<script language="javascript" src="/.shared-blogzine/decokiji/deco1002_line2/deco.js"></script>
3/30 Tue. [ クラちゃんの起床時刻 6:30 AM ]
◇ 開山を控え「茶臼山トレッキングコース」の踏査を行い。安全点検を行いました。
この日はアサいちで、篠ノ井共和区の岡沢さんの招聘(しょうへい)を受け、4月上旬に今シーズンのオープンが予定されている「茶臼山トレッキングコース」の踏査を行い、崩落や倒木の有無についての点検行に同行しました。
ところで、この日は確か3月の末…東京では上野公園あたりで花見が盛ん行われている季節のハズなのに、昨夜来に「本格的な」雪降りとなり、そうはいっても標高のある中尾山は、辺り一面の銀世界です。
そんな中での踏査、実行がためらわれたところでしたが、平日に時間を割いて地域の役員サンが集合され「雪天順延」が効かないことから、思い切って出立(しゅったつ)の断が下されました。
冒頭、神社の前で「山の神」のご加護を願い、防寒装備のうえで「一本松」をめざしたところです。
私も何年か、この茶臼山トレッキングコースに入山していますが、このような雪が積もった天候は初めて、しかも3月末にきての雪景色には、驚く他ありません。
グリーンシーズンに歩き慣れた山道も、雪の中ではやや勝手が違い、埋もれた石コロや、堆積した落ち葉にやや足をとられながら、いつもより慎重に歩を進めます。
概ね15分に1回のペースで小休止を挟み、その都度眼下を見渡すと、雪の白と空の青さが何ともいえないコントラストになっていました。
コースは、適度なアップダウンがあり、皆さん心地よい汗をにじませ、談笑しながら上をめざします。
グリーンシーズンは「森林浴」の名所とされる茶臼山トレッキングコースですが、この日ばかりは白い絨毯・白いカーテンが施され、マイナスイオンに満ちています。
歩を進めるうちに「中間点」の祠(ほこら)の広場に到着、やれやれと息をつきます。
その後、再出発してしばらく歩くうち、猟友会の西沢サンが「おい、ここをさっきイノシシが通ったゾ!」と、傍らを指さします。
実はワタクシ、西沢サンの前を歩いていたのですが全く気づかず…言われてみれば、路肩に蹄(ひずめ)の跡が!
西沢サンの〝鑑識〟によると、くだんのイノシシは下の斜面を登ってきたものの、人の気配を感じて左回りにUターンし、いずこかへ去っていったとのことです。
イヤ、われわれ素人は、全く気づかず ^^;
キノコ採りの名人が、雑木の中でキノコを巧みに見つけるように、ムラのハンターは、変哲もない雪の中から、獣の足取りを見出したのでした。
春の足音を聞きながらの踏査のハズが、何だか冬に逆戻りしたみたいな「雪中行軍」でしたが、皆さんと一緒に頂(いただき)をめざすひとときを通じて、今シーズンもこのコースが地域住民に楽しんでいただけることを確認すると同時に、日頃運動不足がいくらか解消されたかな?とはずむ息を整えつつ、心地よい疲労感を覚えたのでした。