倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈水は〝正直〟〉

2013-08-31 | インポート
8/30 Fri. [ クラちゃんの起床時刻 :55 AM ]
午後、ややまとまった雨がザッと降りました。
私は市内で用事をこなしながら市役所に到着、駐車場にクルマを入れるも、大粒の雨が間断なく降り続き、駐車場所から庁内に入るだけでもズブ濡れになるのは必至です。
幸いバッグの中に折り畳み傘がありましたので、そいつを広げて 「 エイヤッ 」 と駆け足進め、ほうほうの体(てい)で庁内に駆け込みました。
と、夕方になってケータイが鳴り、出てみるとムラのご近所の B サン。
聞けば、先ほどの雨で宅前の歩道が〝水っつき〟になり(今回が初めてではないので)水路管理者の土地改良区に改善方を申し入れてくれ、とのこと。
私も そんな個所が〝水っつき〟になるとは知りませんで、詳細をメールでいただき、来る9/3~4の現地調査の俎上に載せることを伝えさせていただきました。
以前も触れていますが、昨今の ゲリラ豪雨 の頻発に伴い、地域のそこここで 冠水 が相次ぎ、由々しき事態となっています。
このことは、改めての地域課題として対応しなければならないところですが、私がいつも思うのは 「 水は〝正直〟」 必ず低いところを捜して?低いところに集まり、そして被害をもたらす、というところです。
今後 「 ハザードマップ 」 などの再検証や、溢水量の再計算などを行い、今まで以上の対応をすべきことは論を待たないところです。
ところで(話しはやや変わりますが)・・・ 「 低い方へ流れる水の行方 」 で気になるのが、東電福島第一原発に溜まる 汚染水の行方 です。
1日300t以上も発生し続けている汚染水は、タンクからの漏水、そこに山からの自然水も合いまって〝正直に〟ただただ 低い方へと流れているのです。
そして その先には、海抜 0 m の 海 があり・・・もって、あらゆる〝要素〟を含んだ水は、間違いなく一定の方向(=海)へと向かっていることは必定です。
この、自然の摂理に従っている 「 水 」 の行方・・・もはや いち企業の裁量では 止めることはできないと思うのは、私だけではないでしょう。

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〈 速さの追及⇔生活必需・癒しの存在 〉

2013-08-30 | インポート
8/29 Thu. [ クラちゃんの起床時刻 :25 AM ]
この日、JR東海が 「 リニア中央新幹線計画 」 に基づく 本格的な走行試験を行ったと報道がされました。
報道によると、リニア新幹線の開業をめざすJR東海は、山梨県にあるリニア実験線(総延長42,8km)で、新型車両 「 L0(エル ゼロ)系 」 を使い 約2年ぶりに、最高時速500kmでの走行試験を再開した、とのことです。

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この実験などを通じて、JR東海は 2027(平成39)年までに、東京⇔名古屋間を 最短40分前後で結ぶ計画 とのこと、、まさに夢の〝超々特急〟の営業運転が 夢でなくなってきた  ことが伝えられたものでした。
東京オリンピックを契機に導入された「新幹線ひかり」誕生から約半世紀、世界に冠たるニッポンの鉄道技術は、ついに東京⇔名古屋を、陸路(鉄路)で1時間を切るに至り、技術向上の成果を 改めて内外に示すことになりました。

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その一方で、NHK朝の連ドラ 「 あまちゃん 」 でブレイクした、東北地方のローカル線 「 三陸鉄道 」 は、海岸線をトコトコ走る姿が改めて親しみを呼び、リニア新幹線と真逆の存在として名を馳せています。

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私は この対比を〝鉄路の二極化〟と名付け、と同時に、何だか現代の 「 世相 」 のようなものを表していると思ったところです。
ビジネスライクに 「 とにかく早く! 」 を旨に 開発にしのぎを削る分野がある一方で、住民の身近な「足」として勤勉を重ね、ときには旅の癒しを与える存在として、訪れる者の心を温める存在。
そういう点で、鉄路は非常に 深い味わい のある交通手段と言えますね。
開発一辺倒の現代社会において〝スローライフ〟の大切さも伝えてくれる、私たちの生き方にも 一石を投じてくれた〝二極化〟なのでした。
ところで、長野沿線においては、新幹線が H27年には石川県金沢駅まで全線開業することになっており、日本横断路線が現実のもの〝時短〟はいっそう進捗することになります。
その一方で、在来線は これまで通り 住民の 「 足 」 いわば生活必需の存在としての役割を継続すると同時に、ときに観光客の 「 二次交通として 」 大切な役割を担うべき とされています。
こと長野沿線においては、新幹線と在来線の〝共存共栄〟が図れるよう、単なる移動手段の枠を超え、多面的に考えていくべき とも思うところです

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〈 スポーツコミッション研究会 〉

2013-08-29 | インポート
8/28 Wed. [ クラちゃんの起床時刻 :05 AM ]
この日、都内の施設で 「 第 3 回 スポーツコミッション研究会 」 が行われ〝長野チーム〟を代表して参加しました。

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これまでも機会あるごとに触れていますが 「 スポーツコミッション 」 とは、スポーツに関する諸活動を通じて 「 まちづくり 」 につなげよう、という取組みで、わが国においては 「 一般財団 日本スポーツコミッション 」 が、学術的見地から これを理論化し、全国各地に活動の拠点をつくるべく、啓蒙活動を展開しています。
[ 一般財団 日本スポーツコミッション サイト ]
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スポーツ=体育の延長線上 の固定概念から脱却し、総合的・多面的見地に立って、スポーツ大会の開催(招致)による 誘客・ボランティアスピリッツの醸成・マンパワーの育成などに伴う地域活性化、健康体操などの普及に伴う健康社会の構築、スポーツコミッションを 「 プラットフォーム 」 とした総合型地域振興の伸長 など、まさに 「 スポーツがまちづくりに寄与する 」 ことを狙って 各地でさまざまな活動が展開されています。
この日も、事例発表として、佐賀県の取組みをはじめ、数団体の活動ぶりが披瀝されました。

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最初にマイクをと取った 「 佐賀県スポーツコミッション 」 は、県の職員が活動の中心になっており、県知事の肝煎りでスポーツ所管を教育委員会から知事部局に移行、これまで「 フィルムコミッション 」 を担っていた職員が ス ポーツコミッション を担当されていました。

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佐賀県に関しては、知事を筆頭に職員サンの熱意は伝わってくるものの、具体的活動内容については未だ手探りの様子、所管は知事部局に移ったものの、職員の中にスポーツ=体育の概念が残っているせいか、何というか〝ぎこちない〟感が否めないところでした。
次に説明に立ったのは、御殿場市を中心として活動する 「 ふじさんスポーツコミッション協会 」 です。

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こちらのスポーツコミッションの特徴は、活動範囲を一つの市町村の中にとどめず、富士山の周辺市町村を広域でカバーしながら、スポーツに関する市民ニーズの応えていることです。
そのキャッチフレーズは 「 ジグソーパズルの足りないピースを埋めます。 」 すなわち、富士山周辺のエリアでスポーツに関するニーズが生じたとき、その方々(プレイヤー)にとって不足している部分を積極的に補う役割を担います、をモットーに活動展開していました。

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その他、官・民協働で大会誘致などをめざす、志摩市の 「 志摩スポーツコミッション 」 の状況などが報告され、それぞれに試行錯誤を重ねながら、地域の特徴を活かしての取組みが報告されていることが伝えられました。

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それぞれの事例発表を聞き、また これまでの研究会を踏まえ、私自身 「 スポーツコミッション 」 は、これからの まちづくり に欠かせない活動であることを再認識すると同時に、この活動は、行政主導ではなかなか進捗しない、やはり民間主導で行うことが、柔軟かつ実効性をもって展開できるのでは、という思いを新たにしたところです。

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例えば 長野市においては、さきの議会で、私の方から、スポーツコミッションの伸長のためには、スポーツ関係の所管を市長部局に移すべき と具申するも、答弁は今までどおり(教育委員会で)、という域を出ないものでした。
また、この日 説明のあった佐賀県については、とりあえずスポーツを知事部局に移したものの、何をやったらイイか が手探り状態にあります。
しかし 考えてみれば、かくいう新たな発想を、いきなり行政にぶつけてみても、その 「 許容 」 が無い以上は なかなか〝打てば響く〟に至らないものです。
行政側は、基本的に 「 慣例踏襲・新提案受け入れ慎重 」 を旨として従事しており、新たな取組みを提案しても、中身の議論を深める以前に、何というか ドアをこじ開けるのにエネルギーを要してしまい、気づけば時間ばかりが経っていた、ということになりかねません。
逆に言えば、行政ばかりを頼りにして(=行政のせいにして)いれば、ホントウに事(こと)を進めたいという 地域や住民の熱意が空回りし、いずれそれは諦(あきら)めに変わり、活動の灯は消えてしまうことにもなりかねません。
次代に向けた新たな提案は、先(ま)ずは民間レベルで火を興し、それが赤々と燃えてきた頃、行政職員が 「 そんなイイ話があったんですか。 」 と食指を動かしてくるようになる、そんな展開になれば いわばこっちのモノ・・・その新企画は真に成果を得る道を辿ることができるのかもしれません。
( 私が関連した 「 民主導 」 といえば、陳情を重ねるも実現に至らなかったマレットゴルフ場造成について、官に頼らず愛好者主体で造り上げ、今や健康拠点となった事例が挙げられます)

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この 「 スポーツコミッション 」 に限らず、地域には 「 まちづくり 」 に資する 面白く素晴らしい 活動 や 提案 が ダイヤの原石の如く 数多く埋積しています。
それら 原石 を発掘し、磨きをかけるのは、私たち市民が担うべき・・・というよりも、私たち市民でなければできない作業と言えるでしょう。
それは、ときに しんどい けれど、まちをつくる(まちを変える) まさに大きな一石(いっせき)につながる、と思うところです。
この日のスポーツコミッション研究会は、私に 改めての認識を与えてくれる機会となったものでした。

2013-08-28 07:48:29

2013-08-28 | インポート
8/27 Tue. [ クラちゃんの起床時刻 :10 AM ]
この日、理事者(市)側から案件を説明する 「 会派説明会 」 が行われました。
私が所属する 「 改革ながの 」 は、他の2会派と無所属議員による構成で説明会の場に臨んでおり、現在 持ち回りで私が座長を務めています。
定例(や臨時)議会の直前に行われる会派説明会においては、提出議案などの説明が 担当職員によって行われますが、それに先立ち、市長から挨拶が行われるのが慣例になっており、この日も 会議の途中で市長が入室、市の情勢や議会に臨む姿勢などについて述べられました。
ひととおり挨拶が終わったので、座長として 「 この際 市長に申し上げることはありますか? 」 と出席議員に水を向けたところ 特に発言が無かったので、私の方から、敢えて という形で、多くの議員、さらには多くの市民が思っていること 「 鷲沢市長は、来る9月議会の初日の所信表明の際、ご自身の進退について表明されますか? 」 と問うたところです。

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それに対し 市長は、一瞬間をおいた後 「 熟慮中です。 」 と述べられました。
この発言の裏には、さまざまな思い(思惑)が〝封印〟されていると感じたところですが、この場では それ以上の追及は行いませんで、市長も その一言をもって退席されました。

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マ、この発言は 半ば 織り込み済み とも言えましたが、相変わらず本心を明らかにしない鷲沢市長の内心を確認するものでした。
2か月後に控えた長野市長選挙を巡っては、ここへきて さまざまな動きが見え隠れしています。
しかし それは、現職市長が明確な意思表示をしないことで、何というか 沸いた鍋に蓋をし続ける、というか、胎動する火山の噴火口に 大きな石が乗っかっている、とでもいうか、、いずれにしても表に出ない中で さまざまな思惑が錯綜していると申せます。
市民にとってみれば、次の市長が誰になるのか、思いを抱く方々は どのような長野市ビジョンを描いているのか、を早い時期に知りたいと思うのは当然のことであります。
そして、その それぞれの(候補者の) 思い を受け止めたうえで、共感できる者を選択し、もって次の長野市のリーダーとする者を選ぶ〝権利〟と〝義務〟を有しているものです。
その 市民の声に応えることを避けようとしているが如くの現職市長の現在の対応は、残念に他ならないところですが、今後 いずれかのタイミングで何らかの意思表示が行われることとでしょうから、その言動を注視したいと思います。
一方で、私たち市議会に身を置く者とすれば、市長や候補者の動静については、努めて冷静でいなければならないとも思うところです。
そもそも、市長は「直接民主主義」で選ばれ、私たち議員は「間接民主主義」で選ばれ、議会の場で論陣を張るものです。
すなわち「二元代表制」で選ばれたもの同士は、異なる成り立ち、異なる立場で 市民利益を追求するものであり、それは決して 「 同じ穴のムジナ 」 になってはならないのです。
共に市民利益を追求する立場ながら、ときに緊張感をもって対峙し、厳しいやり取りがあってこそ、真に市政発展に資するものであり〝一枚岩〟と称してベッタリの関係をもつことは、当事者にとっては居心地のイイところですが、それぞれを選択した市民にとってみれば、その期待に応えているとは言えないと思います。
今回の市長選についても 「 誰が市民にとってふさわしいか。 」 を基準に熟考すべきものであり、決して 「 自分たち(議会・会派)にとって都合のイイのは誰か。 」 という基準で模索してはならない、と思うところです。
私としては、あくまで是々非々のうちに、真に市民にとってふさわしいリーダーが選ばれるよう、推移を見守っていきたい、と思うところです。
いずれにしても、9月議会 初日の市長発言が注目されています。

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〈 ボランティアの在り方 〉

2013-08-27 | インポート
8/26 Mon. [ クラちゃんの起床時刻 :35 AM ]
この日、私が所属する 「 長野中央ライオンズクラブ 」 が ホスト(幹事) を務める 「 合同特別例会 」 が行われ、クラブの第三副会長の立場で出席しました。

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ライオンズクラブは、奉仕の精神を活動の旨として、世界→日本→地区・・・単クラブ と、一定の範囲で細分化したうえで活動展開しています。
今回の合同特別例会においては、記念事業として、戸隠の 「 大山桜 」 の植樹事業に協賛し、戸隠の沿線に25本の大山桜を植えることとなりました。
この記念事業を通じて、戸隠沿線に桜並木を創出し、もって 地域(中山間地域)活性化に資することが期待されます。
奉仕活動には さまざまな形態があろうと思います。
今回の記念事業のように、目録 として事業をお示しし、間接的な奉仕を行う場合や、献血活動やゴミゼロ運動、また(長野中央ライオンズクラブの独自事業として) 「 フードドライブ 」 なる 食の奉仕活動 など、直接 汗をかいて行う奉仕活動があります。
この ライオンズクラブのような団体の活動をはじめ、(私の関係する取組みでいえば)例えば 障がい者支援に取組む 『 JOIN 』 についても、ある面、障がい者に関する ボランティア の意義を有していますし、例えば地域自治を進める 「 住民自治協議会 」 についても、まさに手弁当で地域活性化にご尽力いただく ボランティア といいうことができます。
ひと昔前、右肩上がりの社会情勢の中では 「 自分さえ良ければイイ 」 という社会風潮があり、また そんなシャバでも 社会生活は成立していました。
しかし、これだけ社会が飽和状態になり、一方で目に見えない不安材料が山積する現在の社会においては、みんなの心の中に 「 助け合いの精神 」 や 「 手を差し伸べる心 」 を抱いていなければ、健全で良識ある社会構造を維持することは難しくなっているとも思うところです。
「 奉仕 」 というと、何だか大上段に構えて(大げさに考えて)しまいがちですが、日常生活の中で ほんのさり気ない行動が、他者を慈(いつく)しみ、思いやりのある地域社会をつくる原資になると思うところです。
私は、これからの地域活性化や、健全なまちづくり を成就させるためには、述べたような他者への思いやり、いわば 「 ボランティア意識の醸成 」 を伸ばすことこそが不可欠、その感性こそが 地域を互いに元気にする大きなエネルギーになると思います。
ただし それは上意下達(=トップダウン)では成り得ず、何というか みんなが〝その気〟になる 「 雰囲気づくり 」 が肝要、というところです。
その気になってくださった市民がボランティア精神に燃えて活動され、それが地域の活性化につながり 「 ありがとう! 」 の言葉につながったとすれば、汗をかいた方々も冥利に尽きるところであり、それは次へのエネルギーにつながる・・・〝ボランティアの相乗効果〟が期待されるというものでしょう。
共に暮らす社会を、助け合いの精神をもって より良いものに創り上げる、そのためにも、これからは なお一層の 「 ボランティア精神 」 の醸成に努めるべき、と、合同特別例会を通じて 改めて思いをいたたところです。

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