倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈小さな親切〉

2012-08-31 | インポート
8/30 Thu. [ クラちゃんの起床時刻 5:05 AM ]
夜、必要なモノができ、スーパーへ買い物に行きました。
レジで清算を済ませて店を出ようとすると、おばあちゃん、というにはチョイと若いかな、というおばさまが私に近づいてきて 「 あんのぉ・・・高速道路に乗りたいんだけど、どう行ったらイイんでしょうかねェ・・・ 」 と、この辺りには無いイントネーションで話しかけてきました。
聞けば、ご夫婦でクルマの旅の最中で、松本を出て、高速道経由で自宅のある栃木まで帰ろうとしていたところ、途中、麻績の辺りで事故による通行止めに遭い下線を余儀なくされてしまったようです。で、国道19号を使ってどうにかここ(稲里中央)まで来たものの、どう行ってイイか分からなくなり途方に暮れて、誰かに聞こうということで店に飛び込んでみた、とのことです。
そういえば、おばちゃんのイントネーション、タレントコンビの 「 U字工事 」 とおんなじ感じでした (^^)
このあたりのインターチェンジといえば、長野ICか更埴ICで、さほど難しいルートではありませんが、実際に教えてあげようとクルマの運転席を覗くと、ハンドル握ったご主人が、雨の中 ここまで辿り着くにホトホト疲れ果てた様子で座っており、助手席のおばちゃんも不安を隠せないでいる様子だったので、それではということで、長野ICまで先導してあげることにしました。
ワタクシ秘書の頃、クルマでの先導・追随は日常的に行っていたので、その頃に倣って、信号などではぐれないようにルームミラーを確認しつつ、おしどり夫婦のクルマを長野ICの入口まで引っ張って差し上げました。
別れ際には、ご主人が、こちらが恐縮するくらい感謝してくださり、雨の中私のクルマまで駆け寄ってきて 「 ほぉんとにアリガト!これ、食べとくれ、うンまいからサ。」 と、地元ブランドの醤油せんべいをくださいました。
困ったときはオ互いさま、のプチ善行でしたが、喜ばれることは、こちらの気持ちも豊かにしてくれるなァ、と実感したものでした。
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〈憂慮の念〉

2012-08-30 | インポート

国会で、首相に対する問責決議が29日可決されました。

まさに政局の道具となってしまった〝問責カード〟は、素人目に見ても矛盾だらけのまま切られてしまいましたが、その 永田町の駆け引き のあおりで、私たち地方に暮らす者の社会設計に影響が出かねない事態が懸念されることとなしました。

今回の問責で、財政を維持するための赤字国債を発行するのに必要な 「 特例公債法案 」 が、今国会での成立が困難になったことから、政府は、9月から今年度予算の執行を抑制する方針を固めたのでした。

で、私たちにとって問題なのは、その矛先が 地方 に向けられたことです

記事によると 「 当面の措置として、自治体に配る地方交付税の支払い先送りなどで4兆~5兆円の抑制を目指す。安住淳財務相が31日にも執行抑制案を示し、国民に理解を求める。

政府は今年度予算に盛り込んだ政策の資金的裏付けとなる一般会計歳入(90.3兆円)の約4割に当たる38.3兆円分の財源を赤字国債発行で賄う予定。財務省によると、特例公債法案が未成立なまま現行ペースの支出を続けると、10月には財源が底を突き、行政サービスの停止にもつながりかねない。このため、予算の一部執行を遅らせて、財源を節約することにした。

財務省はすでに、9月4日に自治体に配分する予定の地方交付税交付金(約4兆円)の支払い延期で総務省と調整中。」 とのことです。

地方分権 が進んでいるとはいえ、自治体の財政運営には、未だ国の交付金・補助金が欠かせない現状にあります。

そしてその状況は、地方財政が〝親がクシャミをすれば子供が風邪を引く〟ような悪しき影響力の下に置かれていることを示しており、いわんや、今回のような政局絡みのゴタゴタが起きる度に、末端の自治体の財政当局は一喜一憂を余儀なくされることになります。

もしかしたら、今回の政府の措置は、問責に対する 対抗措置では、とも思えるところです。

「 野党が問責を出したから国民生活に影響が出たんです。」 と言わんとしている、とも取れるところです。

また、またぞろこの手の問題が噴出する度に、地方自治体の財政運営が、いかに国の補助金頼みの状態でいるか、もっといえば、国の補助金を当(あ)てにしながら、身の丈以上の財政運営を行っているか、ということを実感させられるところです。

揺れ動く永田町、そのあおりで一喜一憂する地方自治体、あるべきでない 力(ちから)関係 に、眉をしかめるところです。

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〈会話なき商売〉

2012-08-29 | インポート
新聞・ニュースで 「 通販市場 」 が、売上高が 5 兆円に達した、との報道がされ、現下の 買い物事情 ひいては、現下の社会のコミュニティーの実態を垣間みた思いがしました。
日本通信販売協会 によると、2011年の国内通信販売市場の売上高が、過去最高の5兆900憶円と、前年度9,0%の増加、13年連続のプラスだそうです。
百貨店やスーパーなどの 来店型店舗 が軒並み苦戦する中、通販市場は、若者から60代までの幅広く浸透していることを追い風に続伸しているようです。
記事によると 「 今や来店型店舗は〝ショーウインドー化〟している。顧客は、いったん店舗を訪れ、商品を手に取るものの、買わずに帰宅、手に取った商品をネットで購入している。」 とのことです。
最近は、コンビニなどでも、一言も発せずに買い物ができます。そこへきてこの ネット事情・・・  「 いらっしゃいませ!今日も暑いですねぇ。」 の 日常会話 も無いまま社会が回っていってしまう実態には、便利な反面、何ともいえない世知辛さを感じてしまうところです。
さまざまな社会問題の根底に、この〝会話なき商売(=社会)〟の現状が横たわっているような気がするところです。
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〈ぷれジョブ学習会〉

2012-08-27 | インポート
8/26 Sun. [ クラちゃんの起床時刻 4:50 AM ]
地域の授産施設で 「 ぷれジョブ学習会 」 が行われ、勉強を兼ねて出席させていただきました。

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( 3/28 の記事でも触れていますが ) 「 ぷれジョブ 」 とは、地域に住む方々が、障がいのある子どもたちの職場体験を通じて、その立場を超えてつながりを再構築していく活動 です。
岡山県を発祥に、その活動は全国に広がりつつあり、長野県においても活動が緒に就いています。
この日は〝先進市〟である須坂市でジョブサポーターを担う T サンを招き、体験談を伺うと同時に、意見交換が行われました。
T サンは、柔和な笑顔に象徴される、優しい心根(こころね)をお持ちの方で、ジョブサポーターを務めながら当時者の子どもの〝成長〟を見守り、その成長ぶりを実感し、ひいては自分自身の やり甲斐 につなげておられました。
一人の子どものサポートを通じて、家庭~学校~地域(地域住民)~企業 の、共通認識に基づく良好な関係が構築されれば、そこには、単なるジョブサポートを超えた 相乗効果 が期待されるものであり、私たちの地域でも、今後も学習を重ね、たとえささやかでも実現できるよう取り組む(というと大げさですが)ことが肝要、と感じたところです。
ただ、実現に向けては、述べたように多様な方々の理解と協力、とりわけ受け入れ企業の態勢に成果の可否がかかっていることが類推されることから、如何に企業サイドの理解と信任を得ていくことができるか・・・がカギとも申せます。
いずれにしても 「 ノーマライゼーション社会 」 の実現のためには、この 「 ぷれジョブ 」 も大きな役割を担うことが期待されることから、私の立場でも、いずれ花が開くよう、できること を考え、協力していきたい、と思いをいたしたところです。
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〈週末動静〉

2012-08-26 | インポート
8/25 Sat. [ クラちゃんの起床時刻 5:40 AM ]
◇川中島 桃ツアー、自然の甘みを堪能
川中島住民自治協議会が、恒例イベントの 「 桃ツアー 」 が開催され、市内外から多くの方々から参加されました。

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ご案内のとおり、川中島地区は、全国有数の桃の名産地で〝歯ごたえがあって甘い〟果肉を持つ桃には多くのファンがおられます。
その、川中島の桃を多くの方に知ってもらおうというこのイベント、地域のことを司る住民自治協議会の恒例イベントとして定着しているところです。
会場の公民館には、朝からスタッフたる役員サンが集合し おもてなし態勢 を整えます。

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好天の下、公民館に集合した一行は、農業ボランテァ団体 「 風とみどりの会 」 が管理する農園を訪ねました。

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「 風とみどりの会 」 の設立経緯や、今年の桃の生育など、桃に関する説明がされ、参加者は興味深く聴き入っていました。

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その後一行は、出荷のピークを迎えた共選所の見学に向かい、その間、交流会場では、一行の動静を察知しながら試食会の準備に余念がありません。

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こちらでは〝第二の名産品〟の 「 さしみウリ 」 も さばかれています。

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やがて見学を終えた一行が会場に帰着 「 おかえりなさい!」 の声に迎えられテーブルに着き、後は食べ放題の試食会に臨み 「 おいしい!甘い!」 を連発することになったのでした。

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地域の特徴を内外に知っていただくイベント、そこには、外に向けた情報発信と同時に、自分たちの住む地域の魅力を、自分たちで再確認する〝相乗効果〟があると思います。
この日の〝スタッフさんたち〟も、何ともイキイキと行動され、何というか、家の庭を来訪者に披瀝するような充実感を抱いておられる風に映ったところです。

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他人様(ひとさま)が訪ねて魅力を感じる地域は、そこに暮らす人にも魅力的である、といったところでしょう。
◇枝野幸男経済産業大臣が来長、駆け足視察・・・その意味は
この日の昼、枝野経産相が「中心市街地の商店街キャラバン」の一環として長野市を訪れ、権堂アーケード~大門町を、まるで台風の如く駆け足視察していきました。

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(SPだらけの黒服集団、中の白いジャケットが枝野氏)
この視察は、経産省の 省内仕分け で、中心市街地のハード面整備を支援する 「 戦略的中心市街地商業等活性化支援事業 」 を廃止することになったことから、今後の新たな活性化策の検討のため、大臣の意向で各地の商店街を訪ね意見を聞こうというものだそうです。
現職大臣の ご一行 は、本人+役人+警護+マスコミの〝大名行列〟で、まるでアリの群れのよう。

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滞留時間は約  1時間で、その短時間でどの程度地域の実情を把握されたか非常に懐疑的な面がありますが、後の会見の発言でもあったように、これからはハコもの主義からの脱却だけは確かなようで、全体として認識を新たにする必要性があることは印象づけられました。
◇独自の手法「桑名先生の絵の世界」を探訪
地区内の画廊で絵画展が行われ、ご招待をいただき つかの間 目の保養をさせていただきました。

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展覧会を主宰する桑名先生は、独特の技法で、自然の風景がもつ魅力を表現されています。
著作権上、写真で詳細な掲載はできませんが、風がそよぐ丘や、緑あふれる森の風景など、枝の音が聞こえてきそうな風景が、小さなキャンバスに凝縮されていました。
何よりすばらしいのが、桑名先生の、何ともポジティブな〝描く姿勢〟でした。

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描くときはモチーフたる自然の雰囲気に全身で没入し、あたかもそこに身を置くが如くのイメージを高めて一気に描き上げるそうです。
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その通底にあるのは〝自然への感謝〟だそうです。
大自然に敬意を表し、絵に心を込める姿勢に、美術のかくあるべき、を学んだ感しきり、でした。
会場を訪れた方々はみんな、心に涼風を感じていたのでした。

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夜は、気のおけない仲間 「 信州粉食の会 」 のメンバーがあい集い、残暑払いを兼ねた打ち合せ会議に参加しました。
今後の研修日程などを決め、後は親しく懇親の花が咲いたところです。
ところで今回の会合は、北長野駅そばの居酒屋 「 酒楽 」 サンで行い、シークワーサーなどをオイシクいただいたのですが、ちょいと忙しい展開になったのでした (^^
私を含め、青木島・川中島・篠ノ井・千曲市からの参加者がおり、もって、しなの鉄道で長野駅乗り換え⇔北長野駅の 乗継ぎ行 だったのですが、余裕をもって出たハズの帰りの時間がそうでもなくなり、われわれが徒歩で北長野駅に着いたとほぼ同時に、長野行きの列車が入線してきたのでした。
おまけにホームは3番線、完全に鬼ごっことなったのでした。
改札の駅員さんにも 「 イイから急いで!」 とハッパをかけられ、一同猛ダッシュ。
どうにか駆け込み寸前で乗車でき、座席に座ったと同時に発車オーライとなりました
(@ @)
いつも楽しい展開となるメンバー一同ですが、この夜もそんな流れ・・・来る研修行がまた楽しみです (^^)
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