新聞記事によると、民事再生手続きを進めていた千曲市の建設機械メーカーを、中国のメーカーが買収する形で支援することになったことが報じられました。
これは、民事再生を申請後、M&A(企業合併・買収)助言会社に、国内外を問わずスポンサー企業探しを依頼していたものが実を結んだもので、小型機械の製造を期していた中国メーカーとの思惑が一致した、とのことです。
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この買収により、千曲市のメーカーは経営再建に光が射(さ)し、中国メーカーは日本の高い技術力を得ることができることになります。
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今回の「買収劇」は、企業間に結ばれた〝良縁〟といえるでしょう。
その一方で、現在の国際競争力の現実・・・行き詰まる日本と、成長を続ける中国との力(ちから)・勢いの差を実感させられるものでした。
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このように、現在わが国は、(円高も手伝い)産業面では拠点の中国大陸流出が進んだり、中国人資本による日本の土地買収、また観光面でも中国人富裕層観光客誘致に努めたりと「中国頼み」の面が否めない傾向にあります。
今後は、隣国中国との友好関係を維持しつつ、しかしながら〝席巻(せっけん)〟までは許さないよう、日本側も地力を失うことのないよう「体力づくり」に努めるべき、と記事を読みながら思いをいたしたところです。
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この日の夜、地域みなさんが会合を開かれ、出席させていただきました。
あらゆる面でカオの広い T さんのお計らいで設営された、地元の居酒屋サンでの会合、定時に訪れるとすでにメンバーが揃っておられ、しかも「貸し切り」の優遇をいただいていました。
みなさん口々に「クラちゃん、おめでと!」と声をかけてくださり、みなさんのご厚情の〝厚さ〟を実感します。
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どうやら T さん、ご口上(こうじょう)の原稿までしたためてこられたようで、何ともソツなく会を進行されていました。
私の立場からも御礼を述べさせていただき盛大に「かんぱ~い!」となり、後は和気あいあいのうちに時間を過ごしました。
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私自身、正直いって4月からの「出直しの旅」は、逆風の中の厳しいものでしたが、そんな中でもみなさんは温かく励まし続けてくださいました。
また、後援会活動には「組織化」が必定とされていますが、こちらのみなさんは組織や形式にとらわない〝横のつながり〟による「仲間づくり」を実現してくださいました。
私の仕えた北沢参議院議員も「たとえ100人の敵がいても、10人の腹心がいれば危機は乗り切れる」を持論とし、実際に危機を乗り切ってこられました。
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この日集っていただいたみなさん、私を温かく見守ってくださる一方で、これからのまちづくりや地域福祉のあり方について忌憚のない意見をいただき、これからの私の政治生活の「羅針盤」となっていただけるものと期待を寄せるところです。
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あと、こちらのお店の料理・・・伺えば東京仕込みだそうで、和風をベースに一品ひとしなに心を尽くしてくださり、箸を進める毎(ごと)に「おいしい!」が口(くち)をつきます。
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選挙後、何かと慌ただしく推移していますが、この夜ばかりは身も心もくつろげた感、だったのでした。
あ、そいうえば、こちらの屋号「くつろぎ」でした。
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