倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈勝っても負けても〉

2012-07-30 | インポート
7/29 Mon. [ クラちゃんの起床時刻 4:15 AM ]

開幕した「ロンドンオリンピック」イギリス国内の各競技場で、連日熱戦が展開されています。
スポーツ大好きなワタクシも、機会をみてはTVのチャンネルを合わせたり、ネットの情報を確認したりしながら、私なりに、選手や、彼らを支えるスタッフ各位にエールを送っています。

ところで・・・この手の大きな大会になると盛んに行われるのが、 自国の選手がどれだけ メダル を獲得できるか、との “競い合い報道“ です。
「今大会は、メダルが何個期待されます!」とか「現在のところ、わが国のメダル獲得数は△個です。」と、アナウンサーは紅潮気味にしゃべり、また一方で、本命と目(もく)された選手がメダルを逃すと、スタジオのコメンテーターが「だいたいあの選手は・・・」と、したり顔でひとくさりします。
で、あたしゃ、ど~にもこの雰囲気に違和感を感じており、TVでこの場面になると、思わずリモコンを消音モードにしてしまうのです。

スポーツ、ことに、オリンピックレベルともなれば、単なるアマチュアの域を超え、マテリアルなどにスポンサーがつく、ほぼプロ化(場合によっては実際にプロ)しているといえるでしょう。
それだけに、試合の「結果」は、あらゆる面に影響を及ぼし、ことと次第によってはビッグマネーが動くこともこれあり、目の色が変わるのもやむなし、というところなのかもしれません。
しかし私とすれば、オリンピックもまたスポーツの祭典、と捉えたとき、そこに至るまでの選手の不断の努力や血のにじむようなトレーニングに思いをいたし、メダル獲得に期待は寄せても、たとえ入賞を逃したからといって「何やってんだ!」と責める心境には至らないのです。

だから、たとえ早々に敗北してしまった選手などは、負けた責任にいつまでも苛まれることなく、観光なんかで家族孝行をして、また次のステージで頑張る、といった鷹揚(おうよう)さをもってほしい、と願うばかりです。