与は、事態をさらに深刻化することがありますので、要注意なのです。)
◇その頃の(成長期)の犬の怪我を治すには、手術は適切ではない事があります。
治療は「保存療法」(手術しないで治す)が原則であり、人間の場合では2~4週間のギブス固定(転位の有る無しで異なる)
となりますが、犬の場合はギブスをすることがが難しく、ギブスの有る無しにかかわらず、ケージ内での安静治療となります。
◇いままで述べたことからも、大型化が見込めるような個体の取り扱いは容易ではないという事がうかがえます(言えます)。
◇せっかく大きく優秀な体形になる(成長する)べく生まれた良い個体を、僅かな注意不足で失わないように心がけなければな
りません。
◇犬の成熟度を見極める方法は、人間の場合と同様に牝(女子)の場合は「初潮」を一つの目安と考えます。
牡(男子)の場合、人の場合は「声変わり」が目安となりますが、犬では判りにくいため「睾丸」の発達度(大きさ)で見極めます。
月齢によって適切な運動を行う事が犬の健康を左右し、寿命をも決定づけますので、牝は一歳まで、牡の場合は二歳までの
飼育の仕方が大変に大事なのですね。
※欧米の人達は日本人と比べてなぜ身長が高いのでしょうか?
答えは、欧米人の方が大人(成熟)になるのが遅く、その結果、身長の伸びが止まるのが遅いからだと言われています。
中学生までは日本人と欧米人との身長の差はあまりないそうですが、高校生になると日本人はほとんど伸びず、欧米人はまだ
まだ伸び続けます。
日本人の女子は「先進国」の中では、最も早く初潮を迎えます。生理があるとその後身長は6センチ程度しか伸びないとされて
います。欧米人が日本人と比べてなぜ身長が高いのか、ズバリその答えは、「欧米人の方が大人になるのが遅く、その結果、
身長の伸びが止まるのが遅いからだ」と言われています。
日本人は早熟を喜ぶ傾向がありますが、体が早く成熟するということは、早く身長の伸びが止ってしまうということなのです。
女子では初潮を迎えると、その後は約6センチ程度しか伸びません。男子でも声変わりすると、その後は、あまり伸びません。
思春期の身長の伸びは、めざましく、身長増加のスパートと呼ばれています。
この頃に「成長痛」などの発生が著しく、犬の「汎骨炎」の発生の時期と似通っています。
この身長増加のスパートは、身長増加がゴールに達す直前のラストスパートを意味しますので、もうすぐ身長が伸びなくなる前ぶ
れなのです。
人の場合、思春期のスパートを迎えるまでに、いくら身長が伸びたかが、成人に達した時点での身長の高い低いを決定するので
す。
では、犬の場合は????
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