倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈すわ、安否確認? 微笑ましい 理想の地域コミュニティ〉

2010-01-31 | インポート

1/30 Sat.  [ クラちゃんの起床時刻 6:30 AM ]

 

 

◇ 突然の電話のやり取りを傍らで伺い、思わず微笑むひとときがありました。

 

この日の朝、独り暮らしの後援会役員の方に帯同いただき、ムラ内(うち)のお宅を訪ね、話しも済んで、出していただいた緑茶をすすり、タクアンをポリポリやっているとこに、くだんの役員の方のケータイが鳴ります。

 

「もしもし」何気なく電話に出た役員サン、会話を聞くともなしにしていると

「え、今?今井の高野サンちだよ。」

「え、具合?元気だよ。何?オレが具合悪いかも…って?」

そして、しばらくすると大爆笑「ハハハ、ダイジョーブ、ダイジョーブ。」と言って電話を切りました。

 

「どーしたんですか?」と聞いたところ、顛末(てんまつ)は以下のとおりでした。

朝、くだんの役員サンと同じムラに住む方が役員宅を訪ねたところ、チャイムを鳴らしても応答がなく、見れば車庫にはクルマはあるし、クルマ以外で出かけるときに必ず使う自転車もある。オマケに庭には犬もいるので散歩ではない。

 

そこでよぎったのが、この〝応答のない〟役員サンが、以前不整脈で入院したことがあったこと…これはもしかしたら家の中で倒れているのでは! と、矢も盾もたまらず電話で「安否確認」をした、とのことでした。

 

もし、これでケータイも応答がなかったら、救急車を呼ぼうか、との心配ぶりでした。

 

何とも微笑ましい「安否確認」でしたが、この方を慌(あわ)て者と笑うのは筋違いです。

日常の地域の「付き合い」の中で、普段の様子と違うことを気に掛け、労を惜しまず安否を確認する「人情」…これってものすごく大事なことだし、一方で現代社会にイチバン欠けていることだと思います。

 

ひとしきり笑った後、くだんの役員サン「オレはホントに幸せ者だ。」としみじみ語っておられました。

 

「世知辛い(せちがらい)」といわれる今の娑婆(しゃば)ですが、こちらのムラでは理想の地域コミュニティが息づいているのでした。

 

 

◇ 「川中島地区農政懇談会」に出席、農業コミュニティのひとときを過ごしました。

 

夜は、私の住む川中島地区の、農業委員と委員OBが一同に会する「農政懇談会」が行われ、出席させていただきました。

 

農業、すなわち市民の食生活に直結する産業の重要性は、食糧自給率が40%を切る深刻な状況になった今、ようやく見直されるようになり、国や地方の政治の場で〝ようやく〟さまざまな対策が図られるようになってきました。

 

それだけに、今後の農業委員の担われる役割は大きくなってくるところであり、すなわち当地域の農業振興のためには、ご出席の皆さんのご活躍に大きな期待が寄せられるところです。

 

懇親を深めるうちに、今後の地域農業が重要であることで一致すると共に、今後も連携を深めながら、豊かな地域社会の構築のために取り組んでいくことが確認されました。

 

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〈大(おお)らかな 笑顔〉

2010-01-30 | インポート

1/29 Fri.  [ クラちゃんの起床時刻 5:15 AM ]

 

◇ 声をかけていただき、伺った先は「ムラの拠点」

                      大(おお)らかな笑顔の輪が広がりました。

 

夕方、声をかけていただき、ムラの居酒屋「日の屋」サンの暖簾(のれん)をくぐりました。

 

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「日の屋」サンは、地域の老舗中の老舗居酒屋で、この地域に住む「呑ん兵衛サンたち」は、一度は暖簾をくぐるという「ムラの拠点」です。

 

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重い木戸を開けると、窓際には歴史を感じさせる法被(はっぴ)や調度類が無造作に掛けられ、並べられており、何ともいえない情緒を感じさせます。

 

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私が伺ったときには、もう皆さんほぼデキ上がっており、何回か目の乾杯をさせていただきました。

 

「日の屋」サンのマスターは、大(おお)らかを地でいくような方で、モットーは「来る者拒まず、去る者追わず」

その、細かいことにさだわらない自然体ぶりが、逆に千客万来となる店の魅力を醸し出しているのでしょう。

 

大皿にドーンと出された料理はどれもオイシク、特にこの日は「豚の軟骨」が絶品でしたヨ。

 

「次回いつにする?」の問いに「いつでもイイじゃん!」と、こちらも大らかな結論なのでした(^^)

 

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☆ オ マ ケ ・・・ 「次代のマスター」

 

こちらのイケメンボーイは「日の屋」のゴ子息、次代のマスターくんです。

 

 

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パパとママのDNAを「イイとこ取り」した、「日の屋」の看板ムスメ…いやムスコなのでした。

 

 

 

 


〈川村麒山先生がついに〝メジャー〟に…「中山間地域市民会議」の席上で「篠ノ井イヤー」が表明されました

2010-01-29 | インポート

1/28 Thu.  [ クラちゃんの起床時刻 4:20 AM ]

 

◇ 「中山間地域市民会議」が開催され、

                 地域の積極的な取り組みが披瀝(ひれき)されました。

 

 

この日は、市民会館集会室で、市域内にある、いわゆる「中山間地域」の代表者が一同に会し「市民会議」として、それぞれの地域の代表的な取り組み状況が報告され、傍聴させていただきました。

 

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長野市は、さきの「新たな合併」を経て、市域面積が約834k㎡と広域化しましたが、そのうち約7割が「中山間地域」で占められています。

 

そんな現状下において求められる「市の活性化」には、市域面積の比率同様〝中山間地域の活性化〟への〝期待感の比重〟が大きくあり「中山間地域が元気になれば、市全体が元気になる」といった感 です。

 

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私が入室したときには、ちょうど信更地区の「地域活性化アドバイザー」の方が、市長はじめ多くの聴衆を前に、やや緊張の表情を浮かべながら説明を行っている最中でした。 

 

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昭和41年に合併を果たした〝先輩地区〟の信更地区は、時代の潮流の中で課題は多いものの、特産のリンゴのブランド化の取り組みなどにより、活性化の道を模索していることが伝えられました。

 

また、今回発表を行った「地域活性化アドバイザー」の方の真摯な姿勢が伝わってきて、その「効果」に甲乙みられるアドバイザーですが、成果の創出のため一生懸命に取り組んでおられることが感じ取られました。

 

氏は、最後に「地域の〝便利屋〟としてガンバリたい。」と締めくくり、盛んな拍手を浴びていました。

 

 

次に登壇したのが、平成17年に合併した鬼無里地区の取り組を紹介する方々でした。

 

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このグループの特徴は、プレゼンターが全員女性だったこと。

 

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口火を切った「地域活性化アドバイザー」の方も女性、続いて具体的な事例発表を行ったのもみなさん女性で、何というか、地域を守り、育てている包容力のようなものが伝わってくる、温かみのある発表となりました。

 

鬼無里地区の発表は、それら女性パワーがいかんなく発揮された、「食文化」に基づく新商品開発による地域活性化の好事例の披瀝(ひれき)でした。

 

鬼無里の食文化といえば、私は先(ま)ず「いろは堂のおやき」を思い浮かべますが、今回は、それに劣らず成果を挙げている、地元農産物の「えごま」や「味噌」を活かした新商品開発の経緯についての説明です。

 

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古代から食用油や薬味として栽培されている「えごま」を、もっとメジャーにしようと、結成された「鬼無里えごまの会」は、地区内の企業の協力を得て、難作業であった粒の選別作業の省力化に成功、現在は、若い世代や女性に人気の「ラスク」に「えごま」を混ぜ込み「えごまラスク」として世に出し、今や「えごま」が地区内の生産量では間に合わないほどの「人気ブランド」になっているそうです。

 

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また、鬼無里の米と大豆を使用して味噌を醸造する「鬼無里手づくりみその会」は、醸造の課程で、純度の高い沖縄産の塩を用いるなどの「こだわり製法」により自他共に認めるオイシイ味噌づくりに成功し、直売所などで人気を博しているとのことです。

 

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さらに「えごま」同様「みそラスク」にも着手、和洋あいまった独特の味わいにより、こちらも人気を博しているとの発表が、実際に「現場」に立つ女性ならではの実感の込もったことばで話され、場内の興味をそそっていました。

 

 

少子長寿化が進行し、中山間地域にあっては「過疎化」だの、昨今は「限界集落」などと言われるほど厳しい環境と言われて久しいところですが、この日の発表のように、自分たちで創意工夫を重ねることで、少しずつではありますが着実に成果を生み出しておられることは、非常に心強い限りだと思います。

 

この「中山間地域市民会議」は、複数の地区が一同に会し、それぞれの取り組みを披瀝(ひれき)することで、意識の共有化と情報交換、それにイイ意味での切磋琢磨をねらいとして開催されていると感じるところですが、今後も、より自立した中山間地域づくりに向け、それぞれの地域が特徴を活かしながら、前向きに歩んでいただくことを期待して止まないところです。

 

そのうえで、私は行政に対して、地域の自立を促すことで〝役所が楽になる〟ことを良しとせずに、今まで以上に積極的な支援を行い、真に住みよい中山間地域の構築のため、一層の行政努力を傾注することを求めていきたいと思います。

 

 

 

ところで、会議を総括した鷲沢市長は、各地区の取り組みを高く評価すると同時に、持論である「食べていける(くらい所得が得られる)ような中山間地域づくり」に向けた、各地区の一層の取り組みと奮起に期待する旨のことばの後、今行われている「鬼無里イヤー」から派生(はせい)し、来年度の「松代イヤー」の次には「篠ノ井イヤー」を行う意向を「正式に」表明され〝隣りまち〟のこととは言え、わがことのようにウレシク思いました。

 

というのも、この「市長発言」を引き出したのは、篠ノ井活性化を期して地道に活動を重ねる「まちおこしクラブ篠ノ井」の、宮崎一(はじめ)会長(元市議)を初めとするメンバーの取り組み成果に他ならず、まさに「市民活動が行政を動かした」好事例と言えるものなのだからです。

 

篠ノ井活性化のために試行錯誤を重ねる「まちおこしクラブ篠ノ井」は、最近になって、篠ノ井が育んだ「書の大家(たいか)」である「川村麒山(かわむらきざん)先生」の足跡を足がかりに「書(しょ)のまち篠ノ井」をテーマに活動を展開しています。

 

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昨年1月には、麒山先生生誕の地である、静岡県袋井市を訪ね、交流を深めると同時に、袋井市が、挙げて川村麒山先生を「ブランド化」して、展覧会はもとより、商工会議所と連携して「麒山」なる「地酒」を製造販売している積極的な取り組みを目(ま)の当たりにし、負けてはならじと市長や教育長に〝直談判(^^)〟長野市においても川村麒山先生の遺作品を地域活性化の原資として活用するべきことを熱心に申し入れたものでした。

 

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その熱意が市長の心を動かし、今回の「公式発言」に至ったものです。

 

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私は本来、地盤は〝隣りまち〟の川中島なのですが、こちらの「まちおこしクラブ篠ノ井」は、縁(えん)あって、いち会員として当初から活動に加わらせていただいており、先の〝直談判〟の折にも同席させていただいたところです。

 

また、今回の袋井市との交流の際には、このブログか効果を発揮…私が載せた記事内の「川村麒山」の表記が、袋井市の市議が検索した際ネット上でヒットし、私の方に連絡をいただいたことで、クラブの袋井市探訪を、先方の「麒山展」の日程に合わせることで、交流を深める一助になったところです。

 

 

いずれにしても「勝負はこれから」…これまでの鬼無里イヤーや、前回の松代イヤーの経過を見ても、市側は「イヤー」の〝認定〟は行うものの、後の取り組みは地域の機運に任せており、その期待に応える形で、各地域がさまざまな取り組みを自発的に行い、成果を挙げています。

 

篠ノ井についても、市側にぶらさがるのではなく「イヤー」にふさわしい自発的な取り組みが求められるところであり、逆に地域の「やる気」の程度が推し量られるとも申せます。

 

おそらく今後は「まちおこしクラブ篠ノ井」を中心に、住民自治協議会や地元商工会議所やJCなどを巻き込みながら活動を重ねることになろうと思いますが、かつて「中心市街地」として認知されながら活性化につながらなかった篠ノ井地区が「書のまち」として新たな魅力を創出し、ひいては再び活性化の灯が点(とも)ることを期待して止まないところです。 

 

私も、同じ長野市民として、また「まちおこしクラブ篠ノ井」のいちメンバーとして、活動の活性化のお手伝いをしてまいりたいと思うところです。

 

その際は、ぜひ「川村麒山」先生つながりの袋井市とも連携し、地域間交流も果たせたらイイなァ…と思いをいたしたところです。

 

何と言っても袋井市の「麒山展」ポスター「KIZAN」のサブタイトルは「袋井市から信州へ」なのですから。(この「サブタイトル」は後日掲載します)

 

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〈「長野市民会館建て替え問題」に重なる「西武有楽町店閉鎖」記事〉

2010-01-28 | インポート

1/27 Wed.  [ クラちゃんの起床時刻 4:55 AM ]

 

いっときの雪模様もひと段落、冬の晴れ間が広がり、長野市の南西の方角には遠くアルプスも眺望される好天となりました。

 

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犀川の河川敷をウォーキングする方々は、西を向けば真っ白な山並みを目指すが如くの、贅沢なロケーションを楽しみながらの健康づくり、信州の豊かな自然を手軽に満喫できるシュチュエーションとなっていました。 

 

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心なしか歩みも軽く、会話も弾んでいそうな風景なのでした。

 

 

 

◇〝あの〟西武有楽町店が閉鎖…商戦の厳しさと、先行き不透明感を実感します。

 

 

この日のニュースや記事で「西武有楽町店」が年内にも閉鎖するという情報が流れ、首都東京においても商戦の厳しさを垣間見ると同時に、今後ナガノはどうだろうか…と思いをいたしました。

 

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1984年(昭和59年)に開店した西武有楽町店は、銀座のファッション情報発信店として一世を風靡しました。

 

しかし、昨今は、カジュアルで廉価の「ファストファッションショップ」に押され、昨年の売り上げはピーク時の約6割にまで落ち込んでしまったそうです。

 

ニッポンの首都東京。人口2千万人以上を呑み込む大都会に構える大手百貨店でさえ、時代の趨勢(すうせい)には勝つことができず閉鎖を余儀なくされてしまう…デフレ社会での商戦の厳しさを実感させられました。

 

と、同時に、ここナガノにおいても景気状況は同じ、いや都会以上に厳しい状況の中、今後のサービス業の行方は予断を許さない状態です。

 

そんな中、長野市は「長野市民会館建て替え問題」における「基本構想案」では、市民会館を権堂B地区に新築する案を示しておりますが、その「前提」となるのが、現在あるイトーヨーカドーを長野大通りの東側へ移転させ、現在の店舗敷地に市民会館を建設する、というものです。

 

ただ、しかしこの案は、言うならば「獲らぬタヌキの皮算用」なのです。

私が非常に心配するのは、現時点では、まだヨーカドー、もっと言えば親会社のセブン・アイ・ホールイングスから移転・経営継続の言質(げんち)を得ておらず、最悪の場合は、移転のボールをセブン側に投げた時点で、現下の「経営資源集中傾向」の中「それじゃあこの際、長野店は閉めることにしま~す。」と〝どさくさ紛れ〟に撤退されてしまうのでは、ということも考えられないことではない、ということです。

 

その場合、ナガノの中心市街地から、また一つ大型店が消えることになり、中心市街地活性化どころか、行政が仕掛けて店舗の撤退を誘発した、ということにもなりかねません。

 

 

現在「白紙」と言いながら、水面下では着々と調整作業を進めているであろう長野市は、果たしてイトーヨーカードーの〝繋(つな)ぎ止め〟についても取り組んでいるのか、非常に懐疑的なところです。

 

今回の素案の〝第三の案〟には「権堂B地区への調整がうまくいかなかった場合には、現在の場所に建設」とされていますが、市民の期待と不安を煽(あお)ったあげく、店舗移転が頓挫(とんざ)し撤退された日にゃあ、計画変更を余儀なくされるばかりでなく、市民の買い物の拠点までも失うことにもなってしまいます。

くれぐれも「だろう運転」でなく「かもしれない運転」に徹してほしい、と思うところです。

 

 

いずれにしても、議論はこれから、です。

 

 

 

 


〈野趣あふれる「オトコの料理」〉

2010-01-27 | インポート

1/26 Tue.  [ クラちゃんの起床時刻 4:05 AM ]

 

◇ スッポン(すっぽん)鍋やら△△やら…自然の〝恵み〟を オイシクいただきました。

 

この日は、秘書時代からお世話になっている、松代の曲尾サン宅にお招きいただき、近所の皆さんとの小宴を楽しませていただきました。

 

私は、北沢俊美参議院議員の秘書時代、松代地区を担当しており、以来、曲尾サンには、ずっとイイお付き合いをさせていただいております。

 

曲尾サンは、北沢俊美後援会松代連合では中堅どころ、私も公私ともにお世話になりました。

その行動力から、私と二人三脚で「現場」を共に駆けたもので、選挙の折には、曲尾サンの軽トラに乗って、時間勝負のポスター掲示に走ったりと、苦楽を共にした〝良き戦友〟として、機会ある毎(ごと)に思い出話しに花が咲くものです。

 

また、曲尾サンは、地域でも良き仲間と懇親を深められており、この日の小宴も、ふだん気の置けない付き合いをされている方が寄り込み、互いに酒を酌み交わしておられたのでした。

 

私は、何度かこの小宴にお招きいただき、その都度、郷土食というか「珍味」というか、とにかく見た目は(?)でも、食べてみて「!」という、野趣あふれる〝オトコの料理〟を出していただき、おっかなびっくり、でも最終的に舌鼓を打たせていただいてます (^^)

 

全体的に「活き(生き)物」の「命をいただく」メニューのため、食前に皆で手を合わせ、まさに「(命を)いただきます。」と心から敬意を表し、いただいたところです。

 

以下、この日のメニューをご紹介します。

写真付きがモットーのクラちゃんブログですが、今回は〝見た目〟がややグロテスクなため ^^; 画像は割愛し、文字説明のみとさせていただきます。

 

・スッポン(すっぽん)鍋

 以前は傍らの蛭川や千曲川で獲れたそうですが、最近は曲尾サン多忙につき、養殖モノになっています。但し、活(い)きの良さは格別。だって曲尾サンが生きてるのをそのまま仕入れて、自宅で捌(さば)いてくださるのですから。

コラーゲンたっぷり、格別な風味の一品です。

 

・小鮒(こぶな)の甘露煮

 わざわざ諏訪湖から取り寄せた小鮒を甘醤油で煮付けた一品。カルシウムの宝庫です。

 

・蕗味噌(ふきみそ)

 早くも新物(しんもの)が、松代の山中で採れたとのこと。ほど良い苦みが冷酒に合います。

 

・雀(すずめ)のチュンチュン焼き

 「ど、どこで獲ったんですか?」と聞くと「ダイジョウブだ。猟区内で、ちゃんと免許を持った知り合いのハンターが獲ってくれたんだ。」とのこと。歯応えのある一品でした。

 

・蚕(かいこ)の蛹(さなぎ)の甘露煮

 体内で糖の吸収を抑える効果があるDNJを有するという桑の葉を主食とする蚕(かいこ)の蛹(さなぎ)を、甘露煮にした〝身体にイイ〟一品です。見た目はいかにも蛹(さなぎ)ですが ^^; 食してみると、何というか〝オ豆感覚〟で止まらない食味です、いやホントに(^^)

 

・松茸(まつたけ)入り冷酒

 曲尾サン自慢の冷酒。昨年収穫した松茸をスライスして一升瓶に仕込み、寝かせて贅沢に風味を出した冷酒。ホント止まりません(^^)

 

野趣あふれる郷土料理を囲み、小宴はおおいに盛り上がりました。

曲尾サンいわく「経費は収穫のガソリン代だけ」という料理の数々ですが、金額に換算できないオイシイ味わいの場を持たせていただき、明日の鋭気をいただいた感しきりでした。

 

 

 

 

☆ オ マ ケ … 「カナブンの食生活」

 

昨夏に撮った、カナブンのランチタイム風景画像がありましたので「食関連」でゴ紹介します。

 

どこかの庭先の真っ赤な花の花粉を召し上がりに、カナブンがやって来ました。

 

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花びらの縁(へり)に留(と)まって、花芯に入ろうとするのですが、自分の重みとそよ風で花びらが揺れて、思うように登ることができません。

 

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体重のある人のフリークライミングみたく、えっちらおっちら足を動かし、ようやくテーブルに着くことができました。

 

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「やれやれ、どっこいしょ。」と声が聞こえてきそうでした (^^)

 

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