倉野立人のブログです。

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〈〝都市内分権〟の通底に流れるもの 〉

2014-10-23 | インポート
長野市が推進する 「都市内分権」 について、市の計画などについて審議する 「都市内分権審議会」 に、議会推薦枠で参画しています。
「都市内分権」 は、地域課題などについて 住民が主体的に取り組み、もって 住民自らに 活力ある地域自治を推進していただくことを期して推移しています。
長野市においては「地域住民のみなさんと長野市が、自分でできることは自分で、自分たちでできないことは地域で、地域でできないことは行政で行う、という補完性の原理に基づいて 適切に役割分担を行ったうえで・・・「自分たちの地域は自分たちでつくる」 という意義をもって活動し、その活動を市が積極的に支援していく仕組み」 としています。
平成18年度に 「第一期計画」 が示されて以来、市と市民は ときに試行錯誤を重ねながら歩みを進め、市と住民自治行議会(住自協)との 「協働」 や、必須事務と選択事務などの業務の区分、また 住自協への補助金の 一括交付金化、さらに事務局員さんなどの人材確保や、支所との連携強化などを進め、いわゆる 「住民が主役となったまちづくり」 を進めているとしています。
そのうえで、来る 平成27年度からは 「住自協の活動が継続し、地域住民 ・ 行政連絡区 ・ 住自協 ・市 が それぞれ役割分担をしながら、協働してまちづくりを進めるための指針」 として 「第三期 長野市都市内分権推進計画」 を定めることとしており、現在 この審議会において 「(素案)」 の審議が緒に就いています。
計画の内容については、現在 「(素案)」 の段階であり、さまざまな視点で審査を重ねていることから触れることはできませんが、私がひとつ申し上げるとすれば、今回示されつつある 第三期推進計画が、私が理解する(理想とする) 「都市内分権」 のイメージからすると 「物足りない」 という印象が拭(ぬぐ)えないのです。
私とすれば 「都市内分権」 とは、時代の趨勢(すうせい)に伴い 地域自治を行政だけでは担い切れなくなった状況に鑑(かんが)み、地域の主体性を醸成して そこに市が適切な補助・支援を行うことで 地域性に合った 実効ある地域自治を実現し、そして そのことが 市行政のスリム化を促し、市の財政出動も軽減し ひいては 市 行財政運営への市民負担の軽減にもつなげようという計画であると認識しています。
そのうえで、それら 「良好な相関関係」 を醸成させるには、今まで以上の市と住民の協力体制の構築をめざすべきと思います。
ところが 「(素案)」 として示された第三期計画は、市と市民との 「役割分担」 に力(ちから)が割(さ)かれ、お互いの協力をめさすところ・・・ことばにすれば 「より良い長野市づくりのために、共々に励まし合いながら頑張っていきましょう!」 という 「エール」 が感じられるような件(くだり)に乏しく、もって 「物足りない」 と言わざるを得ないところです。
審査の中での答弁で、所管の都市内分権課においては 表現の仕方に苦労していることが伺えましたが〝熟成の第三期計画〟の策定にあたり、全体として 都市内分権の通底に流れる 「市と市民の協働」 の精神が後退することの無いよう、引き続き審査にあたっていきたい と思いをいたすところです。
☆オマケネタ・・・「都市内ブンブン」
過日 開催された 「川中島フェスティバル」 好天の下、多くの市民のみなさんが集(つど)いました。

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その舞台裏・・・フェスの役員さんから手招きされ、樹木の彼方を指さす方を見れば・・・。

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何と そこには大きな蜂の巣が。
♪  ブンブン ブン ♪ ハチが飛ぶ ♪ というと可愛らしいですが、訊けば、クマバチの巣だそうです。可愛らしいとは言い難い、大型のハチが営巣していました。

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秋は 蜂の繁殖期で、気が立ってもいるそうです。
この日は、できるだけ刺激しないようにしましょう、ということで 事(こと)無きを得ました。
翌日、支所に一報、専門業者に除去していただく旨 依頼したところです。
最近は 都市部にも 大型のハチが居つくようになっているそうです。
みなさんも、もし このような巣を発見したら 自分たちで退治しようと思わず、ただちに最寄りの行政窓口に通報して 以降は近寄らないようにしてクダサイ。


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