倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈茶臼山トレッキングコースを踏査、が、ときならぬ「冬景色」に〉

2010-03-31 | インポート
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3/30 Tue.  [ クラちゃんの起床時刻 6:30 AM ]
 
 
◇ 開山を控え「茶臼山トレッキングコース」の踏査を行い。安全点検を行いました。
 
この日はアサいちで、篠ノ井共和区の岡沢さんの招聘(しょうへい)を受け、4月上旬に今シーズンのオープンが予定されている「茶臼山トレッキングコース」の踏査を行い、崩落や倒木の有無についての点検行に同行しました。
 
ところで、この日は確か3月の末…東京では上野公園あたりで花見が盛ん行われている季節のハズなのに、昨夜来に「本格的な」雪降りとなり、そうはいっても標高のある中尾山は、辺り一面の銀世界です。
 
そんな中での踏査、実行がためらわれたところでしたが、平日に時間を割いて地域の役員サンが集合され「雪天順延」が効かないことから、思い切って出立(しゅったつ)の断が下されました。
 
冒頭、神社の前で「山の神」のご加護を願い、防寒装備のうえで「一本松」をめざしたところです。
 

Torekkinng_1

 
私も何年か、この茶臼山トレッキングコースに入山していますが、このような雪が積もった天候は初めて、しかも3月末にきての雪景色には、驚く他ありません。
 

Torekkinng_2

 
 
グリーンシーズンに歩き慣れた山道も、雪の中ではやや勝手が違い、埋もれた石コロや、堆積した落ち葉にやや足をとられながら、いつもより慎重に歩を進めます。
 

Torekkinng_3

 
概ね15分に1回のペースで小休止を挟み、その都度眼下を見渡すと、雪の白と空の青さが何ともいえないコントラストになっていました。 
 

Trekkinng_4

 
コースは、適度なアップダウンがあり、皆さん心地よい汗をにじませ、談笑しながら上をめざします。 
 

Trekkinng_5

 
グリーンシーズンは「森林浴」の名所とされる茶臼山トレッキングコースですが、この日ばかりは白い絨毯・白いカーテンが施され、マイナスイオンに満ちています。
 

Trekkinng_6

 
歩を進めるうちに「中間点」の祠(ほこら)の広場に到着、やれやれと息をつきます。 
 

Trekkinng_7

 
その後、再出発してしばらく歩くうち、猟友会の西沢サンが「おい、ここをさっきイノシシが通ったゾ!」と、傍らを指さします。 
 

Trekkinng_9

 
実はワタクシ、西沢サンの前を歩いていたのですが全く気づかず…言われてみれば、路肩に蹄(ひずめ)の跡が!
 
西沢サンの〝鑑識〟によると、くだんのイノシシは下の斜面を登ってきたものの、人の気配を感じて左回りにUターンし、いずこかへ去っていったとのことです。
 
イヤ、われわれ素人は、全く気づかず ^^;
キノコ採りの名人が、雑木の中でキノコを巧みに見つけるように、ムラのハンターは、変哲もない雪の中から、獣の足取りを見出したのでした。 
 

Trekkinng_10

 
春の足音を聞きながらの踏査のハズが、何だか冬に逆戻りしたみたいな「雪中行軍」でしたが、皆さんと一緒に頂(いただき)をめざすひとときを通じて、今シーズンもこのコースが地域住民に楽しんでいただけることを確認すると同時に、日頃運動不足がいくらか解消されたかな?とはずむ息を整えつつ、心地よい疲労感を覚えたのでした。 
 

Trekkinng_8

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〈行政視察報告:奈良市の「事業仕分け」〉

2010-03-29 | インポート
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3/28 Sun.  [ クラちゃんの起床時刻 6:20 AM ]

さきに行われた、所属会派「政信会」の行政視察について、順次ご報告させていただきます。

 

◇ 奈良市の「事業仕分け」の取り組み

 

奈良市は、国に先んじて「事業仕分け」の取り組みを進めている。

 

[奈  良 市]自治体データ

          ・人口 約24万人  ・面積 約431k㎡

            ・一般会計支出総額 約1、350億円

[所管部局]奈良市 市長公室 行政経営課

 

 

 

 

 

 

(以下ただいま案文中です・・・ ^^;) 

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〈北沢俊美防衛大臣を囲み、政経フォーラムが開催される〉

2010-03-29 | インポート
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3/27 Sat.  [ クラちゃんの起床時刻 5:05 AM ]
 
 
◇地元選出の国会議員の大臣就任を祝い、
                 ときの政治情勢について講演が行われました。
 
この日、鳩山内閣で、防衛大臣として入閣を果たした、長野県選出の北沢俊美参議院議員の就任を祝い、併せて菅 直人副総理兼財務経済金融担当大臣による時局講演会が行われました。 
 

Kitazawa_2_2

 
これまでも触れていますが、私は、市議になる前の7年間、北沢俊美議員の地元秘書をして〝雑巾(ぞうきん)がけ〟を務め、政治のイロハについて厳しく仕込んでいただきました。
 
不思議なもので、秘書時代に、私の行動に対して北沢議員から叱責を受けたほとんどの事柄が、現在自分が地方議員として活動する際の〝ツボ〟になっています。
 
もし私に秘書経験がなく「ポッと出」の議員としてこの業界に入ったとしても、おそらく右往左往するばかりの「使えない存在」にしかならなかったと思います。
 
秘書という「丁稚奉公」を通じて、議員としてどうあるべきかを、背中で教えてくださった北沢議員には、恩義というような言葉で表せないほどの〝恩義〟があり、秘書は卒業させていただきましたが、北沢議員の政治活動は、これからも陰ながらお支えしていきたい、と思っているところです。
 
会場となったホテル国際21「千歳の間」は、600席を用意したものの全く間に合わず、時間ギリギリに来られた方など100人以上が「立ち見」を余儀なくされていました。 
 
Kitazawa_1_2
 
私だって会費を払っての「お客さん」の身分でしたが、元秘書とすれば、大枚払って立ち見をされる皆さんに申し訳ないという〝本能〟が働きます。
体が勝手に動くに任せ、ポーターをお呼びしてイスの追加を頼み、とりあえず座っていただくよう〝体を張って〟イスの「お加え」に努めたところです。
 
先日沖縄から戻られた北沢大臣ですが、就任を祝う大聴衆を前に感慨もひとしおの様子で、皆さんに対し、これまで支えてくださったご厚情に改めて御礼の言葉を述べると共に、今後も、鳩山内閣の閣僚の一員として職責を果たしていく決意を力強く述べておられました。 

Kitazwa_12

 
ょうど前日から、米軍普天間基地の移設に係り、沖縄県知事との会談を始めたことから、発言に注目が集まりました。
北沢大臣は、ヘリ部隊を二分する主旨の発言をされ、自体が徐々に具体化に向け進展していることを伺わせておられました。
 
いずれにしても事(こと)は、遠いオキナワだけのことではなく、国全体の課題「我がこと」と捉え、問題意識を共有することが第一義であり、決着に向けた期限が切られている中で、外務・官房・防衛の真摯な取り組みにより、いわゆる「落としどころ」が見出せられることを願って止まないところです。
 
 
その後、来賓として菅 直人副総理が登壇されました。 
 

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菅副総理は、数々兼務される財務・金融問題に絡み、閉塞した日本経済の立て直しに向け、国内での、人・モノ・貨幣が有機的に循環するよう取り組むべし、とし、鳩山内閣としても精一杯取り組んでいく旨を話されました。 
 

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ところで第二部の懇親会の冒頭、意外な人物の〝登場〟にややビックリ。
 
お歴々の祝辞の中で、最後に指名され登壇したのは、何とラーメン講座などで親交のある塚田兼司氏なのでした。 
 

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同姓同名の別人かと思いましたが、彦麻呂そっくりの顔立ちと独特のややキーの高い声に間違いはなく、会場は「あれ、誰?」のささやき声も…。
 
どうやら現秘書の知人でもあるらしく「若手の代表」として一発やっとくれ、とのオファーのようでしたが、政治関係の集会では塚田ワールドの神通力もやや不発気味で「あれは誰だ?」と700人の頭上に「?」マークが点滅したまま〝若手代表〟のアジ演説はどうにか起承転結を終えたのでした。
 
 
その後、乾杯の発声の後は、大混雑の懇親会です。
 
皆さん、長い演説を聴かされたうえに、所望の飲み物が手元に届かなければ、きっとイライラされるだろうと「元秘書」は、またもや〝本能〟のまま、トレイに飲み物を満載して会場を駆け回り、手元の空いている方に矢継ぎ早に飲み物を届けて差し上げました。
 
やがて盛会のままにお開きを迎え、せっかくだからと大臣を囲んで、地元川中島の皆さんとの集合写真を収め、笑顔のまま帰途についたところです。 
 

Kitazawa_9_2

 
 
例によって「お抱え運転手」を務めたワタクシ、西チャンにお借りした「ケロッピーバス」のハンドルを握り、安全運行に努めさせていただきました。 
 

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〈行政視察報告:地産地消・地域活性化の拠点「マッちゃん」〉

2010-03-28 | インポート

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3/26 Fri.  [ クラちゃんの起床時刻 4:10 AM ]
 
さきに行われた、所属会派「政信会」の行政視察について、順次ご報告させていただきます。
 
◇ 佐賀市「やさい直売所〝まっちゃん〟」の元気女将(おかみ)のバイタリテイーに、
                           地域興(おこ)しの〝原点〟を見ました。
 
佐賀市と福岡市の中間となる山間(やまあい)の国道沿いにある「やさい直売所〝まっちゃん〟」は、年商7億円、来場者年間30万人を上げるまでになっています。
 
[事業概要]
・住    所  佐賀市三瀬村(国道263号沿い)
・売り場面積  約150坪
・駐   車   場  約100台
・年    商  約7億円(2009年実績)
・経   営   者  合瀬マツヨ(代表取締役)
・従業員  数  20名(繁忙期30名)
 
[視察レポート]
佐賀市内からクルマで約30分、県境に向けて川沿いに走る国道脇に「やさい直売所〝まっちゃん〟」がありました。
 
視察の事前に「女将の細腕で、年商7億円を挙げる野菜直売所」ということを聞いていましたので、いったいどのような形態で施設を運営しているのか…と思っていましたが、現地に足を運ぶと、その理由が分かりました。
 
「マッちゃん」は、女将(おかみ)のバイタリティーが地域全体を巻き込み、家族的雰囲気の漂う〝飾らない雰囲気づくり〟が来る人の好感を呼んでいたのでした。
「マッちゃん」の施設は、木造プレハブの平屋で、壁に大きく「マッちゃん」のタイトルが施され、地域のシンボル的存在になっています。
 

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入り口は、自動ドアならぬ「ビニールドア」で、防風を兼ねた簡易な作りですが、後ほどその理由が判りました。
 

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もともと小さなプレハブから興した店舗は、経費を抑えるため「建て増し」の手法を取り、また施設は簡易に拡張を続けたことから、外壁をもたず、トタン板とビニールで施設を囲んでいたのでした。
 
その「暖簾(のれん)」ならぬビニールをくぐると、中は活気に溢れる空間になったいたでした。
 

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店舗内は概ね「やさい直売ゾーン」と「飲食ゾーン」に分けられています。
 
この施設の発展の原動力になった「やさい直売ゾーン」には、地元で採れた新鮮野菜がところ狭しと並べられ、来場者を待っています。
 

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この時期は冬季のため、野菜の種類には限りがあるものですが、それでも、葉ものや根菜類など、あらゆる野菜が、それも大量に並べられており、日替わりの価格設定なのでしょう、手書きのPOPにその日の値段が書き込まれています。 
 

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店内には、さまざまな「地産」を売る従業員がおられます。
この方は「薬膳担当」薬草や栄養価の高い菜類を加工し、うんちくを添えて販売に務めておられました。 
  

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「地産地消」の名の下に、あらゆるものが「商品化」されており、こちらでは乾燥した柿の皮が、漬け物などの隠し味にと売られており、何というか「捨てればゴミ、加工すれば商品」といった感じ、第一次産業の加工部門のお手本になるような〝商魂〟ここにあり、といったところです。
 
会派の塩入会長も「この意欲が売り上げの〝呼び水〟になっている。他の施設もこのような意識を持たなきゃダメだ。」と感心しきりでした。 

 

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「飲食ゾーン」は、まるでロッジのよう。
広いスペースには、木の幹を正目(まさめ)に切ったがをテーブルに、輪切りにしたのがイスに活用されている什器が縦横に並べられ、そこに来場者がてんでに腰掛け、気軽な雰囲気が演出されています。
 

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飲食スペースの奥は大きな「厨房」になっており、定食や汁もの、おでんが熱々のうちに提供されています。

〈行政視察報告:久留米市の「事業仕分け」〉

2010-03-26 | インポート
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3/25 Thu.  [ クラちゃんの起床時刻 4:05 AM ]
 
 
さきに行われた、所属会派「政信会」の行政視察について、順次ご報告させていただきます。
 
◇久留米市による「事業仕分け」の取り組み
 
久留米市は国に先んじて「事業仕分け」として、自らの行政事業について、内部検証を進めています。 
 

2010_21

 
 
[久留米市]自治体データ
        ・人口 約30万人 ・面積 約230k㎡ 
        ・一般会計支出総額 約1,160億円
 
[所管部局]久留米市総務部 行政改革推進課 政策推進チーム
         企画財政部 企画調整課 企画調整チーム
   
【経 過】
・久留米市は、従来から、事務事業の見直しなど各種行政改革に取り組んできた。
 そのうえで、人口減少社会の到来など社会経済環境の変化を見据え、現行事業の必要性・実施主体のあり方について「身の丈にあった持続可能な財政運営」として根本からい直すとした。
【取り組み内容】
≫実施期間→平成19年度から平成21年度まで(3年間)
≫「仕分け」の視点→
 ・市が実施する必要があるか
 ・市が直接関与する必要性があるか
 ・実施が必要な場合、その内容は適切か
 ・今、実施することの適時性はどうか(先送り・凍結はできないか)
≫取り組みの全体像
◎仕分け対象(部門)
 久留米市の会計のうち、一般会計の民生費などの義務的経費と、特別会計を除いた 会計(一般会計中)について、次の2項目に分けて事業仕分けを行う。
 ●政策枠配分事業(政策経費の中で、部を単位に予算配分権限をもたせている経常的な事業)の仕分け→対象事業:769事業(平成19年度当初予算分)
 ・上については、平成19年度に「市の関与のあり方に関する点検基準」に基づき職員による「内部仕分け」を行い、その成果を翌年度(平成21年度)に外部アドバイザの評価を受け、各年度の当初予算に反映させる。
    
  ●戦略事業(久留米市総合計画に掲げる施策の推進のための事業)
 ●主要事業(合併後の新市の一体性と均衡ある発展に寄与する事業)
 ●政策事業(久留米市総合計画推進のための基礎的事業)をひとくくりして仕分け
                     →対象事業:261事業(平成21年度以降計画事業)
・上については、平成19年度中に「市の関与のあり方に関する点検事項」および「事業等評価の中間評価」とし、事業の有効性・効率性等を中心的視点とした、評価を一体化する仕分けを行う。
  
◎事業仕分けの体制
・「久留米市行政改革推進統括会議(座長:市長)」の方針を「行政改革推進本部(本長:副市長)が成果として反映させるため「幹事会(行革担当職員)」が「内部仕分け」のために各部局に〝入り込む〟形で仕分けの共同作業を行う。
・並行して、幹事会は各部局長が指名する「各部改革推進本部」職員の活動支援をい、行政改革推進本部⇔幹事会⇔各部改革推進本部 が連携して事業の見直しなどの「内部仕分け」に取り組む。
・その後、公共経営や財務などの専門的識見を有する識者6名に「外部アドバイザー」を委嘱し、政策枠配分事業について担当部局との意見交換をしたうえで事業仕分けに着手する。
※アドバイザー:学識経験者2名 シンクタンク2名 財務識者1名 市民代表1名
◎「事業仕分け」の対象事業(事例)
・高齢者健康表彰事業(効果額:約500万円)
・道路新設改修事業(効果額:約1,600万円)
・有害廃棄物対策事業(効果額:約340万円)
・市営駐車場整備事業(効果額:約1,500万円)                 など
 
≫取り組みの成果(目標)
・一般会計予算における財源のうち約20億円を削減する(3ケ年で)←政策事業の約10%分の削減
          ↓
≫これまでの成果
・平成19~20年度累計で、657,479千円の削減を実現した。 
 

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【所 感】
 「事業仕分け」については、政権交代後の新政権の〝目玉事業〟として急速に注目を集めることとなったが、久留米市においては、国に先んじて、自治体としての事業見直しに取り組んでおり、その「先見性」に先ず評価がされるとことろである。
 また、テーマを「身の丈にあった持続可能な財政運営」と位置づけ、ややもすると、国からの補助金や有利な起債に頼り、過剰に投資的経費を費やす地方自治他運営とは一線を画し「事業仕分け」をもって、行政職員自らが、常に見直しの意識をもって慎重に事業を執行する「習慣」が備えられたことは、数字に表れない大きな効果であろうと思われる。
 その特徴としては、久留米市の場合、非公開でおこなわれる「内部仕分け」の取り組みに表れていると思われる。
 現在、国で行われている事業仕分けは「全面公開」を旨としている。
 これは、これまで省庁内の閉鎖体質の下で予算計上している体質を〝壊す〟ことを第一義とし、いわゆる「大ナタ」を振るっているもので、このことの意義は大きいものであるが、久留米市の場合は、国の「仕分け効果」の狙いに加えて、ば(さきに述べたように)職員自らが、日常の業務を見直すことで、経費の削減はもとより、常に原点に立って事業に対峙する「意識改革」の醸成に寄与する面が多いと感じられる。
 また、ややもすると「縦割り組織」の中で、他の部局の予算に「過干渉」しにくい〝雰囲気〟を脱却し、全ての職員か共通認識をもち、そのうえで行革担当の「幹事会」職員が各部局に〝入り込んだ〟うえで事業仕分けの成果を挙げることに「協働」していることは、一体感のある行政取り組みの点で、やはり数字以上の大きな成果と言えるのではないだろうか。
 
 いずれにしても、3年で20億という大きな削減目標を掲げ、漫然とした状況に陥りがちな自治体業務に、日常的に緊張感をもって取り組む「久留米市版事業仕分け」は「前年踏襲」の傾向にある自治体行政に風穴を開けるものであり、長野市にも反映すべき、と強く実感した。
 
 
 
 
 
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